生おからはそのまま食べても大丈夫?食べ過ぎは体に悪い?栄養・効果

「卯の花」のメイン食材「おから」。そもそもどんな食材からできていて、どんな栄養が含まれているのかご存知でしょうか。生で食べられるの?食べ過ぎるとどうなる?そこで今回は

  • おからってどんな食べ物?
  • おからに含まれる栄養と効果
  • おからはそのまま食べられる?
  • おからを食べ過ぎると体に悪い?
これらのテーマについて紹介いたします。

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おからってどんな食べ物?

おからとは大豆から豆腐や豆乳を製造する際に出てくる絞りかすの事です。豆腐屋さんなどで安価に販売されています。

通常のおからは水分を含んでおり、日持ちがしない食品ですが、よくスーパーなどで販売されているおからパウダーは未開封ですと数か月持ちますので使い勝手が良いです。

生おから

水分が多く、しっとりとした食感が特徴的なおからです。傷みやすいので、長期保存する場合は冷凍しましょう。

華おから

華おからは「椿き家」という無添加の豆腐を製造している会社が販売している生おからの商品名です。近くに豆腐屋さんがない、スーパーでも売っていないという方は通販で手軽に購入できます。原材料は丸大豆(遺伝子組み換えでない)のみなので、安心です。

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おからに含まれる栄養と効果

おからの原材料である大豆は「畑の肉」と呼ばれるほどタンパク質が豊富で、栄養価が高いです。安価で栄養価が高く、ヘルシーな食材ですので近年、注目されています。

栄養成分

おから100gあたりの栄養価

エネルギー 88㎉

炭水化物 13.8g

タンパク質 6.1g

脂質 3.6g

カリウム 350mg

リン 99mg

カルシウム 81mg

マグネシウム 40mg

米飯ですと100gあたり342㎉ありますので、おからの100gあたり88㎉という数値はとてもヘルシーであることがわかります。

効果・効能

大豆に含まれている炭水化物は糖質だけではなく、食物繊維も含まれています。腸を綺麗にし、スムーズな排便を促してくれます。

大豆に含まれているイソフラボンという成分をご存知でしょうか。大豆全体の0.2~0.4%しか含まれていませんが、女性ホルモンと似たような働きをします。骨粗鬆症や乳がんの予防が期待できます。

また、更年期障害にも効果がありますので、特に中高年の女性は積極的に摂取することをおすすめします。

他にも鉄や亜鉛、銅などの無機質に、ビタミン群類も少量ではありますが含まれています。コレステロールが0なのも嬉しいですね。

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おからはそのまま食べられる?

おからはそのまま食べられます。ですが水気が多く、日持ちしない食材ですので、生で食べるのであれば新鮮なうちに食べることをお勧めします。

また、味は大豆本来の風味が強く、食感もベチャベチャしていますので、美味しいとは言い難いかもしれません。ですので普段の料理に加えたほうが食べやすいかと思います。

食べ方

定番料理と言えば「卯の花」ではないでしょうか。出汁や醤油、砂糖などで味を整え、シイタケや人参などの具材と一緒に炒めます。

ハンバーグでは、パン粉の代わりや肉のかさ増しで使用できますし、小麦粉等を用いる菓子類に加えれば、ヘルシーなおやつを作れます。スーパーなどでもおからドーナツが販売されていますよね。

他にもポテトサラダにスープ、お好み焼きなど、様々なアレンジレシピがありますので興味のある方は挑戦してみてください!

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おからを食べ過ぎると体に悪い?

ボリューミーでヘルシーなのでダイエット中の方には味方のおからですが、何でもかんでもおからを食べてしまうと逆効果になる事や、身体に悪影響が出てしまう事があります。

腹痛

おからパウダーは水分を含ませると膨張します。腹持ちが良い反面、消化されにくいため、食べ過ぎてしまうと胃液で膨らみ、胃の中を圧迫します。その結果、腹痛を生じさせてしまうのです。

下痢

おからは食物繊維が豊富ですのでお通じが良くなりますが、過剰に摂取してしまうと下痢に発展してしまう可能性があります。また、他の栄養の吸収を妨げてしまうこともあります。

便秘

逆に便秘になってしまう事もあります。原因は不溶性食物繊維の過剰摂取です。食物繊維で便秘?と思われるかもしれませんが、そもそも不溶性食物繊維は便のかさを増し、その刺激で排便を促します。

ですが、過剰摂取してしまうと便のかさが多すぎてしまい、便秘となってしまいます。また、腸の一部分が痙攣を起こしてしまい、不規則な動きになる事で便秘になることがあります。これを「痙攣性便秘」と言います。

1日の摂取量目安

明確な摂取基準はありませんが、1日50g摂取を推奨していることが多いようです。自身のライフスタイルや、体調に合わせて、少しずつ取り入れていくようにしましょう。

そして、おからを一気に食べてしまうと前述したような症状が出る可能性があるので、くれぐれもゆっくり、水分を取りながら摂取してくださいね。案外少量で満足できるかと思いますよ。

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まとめ

「おからの栄養価や食べ方、注意事項」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • おからは生で食べられるが、日持ちがしない食材なので、新鮮なうちに消費する
  • 栄養価が高く、腹持ちがよく、ヘルシーな食材
  • そのまま食べるよりは、普段の料理に加えるのがおすすめ
  • 一気に食べると体調不良を起こす恐れがある為、注意が必要

適量であれば、身体に良い食材ではありますが、大豆の絞りかすなのでまだ食べるというよりは廃棄されることが多いです。料理に加えれば手軽に食べられますのでダイエット中の方や、筋肉を増やしたい方、中高年の女性には特におすすめします!

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