皆さんは生卵はお好きですか? TKGという生卵をかけたご飯という造語があるぐらい日本では生卵を食べる習慣がありますよね。
ですが実は生卵はお腹を壊しやすい食材と言われています。
今回の記事では、
- 生卵でお腹を壊すのはなぜ?
- お腹を壊すのは食べてから何時間後?
- 症状は?
- 原因は?
- どのように対処すればいいの?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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生卵でお腹を壊すことがあるって本当?
日本人であれば一度は食べたことがある生卵ですが、実はお腹を壊しやすいため日本以外の外国ではあまり生で卵を食べる習慣はありません。
ではなぜお腹を壊しやすいと言われているかと言うと食中毒になる可能性があるからです。
生卵における食中毒について少し詳しく解説していきます。
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卵で食中毒になることはあるの?
皆さんも大好きであろう卵かけご飯・すき焼きですが、実は生の卵にはごくまれに「サルモネラ菌」という食中毒を引き起こす細菌が含まれている事があります。
サルモネラ菌が体内に入って、感染してしまうとサルモネラ症になり以下の様な症状が出現することがあります。
<サルモネラ菌に感染すると>
- 悪心
- 嘔吐
- 38℃以上の高熱
- 下痢
- 腹痛
- 緑色の水様便
このような症状が一日数回から十数回起き、これが3~4日続くと言われています。
ほとんどの場合は自然治癒しますが、重症化すると最悪の場合死に至ることもあると言うデータもあります。
サルモネラ菌には潜伏期間があるの?
例えばサルモネラ菌に汚染されている生卵を食べてしまった場合ですが、潜伏期間があります。
すぐに症状が出てくるということはなく「食べてから8時間~48時間後」に症状が出てくる場合があります。
中には症状が出ない人もいるため一概になんとも言えませんが、サルモネラ菌に該当するような症状が出てきた場合は、経過をしっかり観察してばっかしそうであればすぐに医療機関に相談するようにしましょう。
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卵に食中毒菌が入ってしまう原因
サルモネラ菌が卵に入ってしまう原因は産卵の際に卵の殻に付着するだけでなく、まれに卵の殻が形成する前に親鳥の卵巣や卵管から卵の中身にサルモネラ菌が入ってしまうこともあります。
なのでごくまれにこのようなサルモネラ菌が含まれる卵を「生」で食べてしまうと、食中毒を引き起こす可能性があるのです。
卵の賞味期限はかなり短く設定されている
先ほど紹介した通り、産卵後に殻の外だけを綺麗に洗浄するだけではサルモネラ菌が排除できないというケースもあるのです。
卵の殻の中にも菌が入っていることがあるという可能性を前提に、少しでも菌の数が増えないうちに食べるように賞味期限が設定されるようになります。
日本では卵の賞味期限がかなり短く設定されていますが、日本人は卵を生で食べる習慣が強いため、より安心して食べられるように賞味期限が短く設定されています。
生で食べたい場合は、卵は賞味期限内に食べるようにしましょう。
賞味期限が切れてしまった卵は、食べられなくなる事はありませんが必ず加熱してから食べるようにしましょう。
食中毒を引き起こさないために注意することは?
出来る限り加熱調理をしよう
生の卵はとても美味しいのですが、やはり安全面を考えると完全に安全とは言い切れません。
安全面を気にされる方の場合、卵は十分に加熱してから食べる方が良いでしょう。
中心温度が75℃以上で1分以上加熱すると、卵にサルモネラ菌が含まれていたとしても十分に殺菌することができます。
目安としては黄身も白身も両方硬くなる状態です。
生卵を絶対に食べてはいけない人!
サルモネラ菌に感染しても、免疫力が高い人の場合はそこまで重症になることはありません。
しかし高齢者や乳幼児、妊娠中の女性などの免疫力が低下している傾向にある方の場合は、生卵は絶対に食べないようにしましょう。
先ほども申し上げた通り、食中毒の症状は強いものが多く、最悪の場合死に至るケースもあります。
そのような方が安心して卵を食べることができるように、しっかりと加熱した卵料理で頂くようにしましょう。
賞味期限がギリギリのものは注意
販売されている卵にはシールで賞味期限が記載されていることがありますよね。基本的には製造されてから2週間程度の賞味期限が設定されています。
しかし中には賞味期限がギリギリになってしまっているものもあります。
こうしたものを購入する際にはしっかりと卵の状態を見てヒビが入っていないかどうか、色が変化していないかどうかを確認するようにしましょう。
賞味期限が過ぎたものは状態がよければ食べることができますが、このような場合は必ずしっかりと加熱してから食べるようにしてください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 生卵はそもそもお腹を壊しやすいと言われている食材
- 日本人は生で食べる習慣があるので期限が比較的短く設定されている
- お腹を壊しやすいのはサルモネラ菌という細菌が付着している可能性が高いから
- サルモネラ菌は食後8時間から48時間の潜伏期間がある
- 激しい嘔吐、下痢、腹痛があれば食中毒のサイン
- 悪化しそうであればすぐに医療機関に相談するようにしよう
- 出来る限り加熱調理した方が良い
- 免疫力が落ちている妊娠中の方や高齢者、乳幼児などには絶対に与えないようにしよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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