『生どんこ』と呼ばれる椎茸を知っていますか?きのこを販売するホクトの商品ですが、『どんこ』とは乾燥椎茸を指すものです。普通のしいたけとは、どう違うのでしょうか?
- 生どんこと椎茸の違い
- 栄養は豊富?効果は?
- 賞味期限 / 保存方法
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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生どんこと椎茸の違いは何?
生どんことは?
“どんこ”とは、乾燥椎茸の中でも傘が開ききらず肉厚で丸型になっているものを指します。“生どんこ”とは、ホクトから販売されているきのこの商品名で、プレミアムきのことして扱われているものです。
通常のどんこは食べる前に水で戻す必要がありますが、ホクトの生どんこはその手間をかけることなく、そのまま料理に使うことができるのが魅力です。肉厚な見た目や味・食感にこだわり、傘の割れた部分から椎茸の旨味が滲み出るところもポイントです。
どんこは温度が低い時に成長するため、味や香りがより強くなります。
どんな味?まずい?美味しい?
生どんこは、椎茸の味と旨味がぎゅっと凝縮しています。芳醇なきのこの味わいを楽しむことができます。
食べ方
生どんこは水で戻す必要がないので、そのまま鍋に入れたり煮物や天ぷらに使うことができます。焼く・煮る・蒸すなど、あらゆる調理法で食べることができます。
- すき焼き
- ステーキ
- バター焼き
- 鍋
- 煮物
- お吸い物
- 茶碗蒸し
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生どんこの栄養成分と効果
栄養素
干し椎茸である生どんこは、生のしいたけよりも旨味と栄養が凝縮されています。ビタミンB1・B2・ビタミンD・葉酸などのビタミン類や、カリウムといったミネラルも豊富です。
生どんこから出るエキスには、 干し椎茸に含まれる栄養素が溶け出している ので、料理に使えば効果的に栄養を取ることができます。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
効果・効能
どんこに含まれるビタミンDにはカルシウムの吸収をサポートする働きがあるため、 骨や歯を丈夫にする効果 があります。また、ビタミンB1には 疲労回復効果 が、葉酸には 胎児の形成を助ける効果 があるので妊婦さんは必見です。他に、このような効果効能が期待できます。
- 免疫力アップ
- 風邪予防
- むくみ改善
- 冷え性改善
- 血液サラサラ効果
- 動脈硬化予防
- デトックス効果
また、内臓の働きを整えて、体内に溜まった老廃物を排出する働きがあるため「デトックス効果」が期待できます。血液をサラサラにする効果もあるので、ダイエットに向いている食材と言えるでしょう。
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生どんこの賞味期限はどれくらい?
通常のどんこや生どんこは、完全に乾燥した椎茸のことなので長期保存が可能です。未開封であれば半年〜1年は日持ちし、開封後も1〜2ヶ月が日持ちの目安です。水で戻したどんこは冷蔵庫で2〜3日、冷凍すれば1ヶ月持たせることができます。
賞味期限切れはいつまで食べられる?
生どんこは未開封であれば、賞味期限切れ1〜2ヶ月でも食べられることがほどんとです。開封後2〜3ヶ月経っていても食べられることがほとんどですが、一度開封すると味や風味が落ちていきます。開封後はできるだけ早めに、美味しいうちに消費しましょう。
生どんこの保存方法
生どんこは、未開封でも開封後でも基本的に常温保存でOKです。乾燥ものなので、湿度には注意しましょう。開封後は湿気ないよう密閉袋や密閉容器に入れ、美味しさをキープしましょう。
まとめ
この記事をまとめると
- 生どんことは、乾燥椎茸の中でも肉厚で傘が丸くふっくらしたもの
- 生椎茸よりも旨味や栄養が凝縮している
- ホクトから販売されている商品で、通常のどんことは違い水で戻す必要がない
生どんことは、乾燥椎茸であるどんことは違い、水で戻す必要のないものです。ホクトの商品なので、機会があれば是非購入してみてくださいね。
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