昔から滋養強壮の野菜として親しまれている長芋。そんな長芋が保存しているうちに茶色くなってしまった、切っている最中に変色してしまったという経験はありませんか?
気になる変色防止の方法や、変色後の活用方法について調べてみました。
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そこで今回は、
- 長芋は万能食材?
- 長芋が変色することがある?
- 長芋の変色を防ぐ方法とは?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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長芋は万能食材?
私たちの生活には、すりおろした状態の「とろろ」としてよく知られている長芋。
すりおろしはもちろん、細く切って和物やサラダにして生の状態でも食べられ、天ぷらなど加熱をしても美味しくいただける万能食材なんです。
調理方法によって姿を変える長芋の魅力を深掘りしていきましょう。
長芋はどんな食べ物?
長芋は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属に属する根菜です。山芋と違いはあるの?と気になる方もいると思いますが、山芋はヤマイモカ科の芋類の総称を指す名前です。
長芋は粘り気が少なく、すりおろすとサラッとしたとろろになります。自然薯などの山芋は粘りが強いのが特徴です。
長芋の原産は中国で、日本では主に青森県や北海道など、寒い地域で多く生産されています。長芋の旬は春と秋ですが、最近ではスーパーで1年中購入することができますよ。
主な栄養素は何?
長芋は「山うなぎ」や「山薬」と呼ばれるほど、実は栄養価の高い食材だということをご存じでしたか?
長芋は食物繊維や消化酵素など、胃に優しい栄養を含んでおり、食べても胃もたれしづらい食品です。他にもたんぱく質やビタミンB1、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。
カロリーと効能
長芋のカロリーは同じ芋類のじゃがいもなどと比較すると、100gあたり64kcalとやや高めです。
また長芋には、レジスタントスターチと呼ばれる難消化性デンプン(炭水化物)が含まれていて、消化されずに大腸まで届くため、消化吸収を緩やかにする働きがあります。
その為、食後の血糖値上昇を防いで、糖尿病や動脈硬化の予防も期待できます。
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長芋が変色することがある?
長芋は保存期間が長かったり、すりおろしたり切ったりして空気に触れると、茶色っぽく変色することがあります。
長芋は本来白っぽい綺麗な色をしていますが、茶色く変色してしまうと、傷んでいるのかと不安になりますよね。そこで長芋が変色する原因と、変色後に食べる方法についてご説明します。
長芋が変色する原因は?
長芋が変色する原因は、長芋に含まれる「ポリフェノールオイシターゼ」という成分にあります。「ポリフェノールオイシターゼ」は、生活習慣病予防に効果があると言われています。
この成分が空気に触れることで、その部分が酸化して茶色や黒っぽい色に変色してしまうんです。
長芋をカットしたり、すりおろした後には変色してしまう可能性が高いので、なるべく早く使い切ることをお勧めします。
色が変わっても食べることはできる?
先ほどお話しした「ポリフェノールオイシターゼ」が酸素と反応して変色しただけであれば、茶色く色が変わっても食べることができます。
他の野菜であれば、変色していると劣化が進んでいたり、腐っている印になるので、食べられるのか不安になりますよね。
しかし長芋の場合は変色しても、様々な調理法で美味しく食べることができます。
こんな時には食べないで✖️
すりおろした長芋が、茶色く変色してしまっただけであれば食べることができます。
しかし異臭がしたり、柔らかくヌメヌメとしている場合は、腐っている状態なので食べるのをやめましょう。
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長芋の変色を防ぐ方法とは?
長芋は空気に触れることで、変色してしまうということが分かりましたね。
長芋は皮を切ったりんご同様、一度変色してしまうと元の色に戻すことはできません。しかし、変色を防ぐための具体的な方法がいくつかあるのでご紹介します。
長芋を美味しく、良い状態で召し上がっていただくために、少しでも役に立てば幸いです。
金属製のすりおろしは避ける
金属製のすりおろしを使うことで、酸化を促進し変色する原因になってしまいます。長芋をすりつぶす際には、金属製のものではなく、陶器のすり鉢やプラスチックのものを使うようにしましょう。
お酢やレモン汁を加える
次に紹介するのは、お酢やレモン汁など、抗酸化成分が含まれたものを加える方法です。
空気に触れて酸化するのを防ぐために、「酢水に漬ける、断面に満遍なくお酢またはレモン汁をかける、すりおろした長芋に直接お酢を加える」という方法があります。
切った状態でも、すりつぶした状態でも、どちらでも使える方法です。ただしお酢やレモン汁がかかっていない部分があると、その部分は変色してしまうので注意しましょう。
変色してしまった時の活用法
長芋が変色してから食べても、体に害はありません。茶色く変色してしまって、色が気になる場合は、つなぎに活用すれば色を気にせず使うことができますよ。
変色だけではなく、カビが生えていたり、異臭がする場合は腐っている証拠なので、食べずに処分してください。
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まとめ
「長芋の変色を防止する方法はある?変色しても食べることはできる?」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 長芋のカロリーはやや高め
- 長芋は生でも加熱しても美味しく食べることができる万能食材
- 長芋が茶色く変色するのはポリフェノール成分が空気中の酸素と反応するから
- 変色した長芋を食べても体に害はない
- 柔らかくなっていたり異臭がする場合は、腐っているので食べずに処分する
長芋は生でも加熱しても美味しく食べられる、万能食材です。
本来の白っぽい綺麗な色合いでいただくのがベストですが、変色してしまっても、長芋独特の風味や食感を楽しむことができますよ。
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