私たち日本人はほとんどの場合、主食としてお米を食べますよね。皆さんはお米でも白米、玄米のどちらを食べますか?つやつやで柔らかく甘みが強い白米が好きな方、プチプチとした食感とぬかの香りを持つ玄米の方が好きな方どちらもいると思いますが、実は栄養面で見ると玄米に軍配が上がります。
今回の記事では玄米を食べるメリットや寝るまえに玄米を食べることのメリットについて紹介していきます。
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目次
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玄米とは?
白米との違い
玄米とは収穫した稲からもみ殻を外しただけの状態のお米です。その状態から果皮、胚芽、ぬかを削り取ったものが白米です。果皮や胚芽、ぬかを削り取ることを精米といいます。玄米は精米していないお米のことです。
玄米は精米していないので、果皮や胚芽、ぬかに含まれるビタミンやミネラル、食物繊維をそのまま摂取することができるのがメリットです。具体的には玄米は食物繊維が白米の6倍、ビタミンEは12倍、ミネラルのなかでもマグネシウムが5倍含まれており、非常に栄養価が高いです。
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玄米の種類
玄米には通常のタイプだけでなくいくつかの種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるので選ぶときの参考にしてみてください。
〇発芽玄米
玄米を0.5~1mm程度発芽させたものを発芽玄米といいます。発芽させると栄養価が上がり、一番栄養が高い段階で食べることができるのがメリットです。その分、発芽玄米は通常の玄米よりも2倍ほど値段が高いです。適切な手順を踏むことで、自分自身で発芽玄米を作ることもできます。
〇酵素玄米
酵素玄米は玄米に小豆と塩を入れて炊いた後に3日程度寝かせたものをいいます。酵素によって栄養価が高くなるのがメリットです。適切に保管しないと雑菌が繁殖してしまい、体に悪影響を与えてしまう危険性もあるので扱いが難しい食品です。
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玄米のメリットとは?
ここまでは白米と玄米の違いや玄米の種類について紹介してきました。では具体的に玄米にはどんな効果があるのかについて紹介していきます。
低GI値なので太りにくい食品
玄米は低GI食品です。今糖質制限ブームですのでどこかでGI値というワードを聞いたことがあるのではないでしょうか。GI値というのは血糖値が上昇する速さのことを言います。GI値が高ければ高いほど血糖値の上昇速度が速く、低いほど血糖値が上がりづらくなっています。
私たちの体は血糖値が急激に上がるほど、血糖値を下げるためのインスリンというホルモンがたくさん分泌されます。インスリンというホルモンは血糖値を下げるだけでなく、体の中に脂肪を蓄えてしまう働きがあります。
血糖値を急激に上げるGI値が高い食品を食べてしまうと、体の中にインスリンがたくさん分泌されてしまうので脂肪を蓄える作用が多くなり肥満の原因になってしまうのです。玄米は低GI食品ですので太りにくい食品と言えます。
食物繊維が豊富
玄米は精米していないので食物繊維が白米よりもかなり多く含まれているという説明を行いました。玄米に含まれる食物繊維は美容と健康にとても役立ってくれます。
食物繊維は体の中に入ると腸内細菌の中でも善玉菌の餌になってくれます。善玉菌が増えると腸内環境のバランスが良くなり、便秘が改善したり、肌ツヤが良くなったり、様々な病気の抵抗力が強くなると言われています。その他にも腸内環境を整えることによって、ストレスに強くなるといった研究報告もあるのです。
腸内環境を整えるということは、便秘を改善するだけでなく心身ともにメリットを受けられるのです。
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コレステロール値を正常に
玄米にはγオリザノールと言う成分が含まれています。γオリザノールは体の中に入るとコレステロールを吸収し、食欲を抑えてくれる働きがあるとして最近注目を集めています。
コレステロール値が高い=血液がドロドロor血管がボロボロということですので、玄米を食べるだけで血液がサラサラになり血管の修復を行ってくれるということです。
白米よりも満腹感がある
玄米は精米していないので白米よりも食感が少し固めです。この硬さが苦手な人もいますが、玄米のプチプチとした食感は噛み応えがあり、しっかり噛むことで満腹中枢を刺激してくれるので自然と食事の量を減らすことができます。加えてしっかり噛むということはストレス軽減やアンチエイジング効果も期待できます。
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玄米を寝る前に食べると睡眠の質が上がる!?
玄米には様々なメリットがあるということがわかりましたね。その他にも玄米は「寝る前に食べると睡眠の質が上がる」と言われているのです。
寝る前に低GIの炭水化物を摂取するとGOOD
寝る前と言うと、太りやすくなってしまうイメージがありますよね。確かに寝る直前の食事は肥満の原因になってしまいます。私たちの体は夜になると脂肪を蓄えやすくなる特徴を持つからです。しかし寝る前に適量の炭水化物を摂取しておくことで睡眠の質が上がるということがいわれています。
寝る前に玄米のような質の良い炭水化物を適量食べると、寝ている間の成長ホルモンの分泌が促進されるということが分かっているのです。成長ホルモンは筋肉や肌の成長をつかさどるだけでなく、脂肪を燃焼させる効果があります。
つまり寝る前に適量の炭水化物を食べる事でむしろダイエット効果が期待できるということです。
食べる量とタイミングに注意
では寝る前の玄米はどのように食べれば良いかについて紹介していきます。
玄米を寝る前に食べるなら床に就く2時間前までに食べ終えるのが理想です。食品を食べてすぐは胃腸が活発に動いてる状態ですのでそのまま寝てしまうと睡眠の質が下がってしまいます。ですので玄米を食べたら少しリラックスタイムを設けるようにしましょう。
そして寝る前に食べる量ですが、おにぎり一個ぶん(約200kcal)程度であれば睡眠に悪影響を与えない量だと言われていますので参考にしてみてください。
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まとめ
この記事をまとめると
- 玄米は精米していないお米のことを言う
- 玄米には白米にはない栄養素が豊富に含まれている
- 玄米は低GI食品なので、太りにくい炭水化物と言える
- 寝る前に玄米を食べるなら、食べるタイミングと食べる量に注意が必要
- 適切な量とタイミングで寝る前に食べれば睡眠の質が上がる!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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