にぼしの食べ過ぎは体に悪い?一日何匹までなら食べてもいいの?

にぼしといえばダシを取ったり、アーモンドフィッシュのイメージがありますが私たち日本人にとってなくてはならない食材の一つですよね。にぼしの出汁が泣ければ和食の奥深い味わいが出なくなってしまうので、なんとなく物足りなさを感じてしまいます。

そんな私たちの身近にあるにぼしという食材ですが、実は食べ過ぎると体に様々な影響をきたしてしまうといわれているのをご存知ですか?今回の記事ではにぼしを食べ過ぎると体にどのような影響が出てしまうのか、食べ過ぎにならない量や食べ方について解説していきたいと思います。

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にぼしってそもそもどんな食材?

にぼしとは

にぼしは小魚を煮てから乾燥させて作る水産加工品のことを言い、主に出汁を取る材料として使われる他にそのまま乾煎りをして食べるなどの使い方が一般的です。カタクチイワシで作ったものが最も一般的ですが、マイワシ、うるめいわし、きびなご、アジ、 トビウオ(あご)などを原料にしたものもあります。 

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いりことは違うもの?

にぼしは「いりこ」とも呼ばれていますが、これは西日本と東日本での呼び方の違いです。西日本ではいりこと呼び、東日本ではにぼしと言います。ただ関東の一部の地域では小さいにぼしをいりこと呼ぶこともあります。基本的には全く同じものと捉えていただいて構いません。 

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にぼしはプリン体の量がかなり多い?

にぼしは非常に栄養価に優れた食材で、特に鉄分やカルシウム、亜鉛などのミネラル類を豊富に含みます。そんなにぼしですが、実は厄介な成分も多く含むことで知られています。それが「プリン体」です。

にぼしのプリン体はトップクラス

にぼしはプリン体量がとても多いと言われていますが、そもそもいりこのような乾物はプリン体が多くなる傾向にあります。

プリン体は尿酸値を上昇させる作用があり、尿酸値が高くなると「痛風」という病気を引き起こす可能性があります。痛風は足の親指の付け根の関節にできる痛風結節と呼ばれるものが主症状で、「風が吹いても痛い」といわれるほどの激痛が特徴です。

主に中年男性の発症率が高めですが、これはお酒を飲むと同時にプリン体の高い食品を食べる機会が多いからという理由が挙げられます。

にぼしに含まれるプリン体の量は「食材の中でもトップクラス」に多く、100g当たりのプリン体は「746mg」です。一般的にプリン体が高いといわれているレバーの2倍、牡蠣の3倍、明太子の5倍もの量が含まれているのです。

プリン体の適量

プリン体の適量は「1日あたり400mg以内」です。にぼしは一度にたくさん食べるものではないですが、注意していないとあっという間に一日の摂取量を超えてしまうので注意が必要です。

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にぼしは塩分量にも注意

にぼしは塩分の量も少し高めで、食べ過ぎてしまうと塩分過多になる可能性があります。塩分過多になると血圧が上がってしまったり、むくみの原因になります。

血圧が上がるということは血管に負担をかけるということなので、脳卒中や心筋梗塞、心不全、動脈瘤などの循環系の病気につながる可能性があります。

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にぼしは一日どれくらいまでなら大丈夫?

にぼしの1日の摂取推奨量は「15g」程度と言われています。この量は小さいイワシのにぼしだと20~30匹程度の量です。にぼしはそのまま食べても全く問題ありませんし、食べにくいようであればミキサーで粉末状にしてお味噌汁やご飯にふりかけて食べるのがオススメです。

にぼしの出汁に注意

にぼしは出汁取りに使いますが、にぼしを直接食べなくても出汁にするだけでプリン体を摂取することになります。

ただ直接にぼしを食べるときよりも量が多くはないので、そこまで気にし過ぎる必要はないといわれていますが、尿酸値が気になる人の場合は「スープまで全部のまない」といった工夫をすれば安心して食べることができます。

だしをとるなら干し椎茸がおすすめ

ダシを取りたいけれど尿酸値が気になる・・・という人の場合は「干し椎茸」で出汁を取るのがおすすめです。出汁に使われる食材の中でも干し椎茸はプリン体の量がそこまで多くないので、安心して食べる事ができます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • にぼしはプリン体量が食材の中でもトップクラスに多い
  • プリン体を摂取し過ぎると痛風になるリスクが高まる
  • にぼしはプリン体だけでなく塩分量も注意
  • にぼし出汁の場合はスープまで全部飲むのは控えた方が良いかも

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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