栄養豊富でダイエットにもおすすめの食品「おから」ですが、人によっては苦手と感じることもあるようです。おからには「生おから」「乾燥おから」「おからパウダー」があります。この3種類、それぞれどう違うのでしょうか?今回は、
- 生おからって何?
- おからの栄養素・効果
- おからを使った絶品レシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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生おからとは?
「生おから」とは、通常「おから」として豆腐屋さんやスーパーなどで売られている食品です。大豆をすりつぶして煮たものを濾すと豆乳ができ、豆乳にニガリを加えると豆腐になります。
そして、濾し残った絞りカスがおからです。豆腐を作る際に生まれる副産物で捨てられることも多いのですが、実は栄養豊富な食品になります。
生おからは水分がたっぷりと含まれていて、日持ちはあまりしません。豆腐屋さんが昔ながらの製法で作った「旧来製法」のものと、最新の機械を使ってしっかり絞った「新製法」のものがあり、新製法の方が水分量は少なくなります。
この生おからを煎って水分を飛ばしたものが「乾燥おから」です。そして乾燥おからを細かくしたものが「おからパウダー」になります。
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おからの栄養価
大豆から作られるおからには、大豆の栄養素がいっぱい含まれます。豆乳の絞りカスとも言えるおからですが、栄養は豊富なんです。生おからの栄養価をみてみましょう。
<おからの栄養価>
エネルギー | 111kcal |
タンパク質 | 6.1g |
糖質 | 2.3g |
食物繊維 | 11.5g |
カルシウム | 81mg |
マグネシウム | 40mg |
カリウム | 350mg |
ビタミンB1 | 0.11mg |
*新製法のおから100gあたり(日本食品標準成分表2010より)
おからは 不溶性食物繊維が豊富 です。水分を吸うと膨らむ性質があり、胃の中で膨らみしっかり満腹感を得られるようになります。食べ過ぎを無理なく防ぐことができるでしょう。便のカサも増やしてくれるため、便秘を解消する効果も期待できます。
糖質は少なく、小麦粉の代わりに使うことで糖質オフできます。血糖値の上昇が緩やかになり、インスリン分泌も抑えられるでしょう。イソフラボンもたっぷり含まれていて、その他に植物性たんぱく質やビタミンB群も豊富です。健康的にきれいになるために向いている食品と言えるでしょう。
苦手な人が多い理由は?
生おからには水分が多く、大豆特有の独特なにおいがあります。このにおいが、人によっては苦手だと感じられるかもしれません。
このような場合には加熱して乾燥させてみてください。おから特有のにおいがなくなり、食べやすくなるでしょう。また日持ちもするようになるため、扱いやすくなります。
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苦手克服!おから絶品レシピ
おからは苦手だけれど体に良いからなるべく食べたいという方のため、苦手が克服できそうなレシピを探してみました。
おからクッキー
ダイエット中だけどお菓子も食べたいときって、ありますよね。そんなときにもおからを使ったクッキーでしたら罪悪感を減らせでしょう。
作り方は、小麦粉を少し減らして代わりにおからを使うだけです。生おからの場合には水分を飛ばしてから使ってください。おからパウダーでしたらそのまま使うことができます。
おからの水分をしっかりと飛ばすことで、サクッとした食感になるでしょう。おから独特に風味が気になる場合には、ゴマやきな粉、抹茶などを加えてみても良いかもしれません。
おからクッキーは市販でも販売されています。ダイエット中に口寂しくなったときには、普通のクッキーより断然おすすめです。もちろん、食べ過ぎには気をつけてください。
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おからヨーグルト
ヨーグルトにおからパウダーを混ぜるだけのおからヨーグルトも、ヘルシーでダイエットに向いているとして人気が高まっています。
作り方は簡単で、無糖のヨーグルトにおからパウダーを混ぜるだけ。フルーツなどをトッピングすれば、見た目にもかわいく飽きずに続けられるかもしれません。
小腹が空いたときはおからヨーグルトにしてみてください。また食前におからヨーグルトを食べることで、食事の量を減らしても満腹感を得られるようになるでしょう。
おつまみにも?
おつまみにもおからを使うことで、カロリーをオフして血糖値の上昇を穏やかにさせることができます。例えばイワシ缶におからを混ぜる、もやしとおからを混ぜるなど、混ぜるだけやレンチンするだけで完成するものも多いですから、一度試してみてください。
おからパウダーが苦手な人も
生おからが苦手な方は乾燥させると良いと書きましたが、逆に乾燥させたおからパウダーが苦手な方もいます。おから独特のにおいが気になってしまったり、粉っぽさが苦手だったりするようです。
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おからパウダーとは
おからパウダーとは、生おからを乾燥させ粉状にしたものです。「おからパウダー」として市販されていて、そのまま使えて日持ちもするため便利な食品になります。
いろいろなメーカーから販売されていますが、実はものによって粉の細かさなどが違います。そのため、別のメーカーのものならば食べられるかもしれません。最初は少量で買って、試してみることをおすすめします。
もしも苦手で食べられない場合には、おからの量を少し減らして使ってみてください。水分を加えて生おからの状態にし、料理に使うこともできます。
注意点
おからパウダーを飲み物などに混ぜるだけのダイエットも人気ですが、適量を守ることは大切です。痩せられるからと食べ過ぎてしまっては、本末転倒になってしまいます。
またおからの食べ過ぎは便秘や下痢などを引き起こすことがあります。たくさん食べれば良いという訳ではありません。おからパウダーは、満腹感を得て食べ過ぎを防ぐために使ってください。
まとめ
この記事をまとめると
- 生おからは水分量が多く、乾燥おからほど日持ちしない
- おからパウダーの食べ過ぎは腹痛や下痢を起こすことも!
ダイエットに良いとされる生おからやおからパウダーですが、中には苦手だという方もいるようです。ただメーカーにより食べやすさが違うので、別のメーカーのものも試してみると良いでしょう。豆腐屋さんの新鮮な生おからが手に入るようでしたら、ぜひ買ってみてください。
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