納豆卵かけご飯は危険?うますぎ?太る?ダイエットは?下痢は?最強の栄養?

日本人のソウルフードである「納豆ごはん」や「卵かけごはん」。それらを掛け合わせた「納豆卵かけご飯」を朝食の定番メニューにしている人も多いと思います。ですが、納豆と卵を一緒に食べることが危険、という話を耳にしたことがありますか?今回は、

  • 納豆卵かけご飯とは?
  • 納豆卵かけご飯のデメリットについて
  • 納豆卵かけご飯の効果的な食べ方
といった内容でご紹介します。

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納豆卵かけご飯とは?

絶品アレンジも紹介!納豆卵かけご飯の世界【偏愛トーーク vol.2】 - macaroni

作り方

  1. ボウルに卵黄を入れてよく混ぜる。醤油を少々入れてさらに混ぜる。
  2. 別のボウルに納豆、タレ(手作り推奨)を入れてよく混ぜる。
  3. 器にご飯を盛り、1をかけて全体になじむまで混ぜる。2の納豆をのせ、細ねぎをちらしてごま油をかける。

味の評価

コンビニで「たまごかけ風納豆巻」という商品が発売されているくらい、納豆卵かけご飯は人気があります。そんな納豆卵かけご飯には、プラス食材を加えたアレンジがあるとか。アレンジの一例としては

  • じゃこ
  • 海苔
  • ネギ
  • きゅうりの千切り
  • 梅干し

が挙げられます。アレンジすることで毎日食べても飽きないですね。

カロリー・栄養価

ご飯1膳と納豆、卵を醤油のみでいただくシンプルな卵かけご飯(238g)のカロリーは、427kalです。納豆卵かけご飯にトッピングを加える人もいますが、ご飯1膳と納豆、卵の組み合わせが基本になります。

●ご飯(160g):269kcal

●納豆1パック(45g):85kcal

●卵(60g):60kcal

●醤油(18g):13kcal

健康・美容効果

まず、卵や納豆は栄養価が高いのが特筆点です。納豆は発酵食品で、胃腸の調子を整える効果があります。そのため朝食べるのがいい食材なのです。また、納豆は大豆製品で、「畑の肉」とも言われるほどタンパク質が豊富です。そして卵もタンパク質が豊富に含まれていますね。筋トレしている人におすすめな朝食なのではないでしょうか。

また、納豆には、ビタミンB群の一種で血行の促進やコラーゲンの生成をサポートするビオチンも含みます。皮膚や爪、髪を健康に保つといわれ、美容に良いとして注目されています。

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納豆卵かけご飯のデメリットについて

「納豆と生卵の食べ合わせが悪い」と言われているのは、本当でしょうか?

納豆と卵は相性が悪い?

実は、生卵には、納豆に含まれている「ビオチン」の吸収率を下げる成分が含まれています。納豆に生卵を組み合わせるとビオチンの吸収率が下がるのは、卵白に含まれている「アビジン」という成分が原因です。アビジンは、ビオチンと結合して吸収を妨げる作用があります。

ビオチンは脂肪酸代謝の補酵素としてエネルギー代謝を助けるほか、皮膚や髪の健康維持に関わる栄養素です。不足すると皮膚や舌に炎症が起こるおそれがあります。

MEMO
栄養素を効率よく利用するうえで相性が悪いことから、「食べ合わせが悪い食材」と表現されることがあります

危険性はある?

納豆に含まれるビオチンはさまざまな食品に含まれているほか、腸内細菌によって体内で合成されるため、通常の食生活で不足することはないと考えられているため、納豆卵かけご飯に危険性はありません

また、身体に悪影響を及ぼすわけではないため、過剰に気にする必要はありません。

太る?

納豆卵かけご飯は一善あたり427kalで、普通のご飯一善が269kcalですのでややカロリーが高いですね。ですので食べ過ぎなければあまり気にすることもないと思います。逆に筋トレで太りたいという方にはお勧めかもしれません。

MEMO
ダイエット中に卵かけご飯を食べるなら、ご飯の量を少なめにしたり、白米から玄米に変えるなどしてみましょう

下痢になる?

納豆卵かけご飯を食べる上で注意する点は、生卵によるサルモネラ感染症です。生の卵を安全に食べるための大原則は「賞味期限を守ること」です。納豆卵かけご飯にできるのは、賞味期限内の卵だけです。

サルモネラ属の菌に感染すると、1~3日後に嘔吐をもよおし、その後数時間後に急性胃腸炎の症状が見られます。主な症状としては、下痢、腹痛、38℃以上の高熱、緑色の水様便が挙げられ、3~4日続きます。

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納豆卵かけご飯の効果的な食べ方

1日の適量は?

納豆卵かけご飯の1日の適量は定められているわけではありません。しかし、女性の推定エネルギー必要量(kcal/日)は2,050kcalとされており、1日3食とすると1食あたりの摂取目安は650~700kcal程度です。

そう考えると、納豆卵かけご飯は
一善あたり427kalあるため、毎日食べるなら1日1食とした方が良さそうです。

安全な納豆・卵を選ぶ

納豆はできれば国産大豆100%のものを購入しましょう。卵は鮮度が重視です。卵を購入する際は、きれいで、ひび割れのない、新鮮なものを購入し、賞味期限を必ず確認しましょう。

黄身だけいれてみる・半熟卵にする

「納豆と卵は相性が悪い」と言われるのは、納豆に含まれるビオチンの吸収が、生の卵白に含まれるアビジンによって阻害されるためです。しかし、ビオチンはほかの食材から摂れるうえに、腸内細菌によって合成されるため、過剰に心配する必要はありません

気になる場合は、卵黄だけを使ったり半熟卵にしたりして、納豆と合わせましょう。

MEMO
アビジンは熱を加えると変性します。ビオチンへの影響を抑えられます

まとめ

いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 納豆卵かけご飯は基本はシンプルだがアレンジレシピが多数ありSNSでも人気
  • 納豆卵かけご飯のデメリットは賞味期限切れの生卵による下痢や腹痛・食べ過ぎによって太ることも
  • 納豆卵かけご飯には卵黄のみ又は半熟卵をのせるのがおすすめ

人気を見込んでコンビニにも商品が出るほどの納豆卵かけご飯。手軽なうえに、洗い物も少ないのはうれしいですね。健康にも美容にも効果がありますので、今まで敬遠されていた人も試してみてはいかがでしょうか。

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