ハリボーは添加物が沢山?体に悪い?中毒性があるって本当?

昨年、日本で初めてのTVCMを放映したことでも話題になったキャンディグミ「ハリボー」。名前でピンとこなくても実物を見れば、知ってる!食べたことある!という人も多いようです。

そのかみごたえのある食感とやみつきになるフルーツ味、かわいい見た目と鮮やかすぎる色味から、安全性や中毒性を心配されていますが、本当のところはどうなんでしょうか。そこで今回は

  • ハリボーとは?
  • ハリボーの原材料は?
  • 中毒性はあるの?
これらのテーマについて紹介いたします。

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ハリボーとは


日本では、三菱食品会社から販売されているキャンディグミです。スーパーでやコンビニでも気軽に買うことができ、他では味わえない食感とかわいらしい見た目で小さな子どもから大人まで幅広い層から人気を得ています。

ドイツの製菓会社

ハリボー(HARIBO)は実は会社名。原産国はハンガリーで、ヨーロッパでは知らない人がいないほどの世界最大のキャンディー製造メーカーです。パッケージにも1922年生まれと書かれているように、その歴史は100年を超えています。

「ハリボーは子どもも大人も幸せにする」をスローガンに、今やドイツ、フランス、イギリス、デンマーク、オーストラリア、スペイン、トルコ、ハンガリー、など10カ国に工場を持ち、グミキャンディメーカー世界最大とも言われています。

どんなグミがあるの?

よく知られているのは、金色のパッケージが印象的な「ハリボーゴールドベア」です。パイナップル、レモン、ラズベリー、りんご、オレンジ、いちごの6種類のフレイバーが入ったスタンダードタイプです。もう1つの人気商品にはさわやかなコーラ味の「ハッピーコーラ」があります。

これ以外にも、フレイバーの数はとても充実しており、例えば3種のぶどう味が入ったグレープ味やグレープフルーツ・ピーチ・チェリー、フライドポテトの形なのにレモンの味が楽しめるというユニークなものなど、全部で13種類に渡ります。またシーズン品や限定品など豊富なアイテムを展開しています。

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ハリボーの原材料は?

ハリボーの原材料や食品添加物の量の観点から、本当に体に悪いのか?を見ていきます。

ハリボーの原材料は?

ここでは1番人気商品のハリボーゴールドベアを例にします。

食品表記は以下のように書かれており、国内生産の一般的なグミと特に異なる部分はありません。

  • 水あめ
  • 砂糖
  • ゼラチン
  • ぶどう糖
  • 濃縮還元果汁(りんご、ストロベリー、ラズベリー、オレンジ、レモン、パイナップル)

添加物が入ってる? 

続いて食品添加物を見ていきます。ハリボーゴードベアには、以下の食品添加物が入っています。

  • 酸味料
  • 着色料(果汁、フラボノイド、スピルナ青、アセトシアニン)
  • 香料
  • 光沢材、(一部にオレンジ・キウイ・りんご・ゼラチンを含む)

「こんなに添加物が入っているということは、やっぱり体に悪いんじゃないか」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。

「食品添加物」=「体に悪いもの」というイメージがありますが、そもそも、食品添加物添加物とは、食品の製造過程や加工、保存の目的で使用するもの」と定義されています。日本では、安全性とその有効性が科学的に評価され認められたものが、食品添加物として使用できるよう決められており、加工や保存、味をつけたりする時に使用する調味料、保存料、着色料などをまとめて食品添加物と呼んでいます。

つまり、食品添加物とは、美味しく安全に食を楽しむために、なくてはならない存在だということです。もちろん、日本で販売されているハリボーも同じ規定に基づいているので、食品添加物が入っているからと言って心配することはありません。

着色料は安全?

日本で認められている着色料は、天然着色料と合成着色料の2つであり、ハリボーの公式HPにも大きく「人工着色料は一切使用していない」と書かれています。

ハリボーゴールドベアの食品表示にあった着色料は以下の3つです。

ハリボーゴールドベアの3つの着色料

  • フラボノイド・・・天然に存在する化合物
  • スピルナ青・・・藍藻類のスピルナから抽出した天然色素
  • アセトシアニン・・・紫キャベツからとった色素リストを使っても

公式HPでも「カラフルな表情を与えているのは、果実や植物のエキス(ベニバナ、スピルリナ、ダイコンなど)を使った天然着色料です。」と書いているように、安心して食べられる天然着色料にこだわった製法であることが分かります。

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中毒性はあるの?

ついつい手を伸ばしては止まらなくなってしまうのは、ハリボーだけではなく、どのお菓子にも言えることですよね。着色料や添加物には問題はないハリボー、人気を得るその中毒性の正体は、「甘いもの」つまり糖質と脂質のそれぞれの働き方が関係しています。

甘いものは食べたくなる

「疲れたときには甘いもの」とよく言いますが、それは脳がエネルギーを欲しているという大切な指令です。脳のエネルギーになるのは、基本的には糖質のみと言われています。脳や身体は「糖質は必要なもの」と認識しており、甘いものを食べると快楽物質を出すようになっています。グミやチョコレート、ケーキなどの甘いものは、人が手っ取り早く効率の良いエネルギーを摂取できるものだったんですね。

甘いもの+脂質が中毒性を持つ

「中毒性」= 甘いもの食べ始めると止まらなくなってしまう原因には、糖質と脂質という組み合わせにあります。実は、人は糖質と脂質を組み合わせたものを食べるとき「βエンドルフィン」という脳内麻薬が出ています。

糖質×脂質→脳内麻薬(βエンドルフィン)

この脳内麻薬が出ると、どうしても食べるのを止められなくなってしまうことがあります。甘いものが食べられなくてイライラしたり、集中力がなくなったりする人がいるのは、この脳内麻薬が中毒性となっているからです。

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まとめ

「ハリボーは添加物が沢山?体に悪い?中毒性があるってほんと?」という疑問いついて紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

この記事をまとめると

  • ハリボーはドイツの世界的老舗大手メーカーで作られている
  • ハリボーに入っている添加物は体に害のない安全なもの
  • ハリボー自体には中毒性はない

ハリボーだけなく甘いものは私たちを幸せにしてくれますが、何でも食べ過ぎはNG。その中毒から抜け出せなくならないように、食べない期間を作ったり食べる量を決めるなどして、自分合った楽しみ方をしてくださいね♪