7倍がゆはいつから食べても良いの? 5倍がゆは?食べないときは?

皆さんはほとんどの人が食べた覚えがないと思いますが、私たちが小さい時に初めて食べる離乳食というものを必ず経てご飯を食べられるようになっています。初めて食べるご飯は非常に柔らかいお粥のようなものを食べます。

離乳食は食事が食べられるようになるだけでなく、食事の習慣をつけたり、正確に味を感じることができるようになるなど様々な意味があるのです。 

今回の記事では離乳食とはどのようなものなのか、離乳食の役割、7倍粥はいつから食べても良いのかについて解説していきたいと思います。

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離乳食の役割とは?そもそも離乳食って何?

まずは離乳食とは何かについておさらいしていきましょう。離乳とはかたちある食べ物を噛み潰すように出来るようになって、エネルギーや栄養素の大部分を母乳や育児用のミルク以外の食物から摂取できるようになる状態をいいます。その他にも離乳食の役割は以下のものがあります。

<離乳食の役割>

  • 栄養の補給:母乳やミルクだけでは不足しがちな鉄分などの栄養素を、食品から摂取できるようにします。
  • 咀嚼の発達:なめらかなポタージュ状のものから徐々に形あるものを食べられるように促します。
  • 味覚の発達:色々な食品を体験することで味覚が発達してきます。離乳食が進むに従って食べられる食品の種類も増えてきますので旬の食材や新鮮な食材などを使って味覚を育てていくと良いとされています。
  • 生活リズムを整える:食事をする時間帯を決めることで生活のリズムが整い、大人と同じようなタイミングで食事をすることができるようになります。

このように離乳食というのは様々な役割を持つ、赤ちゃんの成長にとってなくてはならない存在です。赤ちゃんの成長や発達に合わせて離乳食を変えていき、徐々に形あるものにしていくことが大切になっていきます。 

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離乳食の進め方

離乳食は赤ちゃんの成長にとってはとても重要なものです。そして日々の練習のように徐々に負荷を上げていく(大人の食事に近づけていく)必要があります。次は離乳食の進め方の目安について解説していきたいと思います。 

離乳食初期:生後5ヶ月~6ヶ月頃

離乳食が始まるのは生後5ヶ月からです。離乳食が始まるこの時期は、なめらかにすりつぶした状態の離乳食を与えるのが望ましいとされています。子供の様子を見ながら一日一回にひとさじずつから始めるようにしましょう。

この時は母乳や育児用のミルクも与えてOKです。お粥の場合は10倍粥を与えるようにしましょう。

離乳食中期:生後7ヶ月~8ヶ月頃

この時期は舌でつぶせる固さの物を与えるのが望ましいとされています。1日2回食で食事のリズムを付けていき、いろいろな味や舌触りを楽しめるように食品の種類を増やしていくようにしましょう。

お粥の場合は7倍~5倍粥を与えるようにしましょう。

離乳食後期:生後9ヶ月~11ヶ月頃

この時期は歯茎でつぶせる固さのものを与えるのが望ましいとされています。ここからは食事のリズムを1日3回食にしていき、「大人と一緒に食べる」ことによって食事を楽しいと思えるようになる経験を積み重ねていくことが大切です。

お粥の場合は5倍~軟飯を与えるようにしましょう。

離乳食完了期:生後12ヶ月~18ヶ月頃

離乳食完了期には歯茎で噛めるくらいの硬さのものを与えていきます。少し柔らかめの通常のご飯でも食べることができるようになります。一日3回の食事リズムを保ち、手づかみで自分から食べることができるようにすることで「食べる楽しみ」を増やしていきます。

ご飯は軟飯~大人と同時硬さのものが食べられるようになります。 

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なかなか食べない・・・どうすれば?

赤ちゃんの口の中というのは大人の私達よりもかなり敏感です。なので離乳食の始めたてはなかなか食べてくれないことがあります。このような時には慣れ親しんだ「粉ミルク」を離乳食に加えてあげると食べ始めがスムーズになると言われています。

粉ミルクというのは元々甘い香りとほどよい味で赤ちゃんがとても食べやすいように調整されています。10倍粥の味気無さで食べてくれない子はたくさんいますが、粉ミルクを混ぜてあげるとかなり食が進みやすくなるので試してみてください。

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離乳食のおかゆの作り方

では最後に離乳食の時のお粥の作り方について解説していきたいと思います。離乳食のおかゆは10倍粥・7倍粥・5倍粥など〇倍という名前になっていますが、これはご飯の量と水の量が何倍かによるものです。 

  • 10倍粥:ご飯3g:水30㎖
  • 7倍粥:ご飯50g:水350㎖
  • 5倍粥:ご飯60g:水150㎖

このような感じでご飯の量と水の量を調節していきます。電子レンジで作る方法やお米と水から作る方法など様々な種類がありますので、ご自身の作りやすい方法を探してみてくださいね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 離乳食には栄養の補給や、味覚の発達、生活リズムを整えるなど様々な役割がある
  • 最初は10倍粥から始め7倍粥、5倍粥と徐々に形のあるものにしていく
  • 食べにくそうなら粉ミルクを混ぜてあげると良い

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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