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夏バテ解消にも効果的な調味料と言えば「酢」。お酢は人類最古の調味料のひとつとして昔から親しまれてきました。そんな健康増進のイメージのある酢ですが、選び方や摂取の仕方では逆効果だということをご存じですか?そこで今回は、スーパー等でよく見かける2つの商品についてご紹介します。
- なんでもできるっ酢とは
- カンタン酢とは
- 調味酢は体に悪いって本当?
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目次
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なんでもできるっ酢とは
滋賀県を本社に置く(株)秦食品が製造・販売する「なんでもできるっ酢」。業務スーパーで購入することができます。1リットル289円(税込)というお財布にやさしいお値段で、たっぷり使えます。幅広い料理に使える便利な調味料です。
特徴は?
米酢を使用し、まろやかでやわらかい口当たりに仕上げた万能調理酢です。1147gの大容量も魅力的です。キッチンに置いておくだけで料理の幅がグンと広がります。原材料は、
おすすめの使い方
簡単に作り置き・常備菜が作れます。
・ピクルス:ニンジンやキュウリ、セロリ、ダイコンなどを一口サイズに切って酢にしばらく漬けておくだけでOK
・寿司飯:ご飯に酢をまぜるだけでOK
・マリネ:トマトとごま油をからめた玉ねぎに酢を馴染ませる。生ハムを混ぜたらよりおしゃれに!焼きナスや蒸したパプリカも可
・ラぺ:細切りした人参、クルミ、レーズンを合わせ酢とオリーブオイルをかけて2時間ほど冷蔵庫へ
・照り焼き:鶏肉の照り焼きや油淋鶏も作れます
・炒め物:豚コマと野菜の甘酢炒め。酢、砂糖、醤油を少々加えて味を調えたら完成
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カンタン酢とは
「カンタン酢」の製造・販売を手がけるのは、愛知県に本社を置く大手食品メーカーのMizkan(ミツカン)です。こちらもスーパーなどでよく見かける調味料です。価格は、1リットル653円(税込)。関連商品として、カンタン酢レモン、カンタン黒酢、カンタンリンゴ酢、かけるカンタン酢など品揃えも豊富にあります。
特徴は?
これ1本で、甘酢漬け、酢の物、お寿司、ピクルス、マリネ、肉料理など、いろいろなお酢メニューがカバーできる調味酢です。砂糖、食塩などを調合する必要がないので、子育てや仕事で忙しいママ・パパや料理の苦手な方にとっても、簡単においしく作ることができます。原材料は、
果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、醸造酢(りんごを含む)、砂糖、食塩、レモン果汁、昆布だし/酸味料、調味料(アミノ酸等)、香辛料
ミツカン公式ホームページより引用
おすすめの使い方
カンタン酢の最もポピュラーな使い方はピクルスです。生野菜をカンタン酢に漬け込むだけで美味しく作れます。また、上記で紹介したような和え物、マリネ、酢飯、照り焼きなどの他にもいろいろなメニューが作れます。例えば、
・いなり寿司
・ちらし寿司
・ピクルス
・マリネ
・酢の物
・照り焼き
・鶏肉の煮物
・酢豚
・チャプチェ
・プルコギ など
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調味酢は体に悪いって本当?
忙しい人や料理が苦手な方にとって、とても便利な調理酢ですが、「体に悪い」という噂を聞いたことはありませんか?実際のところどうなのでしょうか。
調味酢とは
お酢は、「醸造酢」と「合成酢」に分けられます。
「醸造酢」はでんぷん質を含む農作物に酢酸菌を混ぜ込んだり、天然の発酵菌を利用して酢酸発酵させたものを濾過(ろか)して作られます。製造過程は比較的長く、平均で半年から1年近くも発酵期間がかかります。
醸造酢は、栄養価は非常に高く、本来身体が持っている修復機能を助ける働きがあります。例えば、高脂血症の予防、疲労回復、血圧の改善など。
一方、「合成酢」は、酢酸を水で薄めて人工甘味料や酸味料、化学調味料などの食品添加物を加えた酢です。調理酢は合成酢に分類されます。発酵や熟成を経ていないため、安価ですが、醸造酢のような健康効果は望めません。原材料表示に、「米」や「りんご」などの原材料以外の食品、添加物が書いてある場合は、ほぼ調味酢となります。
糖尿病のリスクが
調理酢の主要成分である「果糖ブドウ糖液糖」による糖尿病のリスクが指摘されています。この果糖ブドウ糖液糖はブドウ糖の10倍もの糖化リスクがあるのが特徴です。
そのため、果糖ブドウ糖を摂取すると血糖値が急激に上昇して糖化が進み、糖尿病の原因になるというわけです。
他にも、糖化によって肌はシミしわが増え、動脈硬化やアルツハイマーなどの病気を引き起こす恐れがあるとも言われています。
健康にいい酢は?
健康のためにおすすめは「醸造酢」です。「酢酸菌」という微生物の働きを利用して、米や麦、果物などを発酵させて造られています。
毎日スプーン1杯のお酢を飲むと、血糖値の低下などが期待できるそうです。
また、黒酢には、血圧、血糖値、コレステロール値や中性脂肪を下げる効果があり、心臓疾患の原因となる動脈硬化の予防、肥満予防につながります。ほかの穀物酢にも同様の効果がありますが、特に、黒酢は少量で健康効果が期待されています。
酢を選ぶ際のポイントは、
①添加物が入っていないこと
②熟成期間が1年以上であること
③原材料と米の使用量が必ず明記されているもの
を選ぶといいでしょう。
なお、一般的な酢の酢酸濃度は4.5%ほどです。体に良いからといって、原液のままで摂取するのはNG!体にとって適度な刺激といわれる濃度は0.8%ですので、摂取量は毎日大さじ2杯程度がGOOD!
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まとめ
今回は、「なんでもできるっ酢」と「カンタン酢」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 「なんでもできるっ酢」も「カンタン酢」も米酢を使用した万能調理酢
- ピクルス、マリネ、酢飯、照り焼きなど幅広く使えて便利
- 健康効果を期待するなら「調理酢」より「醸造酢」がおすすめ
仕事や育児に追われる中で、毎日、料理を作るのは大変なことです。調理酢は安価な上、幅広いメニューに使えてとても便利なのも事実です。一方で、糖尿病などの健康リスクも指摘されています。健康?お金?時間?・・・何を大切に生きていきたいかを考え、便利な商品は上手に使っていきましょう。
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