夏みかんの消費に困ったときはマーマレードがおすすめです!作り方は意外と簡単で、一度作り方を覚えてしまえば他の柑橘系の果物で応用できますよ♪
今回は以下の内容でご紹介します。
- 夏みかんとはどんな果物?
- 夏みかんマーマレードが苦い!
- 夏みかんマーマレードを甘くする方法
ぜひこの記事を参考にして、美味しいく夏みかんのマーマレードを作ってください。
スポンサードリンク
目次
|
|
夏みかんとはどんな果物?
夏みかんはその名の通り4~7月頃の初夏に出回るミカンです。夏みかんは他のみかんと同じように秋から冬にかけて色づきますが、その時期は酸味が強いためそのままでは食べられません。保管して酸味を抜くか、収穫を春から夏ごろまで待って完熟させることで生で食べることできるようになります。
収穫時期
収穫時期は4~7月頃。夏みかんは秋から冬にかけて実が色づきますが、その時点では酸味が強すぎるためそのまま食べることはできません。そのため春から夏まで完熟するのを待ってから収穫します。ちなみに酸味が強いことから、昔はポン酢の材料として使われていました。
効能
夏みかんに以下の効能があります。
- 抗ガン作用
- 老化防止
- 風邪予防
- 抗酸化作用
- 高血圧予防
- 美肌効果
- 便秘解消
夏みかんはビタミンC 、ペクチン、クエン酸、シネフィリン、食物繊維などが豊富に含まれており、健康や美容に嬉しい効果がたくさんあります。
スポンサードリンク
夏みかんマーマレードが苦い!
夏みかんで作ったマーマレードが苦い理由は、皮や皮の裏にある「わた」にあることがほとんどです。詳しく説明します。
原因はナリギニン
マーマレードが苦い原因は、夏みかんの成分であるナリギニンにあります。ナリギニンは果実より果皮に多く含まれており、皮の下処理を間違えると苦いマーマレードになってしまいます。
ミカン科の植物に含まれるポリフェノールの一種で、苦みの原因となる。
抗酸化作用、血流改善、抗アレルギーなどの効果がある。
薬の作用を阻害する恐れがあるため、ナリギニンが豊富な果物と一緒に薬の服用は避けるべきと言われてる。
皮の下処理は以下の方法で行ってください。
- 皮の下処理方法
- 皮をよく水で洗う
- 皮を千切りにする
- 千切りにした皮を水につける
- 水を絞ってざるにあげる(4と5を5~7回繰り返す)
- 皮を鍋で15~20分ほど茹でる
- 水につけ一晩放置する
少し手間はかかりますが、この下処理をするのとしないのでは苦味が大きく変わってきます。また水につけ、絞る工程で苦み成分が抜けていきます。都度味見をして苦いようであれば、水に浸して絞る回数を増やしましょう。一度に大量に作っておけば楽ですよ♪
スポンサードリンク
夏みかんマーマレードを甘くする方法
夏みかんでマーマレードを作ったけれど、苦かった場合は甘くするか、他の料理に活用しましょう。残念ながら、マーマレードの苦みをとる方法はありません。ですがせっかく作ったマーマレード捨てるのはもったいない。そんな時にマーマレードを使うことができる料理をご紹介します。またなるべく苦いマーマレードを作らないためのポイントや、圧力鍋での作り方もご紹介するので参考にしてください。
苦味をとることはできない
マーマレードを作ってしまったあとでは、砂糖やはちみつなどを加えて甘くすることはできません。理由は甘い食材を加えても、苦味成分そのものを取り除けるわけではないからです。そのためマーマレードが苦い場合は
- 市販の甘いマーマレードと混ぜる
- 料理に活用する
という方法で、活用しましょう。
市販のマーマレードと混ぜる場合は、一気に混ぜるのではなく食べる分だけ味を調節して混ぜます。料理はカレー、生姜焼き、照り焼きのタレの隠し味に使うことができます。またせっかく作ったマーマレードなのでぜひ活用してくださいね。
わたを入れない
先ほど苦み成分をとるために、皮の下処理をご紹介しましたが、苦みをできるだけ取り除きたい方はわたを取り除くようにしましょう。わたとは夏みかんの皮の裏にある白い繊維のようなもので、正しくは「アルベド」と言います。わたにも苦み成分が含まれているため、できるだけ甘いマーマレードを作りたい方は取り除くようにしましょう。ただし、わたにはビタミンPや食物繊維が豊富に含まれているので、少しは残しておきたいものですね。
圧力鍋でも時短に作れる
マーマレードは鍋で作ると夏みかんの皮まで柔らかくするのに時間がかかりますが、圧力鍋だと通常の2分の1ほどの時間で作ることができます♪圧力鍋がご家庭にある方はぜひ活用してください。
まとめ
以上、夏みかんで苦くないマーマレードを作るコツを解説しましたがいかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 夏みかんマーマレードが苦くなる理由は、皮やわたに含まれているナリギニン
- 皮の下処理をしっかり行えば、苦み成分を取り除くことができる
- マーマレードが苦くなってしまった場合は、苦み成分を取り除くことは難しい
- 苦くなってしまったマーマレードはカレー、照り焼きや生姜焼きのタレの隠し味として活用できる
マーマレードを作るとき、下処理をしっかりしたつもりでも苦くなってしまうことがあります。そうならないためにも下処理の途中で皮の味見をすることをおすすめします。ぜひこの記事を参考にして、夏みかんのマーマレードを美味しく召し上がってくださいね♪
スポンサードリンク