長芋は冷凍できる?解凍方法は?おいしさをキープする保存方法を解説

とろろにしたり、サラダにしたりしてもおいしい長芋。スーパーでは他の野菜と比べると少し高いな・・・と感じますよね。そのため特売になっていたりすると、予定になくてもつい買ってしまい、意外と食べるチャンスが無くてこのままだと腐らせてしまう・・・と悩むことがありませんか?「冷凍保存して、長持ちできないかな?」と少々お高い野菜だけに保存方法に悩んでいる人もいるかもしれませんね。そこで今回は、

  • 長芋の保存期間は?

  • 常温と冷蔵はどちらがいい?

  • 長芋は冷凍保存できる?

  • 長芋と山芋の違いは?

ということなどをご紹介していきます。

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長芋ってどんな食材?

特徴

長芋は、中国原産の根菜です。皮を剥くとねばねばぬるぬるとした成分がでてきます。これはムチンと呼ばれる成分で、オクラなどの野菜のねばねばと同じ成分です。

長芋は生で食べられるので、細切りにしてサラダにするとシャキシャキとした食感を楽しめますし、すりおろして「とろろ」にして食べると長芋の甘味とねばねばの食感を楽しむこともできます。

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栄養素

とろろに含まれる主な栄養素は・・・

  • ビオチン
  • ビタミンB1
  • 食物繊維
  • ムチン
  • ジアスターゼ
  • カリウム

などが挙げられます。ビオチンは爪や髪を健康に保ち、ビタミンB1は糖の代謝に欠かせないビタミンです。

長芋はお腹にとても優しい食品です。ムチンはとろろのねばねば成分で、胃の粘膜を保護する働きがあるほか、コレステロールを下げる働きもあります。

さらに、長芋はジアスターゼという消化を助ける酵素も含んでいます。ジアスターゼは熱に弱いので、生でとろろなどにして食べるのはとても理にかなった食べ方なのです。

山芋との違い

山芋とは、ヤマイモ科の植物の総称です。ですので、長芋もヤマイモ科なので、山芋と呼んでもいいのです。ですが、スーパーなどで売られるときは、長芋と山芋は表記を分けていることが多いようです。スーパーで表記されるときは、

  • 山芋:自然薯(じねんじょ)、大和芋、つくね芋など。
  • 長芋:長芋のみ

というカテゴリー分けになっているようです。長芋は山芋と比べると、長細い形状で水分が多めで粘り気が少なめの野菜です。すりおろしたときに、サラっと食べやすいのも特徴です。

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長芋の保存期間と保存方法

保存・日持ち

保存期間の目安

スーパーで買ってきた長芋の保存期間は1~2週間が目安ですが、カットされている長芋は切り口が赤くなってしまうので、できるだけ早めに食べることをおススメします。長芋は冷凍することも出来るので、すぐに食べる予定が無い場合は冷凍保存するのもいいですよ。

常温保存

長芋は、常温保存も可能です。ですが、条件として・・・

  • カットされていない丸ごとの状態のものに限る
  • 室温25℃以下であれば常温保存が可能
  • 長芋は新聞紙などで包む
  • 直射日光を避ける

これらの条件を満たせる場合は長芋の常温保存ができます。カットされていない長い状態のままだと冷蔵庫に入らないこともあると思うので、常温保存ができるのは嬉しいですね。

冷蔵保存

スーパーで売られている長芋はカットされているものがほとんどです。ですから、買ってきたらすぐに冷蔵庫で保存しましょう。カットされている長芋の場合は、パックのまま冷蔵庫に入れるのではなく、一つずつぴったりラップをして保存すると長持ちします。

冷凍保存

長芋は冷凍保存も出来ます。冷凍保存する場合、丸ごとでもすりおろした状態でも冷凍可能です。すりおろしたり、カットして冷凍しておくと、使うときに便利ですよ。

すりおろす場合は、ジップロックなどのジッパー付きポリ袋に入れて平らに冷凍しましょう。そうすることで食べる時に早く解凍ができるようになります。

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長芋を食べると得られる素晴らしい効果

栄養

生活習慣病の予防

長芋は生活習慣病の予防にとても効果的な食材です。長芋に含まれるカリウムは、ナトリウムの排出を促す作用があるので、血圧を下げる効果があります。和食は塩分が多く、高血圧になりやすい食生活ですから、食卓にとろろや長芋のサラダなどを組み合わせると、高血圧の予防になります。

便秘の改善

長芋に含まれる食物繊維は、便秘解消効果があります。食物繊維は大きく二つに分けられます。

  • 水溶性食物繊維:大麦やこんにゃくに含まれる。便を柔らかくする効果がある
  • 不溶性食物繊維:イモ類・キノコに含まれる。腸を刺激し、排便を促す

長芋は不溶性食物繊維を多く含んでいますので、排便を促す効果があるのです。麦ごはんをとろろかけご飯にすると、水溶性食物繊維も取り入れることができるので、便秘に悩む人はぜひ試してみてください。

むくみの改善

これまでに紹介してきた長芋に含まれる「カリウム」や「食物繊維」の働きによって、ナトリウムの排出を促したり、排便を促す効果は、むくみの解消にもつながります。

さらにカリウムには、体内の水分量を調節して血圧を正常に保とうとする働きがあるので、長芋は浮腫み解消にとても効果的です。

風邪予防・免疫向上

長芋のねばねば成分である「ムチン」が胃の粘膜を保護し、消化を助けることによって腸内環境が整うと、免疫力が向上します。

日ごろから胃が持たれやすい、という人は免疫力が下がりやすいので、消化が良く胃もたれもしにくい長芋はおすすめの食材です。是非毎日の食事に取り入れてみてくださいね。

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まとめ

いかがでしたか?スーパーで買うと他の野菜よりもちょっと値が張る長芋。お値段が少々高くても、健康面でのメリットを知ると食べたくなりますよね。今回の記事では、

この記事をまとめると

  • 長芋は冷凍保存ができる

  • すりおろしてから冷凍すると便利

  • 一本丸ごとであれば常温保存も可能

  • 長芋は生活習慣病予防・便秘予防などに効果がある

ということをご紹介してきました。長芋は生で食べることで栄養を丸ごと摂取できる優れた食材なので、ぜひ日々の食事に取り入れてみてくださいね!