みなさんはご家庭で練りごまを使ってお料理されますか?濃厚で深みのある味わいが魅力の調味料ですが、カロリーや栄養効果についてはご存知でしょうか。食べ過ぎてしまった場合の体への影響についても調べてみました。そこで今回は…
- 練りごまに含まれる栄養成分
- 練りごまを毎日食べる効果
- 練りごまは食べると太る?
- 練りごまを食べ過ぎるとどうなる?
こちらのテーマについてご紹介をしていきます。
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目次
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練りごまに含まれる栄養成分
まずは練りごまに含まれる栄養成分についてみていきましょう。
主に含まれる栄養成分は下記の通りです。
- 脂質
- タンパク質
- 炭水化物
- 食物繊維
- ミネラル
- ビタミン
- ゴマリグナン
練りごまは脂質が約50%、タンパク質が約20%を占め、炭水化物、ミネラル分と栄養価の高い食品です。
練りごまを毎日食べる効果
続いて、練りごまを習慣的に食べた場合の効果について詳しくお伝えしていきます。
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皮膚を健康に保つ
練りごまに含まれる『ゴマリグナン』という成分はセサミン、セサモリン、セサミノール、セサモールなどが含まれます。
ゴマリグナンは強い抗酸化力をもつため、 皮膚のシミ・しわ・乾燥などの予防や改善 に役立ちます。
肌の健康を保つ『ビタミンA』や、肌細胞の酸化を防ぐ『ビタミンE』は、油脂を多く含む食品と一緒に摂ることで吸収がよくなります。
そのため、ビタミン類を含む野菜などと一緒に食べることで効率よく栄養を摂取することが可能です。
またセサモリンには、カラダの中で抗酸化作用を発揮する働きがあります。
コレステロール値を整える・便秘予防
練りごまに含まれる脂質は『リノール酸』と『オレイン酸』です。その働きを下記に記載いたしました。
- リノール酸:血液中のコレステロール値を下げ、動脈硬化を予防・改善効果が期待できる
- オレイン酸:胃の調子を整え、腸を刺激するため、便秘予防にも役立つ
また『ゴマリグナン』に含まれるセサミンはみなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか?
最近注目の高まっている成分で、こちらも動脈硬化の原因となる コレステロールの値を下げる効果 や、肝臓の働きを助け、悪酔いや二日酔いを防ぐ効果が期待されています。
がんや生活習慣病の予防
先ほどご紹介した、練りごまに含まれる脂質『オレイン酸』は がん予防や生活習慣病の予防 にも役立つとされています。
練りごまには骨の健康維持に役立つ『カルシウム』も豊富に含まれ、ビタミンC・ビタミンDを多く含む食品と組み合わせることで、カルシウムの吸収も良くなります。
カルシウムのほか、鉄分・亜鉛なども豊富に含まれており、中高年の方がかかることの多い 骨粗しょう症の予防 にも役立つと言われています。
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練りごまは食べると太る?
練りごまは食べると体重増加に繋がるのでしょうか?カロリー・糖質量について調べてみました。
カロリー・糖質量
カロリー | 糖質 | |
大さじ1杯(15g)あたり | 96kcal | 0.66g |
100gあたり | 640kcal | 7.6gほど |
練りごまは糖質が高いと思われている方もいるのではないでしょうか?
実は糖質は低め。しかし、練りごまは『ごま』と『ごま油』が合わさったものですので脂質が高く、100gあたり51.9gあります。
因みにごま油のカロリーは10gあたり921kcal、ごまは100gあたり578kcalある食品です。そのため 練りごまのカロリーが高い ということが頷けますね。
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ダイエット中でも食べられる?
ご紹介したように糖質は低いですので、糖質制限中の場合は問題ではありません。しかし、練りごまの脂質は100gあたり51.9gと非常に高い食品。
使用量が10gで脂質は5.2gほどであり、40g使用した場合には1食分の脂質目安量に達してしまいます。そのため、 カロリーも必然と高くなる のです。
下記にカロリーが高い食材との比較を記載しました。
- 砂糖:100gあたり384kcal
- 練りごま:100gあたり640kcal
このように、非常に高カロリーなことがわかりますね。練りごまは調味料として料理に使うことや、サラダやパンに塗るなどが使用のメインとなるかと思います。
10gほどの使用量でも58kcalとなりますので、ダイエット中は使用量に注意する必要があります。
練りごまを食べ過ぎるとどうなる?
それでは練りごまを摂りすぎるとどのような体への影響があるのかお伝えしていきます。
便秘
練りごまには水に溶けにくいタイプの『不溶性食物繊維』が多く含まれています。
不溶性食物繊維は、精神的なストレスなどが原因で起こる便秘(痙攣性便秘)の方が食べすぎると、腸を刺激して便秘を悪化させると言われています。
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下痢・腹痛
練りごまは油分が多く、食物繊維も含まれるため、摂取のし過ぎで下痢や腹痛が起こる可能性もあります。
ニキビ・肌荒れ
練りごは非常に脂質が多い食材です。食べ過ぎると皮脂分泌が増えてしまうため、ニキビが増えたり肌荒れしてしまう可能性もありますので、注意しましょう。
まとめ
今回は練りごまの栄養効果や、カロリー、食べ過ぎによる体への影響についてご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか?
カロリー・糖質量
- 大さじ1杯(15g)あたりのカロリーは96kcal、糖質は0.66g
- 100gあたりのカロリーは640kcal、糖質は7.6gほど
- 練りごまは糖質は低いが脂質が高く、カロリーも高くなっているため、ダイエット中は使用量に注意することが大切
- 食べ過ぎると便秘の悪化、油分が多いことから下痢や腹痛、ニキビや肌荒れに繋がる可能性がある
毎日食べる効果
- 練りごまに含まれる『ゴマリグナン』は強い抗酸化力をもち、皮膚のシミ・しわ・乾燥などの予防や改善に役立つ
- ビタミン類を含むものと一緒に食べることで効率よく栄養を摂取することができる
- 『リノール酸』には血液中のコレステロール値を下げ、動脈硬化を予防・改善効果が期待できる
- 『オレイン酸』は胃の調子を整え、便秘予防、がん予防や生活習慣病の予防にも役立つ
- 『ゴマリグナン』に含まれるセサミンはコレステロールの値を下げ、動脈硬化の予防や、肝臓の働きを助ける効果が期待できる
ごまは細かければ細かいほど吸収がよくなるため、練りごまは最も消化・吸収に優れています。
食べ過ぎは様々な悪影響が起こる可能性がありますので、1日に大さじ2杯ほど、多くても4杯までに留めると良いでしょう。
食べ過ぎさえしなければ体には嬉しい効果がいっぱいですので、上手に食事に取り入れられると良いですね。
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