寝る前にキャベツを食べると体に悪い?寝る前にオススメしない食材とは?

皆さんは寝る前に小腹がすいてしまって眠れなくなってしまった経験はありませんか?あまりに早い時間帯に夕食を食べてしまうと、どうしても寝る前に少しお腹がすいてしまいますよね。

そんな時間に「野菜なら食べてもヘルシーだしOKかも!」と思ってしまいますが、実は野菜の中にも寝る前に食べるのに向かないものがあるのです。今回の記事では野菜の中でも「キャベツ」にフォーカスして、寝る前に食べない方が良い理由を紹介していきますね。

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キャベツについて

どんな野菜?

キャベツはアブラナ科アブラナ属の植物で、「ケール」から誕生した野菜です。その歴史は長く、地中海や大西洋の沿岸で紀元前600年頃にケルト人によって栽培された野生種のケールがキャベツのルーツで、当時のキャベツは球型ではありませんでした。約1,000年前に現在のような葉が巻いているキャベツとなり、ヨーロッパ各地に伝わりました。

日本では江戸時代の末期から栽培が始まり、明治時代には本格的なキャベツ、大正時代には広く食べられるようになったのです。「キャベツ」という名前の由来は英名の「cabbage(意味:頭上の野菜)」から来ており、英名はフランス語の「caboche(意味:頭でっかち)」、フランス語はラテン語の「caput(意味:頭)」から来ています。いずれも「」が関係しているんです。面白いですよね。

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キャベツの栄養成分

キャベツ1枚(95g)の栄養成分を以下の表にてまとめました。

塩分 0g
たんぱく質 1.0g
脂質 0.2g
炭水化物 4.2g
食物繊維 1.4g
カリウム 160
カルシウム 34
マグネシウム 11
0.2
ビタミンA 3
ビタミンE 0.1
ビタミンK 62
ビタミンB2 0.02
葉酸 62
ビタミンC 33

キャベツは食物繊維がとても豊富な食品です。そのほかにもカリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルもバランスよく含まれているとても栄養価に優れた野菜ですね!

ミネラルとは?
ミネラルとは、生体を構成する主要4元素である酸素・炭素・水素・窒素以外の総称で「無機質」とも呼ばれます。私たちの体を構成する元素は、およそ95%を主要4元素が占めており、ミネラルは残りの5%ほどです。しかしこのわずかなミネラルは、骨や筋肉の元となったり、体の調子を整えたりといった重要な役割を果たしています。

 

ミネラルは体内で作ることができないため食事などから摂取する必要があるとされており、糖質・脂質・たんぱく質・ビタミンと並んで五大栄養素の一つにも数えられています。ミネラルは不足すると欠乏症などの問題が生じますが、一方で過剰に摂取することによっても問題が起こると言われています。

 

「必須ミネラル」:ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素※引用:トリムミズラボ

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キャベツは寝る前に食べてはいけない食材!?

ではここからキャベツがどうして夜に食べるのに向かない食材なのかについて紹介していきますね。

アブラナ科の野菜は食物繊維が多く消化に時間がかかる

キャベツはアブラナ科の野菜です。他にアブラナ科の野菜といえば「ブロッコリー」「カリフラワー」「小松菜」「白菜」などですね。

実はアブラナ科の野菜は不溶性食物繊維という食物繊維が豊富に含まれており、「消化にかなり時間がかかる食品」なのです。これが寝る前に食べるのに向かない理由です。

食物繊維は体に良いのだけれど・・・

もちろん食物繊維は便秘を改善してくれたり、腸内環境を整えてくれたりなど体に良い効果をたくさん持ちます。むしろ普段なら積極的に摂りたい成分でもあります。

しかし寝る前というのは、私たち人間の体は「消化能力が落ちる時間帯」です。日中の疲れを癒すために全身の機能は緩やかになっています。そんなときに消化に時間のかかる食材を胃に入れてしまうと、寝ている間に胃や腸が働かなくてはいけなくなり消化器官が休めなくなってしまいます。

朝起きてなんとなく胃もたれがしたり、全身がだるく重苦しいのは、もしかしたら寝る前に消化の悪いものを食べてしまっているからかもしれません。

キャベツを食べるなら寝る3時間前にしよう!

先ほどの説明で、キャベツを含めたアブラナ科の野菜は消化に時間のかかる特性を持つということを説明しました。実際にキャベツは胃から腸に流れるまでに2時間以上かかるということが分かっています。なのでキャベツを含めたアブラナ科の野菜は寝る3時間前くらいまでに食べ終えることをお勧めします。

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寝る前に食べる食材は特に注意しよう

 

いかがでしたでしょうか?一見ヘルシーなように見えても、消化に時間がかかり過ぎるものは寝る前に食べると体に負担がかかってしまうことがあるので注意しなければなりません。

以下に食材の消化時間を簡単にまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 <食材の消化時間

  • 果物・野菜ジュース:20分
  • 卵:45分 
  • かぼちゃ・さつまいも:1時間
  • 魚:1時間 
  • 穀類や豆類:1~2時間
  • ナッツ類:2~3時間
  • 鶏肉:2時間
  • 牛肉:4時間
  • 豚肉:5時間
  • 貝類:8時間

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まとめ

この記事をまとめると

  • キャベツはアブラナ科の野菜でたくさんの食物繊維を持つ
  • アブラナ科の野菜は比較的消化時間が長い傾向にあるため、寝る前に食べるのはお勧めしない
  • アブラナ科の野菜以外にもナッツや肉類、特に貝類は消化までの時間が非常に長いため夜食に向かない

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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