ネギトロは太るって本当?体に悪いの?ダイエット中の食べ方ポイント

大人も子どもも好きな寿司ネタの一つであるネギトロですが、「ネギはないの?」と思った事はありませんか?今回は、ネギトロがどんな料理でどのように作られているのか、食べると太ってしまうのか、カロリーや糖質、食べ方について徹底解析します。ネギトロをよく知り、ダイエット中でも楽しむことができる食べ方のポイントもご紹介していきます。

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ネギトロってどんな料理?


そもそもネギトロとは、どんな料理なのでしょうか?マグロだと言うことはご存じの方も多いと思いますが、“ネギ”はどこから来たのでしょう。

《ネギとトロを使うわけではない》

まず最初に知っておくことは、ネギとトロを使うわけではないと言うことです。材料はマグロの「中落ち」と呼ばれる中骨の周りについている部分と、皮の裏などの脂身をこそげ落としたもの(すき身)を使用します。

《語源》

ネギトロが、マグロの中骨の周りに付いている部分だと言うことは先ほど説明をしましたが、その骨から身をスプーンでこそぎ取る事を「ねぎ取る」と呼ぶことが、語源になっています。葱を使う訳ではなかったのですね。

《作り方》

本来の作り方は、マグロの中落ちや、筋の多い部位、皮の裏などの脂身から作られますが、少量しか取れないことから、寿司店ではマグロの「トロ」に当たる部分を包丁でたたいて、ねぎを乗せたものを「ネギトロ」として提供しています。本来のネギトロの材料となるマグロの中落ち部分は、あまり量を取る事ができない希少部位に当たり、高級食材なのです。

MEMO
回転寿司やスーパーで見かける安価なネギトロはと言うと、マグロの中でも比較的安価なキハダマグロやメバチマグロを原料とし、切り身を作る際に出た端材や赤身に魚油やショートニング(植物性油脂)、調味料、着色料などを加え、ペースト状にして作られています。また、口当たりをなめらかにするために、サラダ油を加えている場合もあります。

ショートニング(植物油脂)は取り過ぎると心臓病のリスクを上げるトランス脂肪酸が含まれているので、摂取量には注意が必要な食品です。スーパーで購入する際は原材料表記をしっかりチェックすることをおすすめします。

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ネギトロは太る?

ネギトロがどのように作られているかがわかったところで、油を入れているから太ってしまうのでは!?と心配になった方の為に、カロリーと糖質についても見ていきましょう。

カロリー

まずは気になるカロリーについてです。

ネギトロ100g当たりのカロリーを調べると、121kcal~291kcalと幅がありました。これは、使っている部位や添加されている油の量によりカロリーに大幅な差ができたものと思われます。

原材料であるマグロだけで調べると

  • キハダマグロ 102kcal
  • メバチマグロ(赤身) 115kcal
  • メバチマグロ(脂身) 158kcal

となり、マグロだけで作られているのか、その他に油や調味料が加えられているのかが、ポイントになっているようです。

 

ちなみに、低カロリーのイメージのある鶏胸肉と比較すると

  • 鶏胸肉(皮あり) 133kcal
  • 鶏胸肉(皮なし) 105kcal

となり、大きな差はないと言えそうです。

糖質

次に糖質の量です。

ネギトロ100g当たりの糖質を調べると0.4g~0.91gと、こちらも幅がありましたが、100g食べても1g未満の糖質しかないので、気にする必要はなさそうです。

炭水化物と合わせる食べ方が主流

ネギトロが、低カロリー且つ低糖質である事がわかりましたが、気をつけたいのはその食べ方です。ネギトロと言えば、軍艦巻き、細巻き、ネギトロ丼、など、ご飯と合わせて食べるのが主流です。

ごはん100g当たりのカロリーは168kcalですが、酢飯であれば砂糖が入るので、糖質とカロリーが更に高くなりますし、丼はご飯の量が多くなりがちなので、こちらも糖質とカロリーが高くなります。

  • お寿司1皿(2貫)・・・36g
  • お寿司4皿(8貫)・・・144g
  • お茶碗1杯分のご飯の量・・・150g
ちなみに、お寿司1貫のシャリの重さは18g前後なので、1皿(2貫)食べれば36g、4皿食べれば144gとなり、お茶碗1杯分のご飯の量(150g)に相当します。丼のごはんの量は普通盛が250g、小盛でも180gと、お茶碗1杯をはるかに超える量になります。

炭水化物の摂取量が増えると太る

ネギトロ単体を見れば低カロリー且つ低糖質であり、太りにくい食材と言えますが、一緒に食べるご飯は高糖質であり、その量が増えれば増えるほど太りやすい食材なので、注意が必要です。

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おすすめのネギトロの食べ方

レシピ

ここまでの話で、ネギトロは低カロリーで太りにくい、一緒に食べる炭水化物の量に気をつける必要がある事がわかりました。では、具体的にどんなことに気をつけて食べれば良いのか、見ていきましょう。

醤油はつけすぎない

醤油はつけすぎると味が濃くなり、ご飯が更に欲しくなります。また、塩分が高いのでむくみにつながりやすく、体に余分な水分がたまってしまい体重増加につながります。むくみを放っておくとセルライトへと変化するという恐ろしいことになりかねません。むくみを作らない為にも、醤油の付けすぎには気をつけましょう。

ご飯を少なめに

お寿司で食べるにしても、ネギトロ丼で食べるにしても、太らない為にはご飯を食べ過ぎないことが大切です。お寿司なら4皿まで、丼なら一度お茶碗で量を量る、重さを量るなどして、ご飯の量に気をつけましょう。ご飯の量が減る分は、おかずや汁物を用意することで栄養バランスも良くなりますし、満足感もアップするのでおすすめです。

アボカドと和えて食べる

ネギトロを食べる時におすすめなのが、アボカドと和えることです。アボカドは果物に分類されますが、糖質はほとんど含まず、代わりに良質な油が多い食品で「森のバター」と言われる程です。

トロッとした食感はネギトロとの相性も良く、油分も多いので腹持ちも良くなります。また、余分な塩分を排泄してくれるカリウムが豊富なので、酢飯や醤油に含まれる塩分を排泄してくれることが期待できます。

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まとめ

今回は、知っているようで知らないネギトロの作り方、カロリー、食べる時に気をつけること、おすすめの食べ方について紹介しました。お店で食べるならちょっと良いお寿司屋さんで本物のネギトロを注文する、スーパーで購入するなら原材料表示を確認する、食べる時はご飯と醤油を少なくしアボカドと一緒に食べるなど、ちょっとしたことに気をつけるだけで、ダイエット中でも美味しく食べる事ができますよ。