夏になると薬味としてみょうがを食べる場面も増えてきます。しかし、みょうがを食べていて「口の中が痒いな」と感じた事がある方はいらっしゃいますか？みょうがにもアレルギーがあるのか気になりますよね。そこで今回は
- みょうがでアレルギーになるのか？
- みょうがアレルギーの症状とは
- みょうがでアレルギーになる人の特徴とは
- 妊婦さんはみょうがを食べても良いのか
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目次
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みょうがでアレルギーになる？
ここでは、みょうがでアレルギーになる場合があるのかを紹介します。
アレルギー確率が少ない食材
食物アレルギーの原因と言われる食品のトップ3は「鶏卵」「牛乳」「小麦」と言われています。これら以外では、「甲殻類」「果物類」「そば」「魚介類」「ピーナッツ」「魚」「大豆」「ナッツ類」「肉類」などが原因による食物アレルギーの発症が報告されています。
「食物アレルギー診療ガイドライン2016（2018年度改訂版）」によると、上記の食品以外によるアレルギーの報告は4.6％で、「みょうが」でアレルギーになる確率は少ないと言えます。
まれになる人も
みょうがでアレルギーになる方は少ないとは言っても、まれにアレルギー症状が出る方もいらっしゃいます。みょうがを食べていて「おかしいな」と思ったら食べるのを止めてください。
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みょうがアレルギーの症状
食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれるアレルギーの原因となる「アレルゲン」という物質に免疫機能が過剰に反応する事で、体にさまざまな症状を引き起こします。ここでは、みょうがアレルギーの症状を紹介します。
口の中がかゆい
みょうがのアレルギー症状として、口腔アレルギーを引き起こす場合があります。口腔アレルギーの症状は「口の中の痺れ」「口の中の痒み」が特徴になります。この症状は特に赤ちゃんに多く見られると報告されています。
皮膚炎を起こす
みょうがに含まれる「シュウ酸」が皮膚炎を起こす場合もあります。みょうがに触れた部分に症状が現れ、症状は「かゆみ・赤み」から酷い場合には「やけどの様な大きな水ぶくれ」ができる場合もあります。
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みょうがでアレルギーになる人の特徴
ここでは、みょうがでアレルギーになる人の特徴を紹介します。
赤ちゃん
先ほども紹介したように、赤ちゃんがみょうがを食べた場合、口腔アレルギーが発症するケースが多くなります。
花粉症など他のアレルギー持ち
花粉症などの他のアレルギーを持っている方は、みょうがアレルギーを引き起こす可能性があります。
花粉症は花粉に含まれるタンパク質が原因で起こるアレルギー反応ですが、このタンパク質と構造が似ている別のタンパク質が原因でアレルギー反応が起きる場合があります。
これを「交差反応」と言い、花粉症の方がくだものや野菜に含まれるタンパク質によって交差反応を起こす病気を「花粉・食物アレルギー症候群（PFAS：Pollen-Food Allergy Syndrome）」と言います。
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妊婦さんがみょうがを食べるのは良くない？
ここでは、なぜ妊婦さんがみょうがを食べ過ぎるのが良くないのか紹介します。
明確な根拠はない
みょうがには身体を冷やす作用があり、寄生虫の危険性もあるため妊婦さんがみょうがを食べる際には注意が必要だと言われていますが、「妊娠中にみょうがを食べない方が良い」という明確な根拠はありません。
しかし妊娠中に身体を冷やし過ぎるのは良くないので、みょうがの食べ過ぎには注意してください。
あく抜きをしっかりしよう
みょうがには「シュウ酸」と言われる、みょうがのえぐみ・苦みの素になる成分が含まれています。「シュウ酸」はカルシウムや鉄分などの栄養素を身体が吸収するのを阻害する作用があるため、妊娠中にみょうがを食べる事でカルシウムや鉄の必要最低限量を下回ってしまう場合があります。
「シュウ酸」はあく抜きを行う事で含有量を減らす事ができるので、妊娠中にみょうがを食べる際はしっかりとあく抜きを行ってください。あく抜きの手順は以下の通りです。
- みょうがは洗って半分に切る
- 根元にV字に切り込みを入れる
- 切り口をまな板につけて繊維に沿って千切りにしていく
- 冷水に2～3分さらしたら箸でさっとほぐす
- ザルにあげて水気をしっかり切る
- キッチンペーパーで水気を拭き取る
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まとめ
「みょうがでアレルギーになるのか、みょうがアレルギーの症状とは、みょうがでアレルギーになる人の特徴とは、妊婦さんはみょうがを食べても良いのか」これらのテーマについて紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- みょうがでアレルギーになる人の割合は非常に少ないが、まれに症状が出る人も居る
- みょうがアレルギーの症状には「口の中の痺れ」「口の中の痒み」「皮膚の痒み・赤み」「やけどのような大きな水ぶくれ」がみられる場合がある
- 赤ちゃんがみょうがを食べた場合「口腔アレルギー」を発症しやすい
- 妊婦さんがみょうがを食べる際には、あく抜きをしっかり行い「シュウ酸」の含有量を減らすのがオススメ
薬味として使用される事の多いみょうがは、これからの暑い季節には欠かせない食品です。みょうがでアレルギーになると初めて聞かれた方も多いのではないでしょうか。
もし今までみょうがを食べていて違和感があった方は、みょうがアレルギーだった可能性があるもしれません。体調が優れない時には食べるのを控えるなど、対策を取ってくださいね。
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