「蒸し大豆」と「水煮大豆」は同じものだと思っていませんか?似ているこの2つの商品には、実は摂れる栄養成分に大きな違いがあるのです。今回は、
- 蒸し大豆はなぜよいのか
- 蒸し大豆を食べすぎるとどうなるのか
- 蒸し大豆の効果的な食べ方
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目次
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蒸し大豆とはどんな食べ物?
それではまず、一体蒸し大豆とはどのような食べ物なのでしょうか?以下にその特徴や作り方をご紹介させていただきます。
特徴
大豆を柔らかくするためにお湯の中で大豆をグツグツ煮ますよね。しかし、このようにお湯の中で大豆をグツグツと煮てしまうと、大豆本来が持っている旨みがお湯の中にどんどん溶け出してしまって、茹で上がる頃にはすっかり大豆の旨みが溶け出してしまっています。しかし、蒸し大豆でしたら、蒸すという調理法は、加熱するだけで煮るわけではないので、大豆の旨みが流れ出すのを最小限に抑えることができるのです。
作り方
- 乾燥大豆を水を2〜3回替えながらやさしく水洗いし、ボウルに入れます。そして豆の量の10倍ほどの水に8時間ほど浸しましょう。
- 大豆の水気を切って、蒸し皿に大豆を薄く広げるように入れます。
- 炊飯器の釜の2合の線まで水を入れて、大豆を載せた蒸し皿を入れます。
- 白米と同様に炊飯をスタートしたら完成です。
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蒸し大豆の効果は?
ここからは、「蒸し大豆の効果」についてご紹介させていただきます。
便秘解消
蒸し大豆には食物繊維が豊富に含まれています。そしてその食物繊維には、整腸作用を促す効果があります。それだけでなく、蒸し大豆には善玉菌のエサになる大豆オリゴ糖も豊富に含まれているため、これらの栄養素が腸内環境を整えてくれえ便秘を防ぎ、ぽっこりお腹や下半身太りなどの解消効果にもつながると期待されています。
血糖値の上昇を抑える
大豆は糖質が少ないことや、血糖値の上昇を緩やかにする食物繊維・タンパク質・脂質などが豊富に含まれていることから、食事の1番初めに蒸し大豆を食べることは糖の吸収を緩やかにすることにつながり、結果、食後の血糖値の上昇を抑えることができると言われています。その結果、肥満ホルモンと呼ばれている「インスリン」の過剰分泌も抑えることができるため、痩せやすくなるとも言われています。
疲労回復
糖質や脂質の代謝を促すことで、疲労回復効果にもつながるとも言われています。
美肌効果
美肌づくりに有効であると言われているビタミンB群や、女性ホルモンのバランスを調整してくれると言われている大豆イソフラボンが含まれており、低糖質で、良質な植物性のたんぱく源である蒸し大豆は、女性にとって嬉しい美肌をサポートする成分が豊富であると言われています。
むくみ解消
ダイエット
ダイエット中はなんといってもカロリーが気になるもの。そのため、カロリーを気にしてお肉を食べることを控えてしまいがちですよね。しかし、お肉を食べることを控えてしまうと、食事からとるタンパク質が不足してしまいます。そうすると筋肉が落ち、基礎代謝も下がってしまうという悪循環になってしまうのです。実は、そんな時に重宝するのが大豆なんです。大豆はカロリーが低く糖質も少ないですがタンパク質が含まれているため、ダイエット中のタンパク質摂取にはもってこいの食品なのです。蒸し大豆からしっかりタンパク質を摂取して適度な運動をすれば、筋力がアップして基礎代謝量もアップし、痩せやすい体づくりができるでしょう。また、大豆には食物繊維がたくさん含まれているため、噛む回数が自然と増え、そのことにより満腹感が得やすく、食べ過ぎてしまうことを防ぐことができます。また、大豆は腹持ちもよいため、無駄な間食を防ぐことにもつながります。
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蒸し大豆を食べ過ぎるとどうなる?
蒸し大豆には、私たちの身体にとってたくさんの嬉しい効果があることがわかりましたね!嬉しい効果がこんなにたくさんあるとなると、ついついたくさん摂りたくなってしまうところですが、実は健康に良い蒸し大豆でも、食べすぎると良くないことがあるのです。以下に記載させていただきます。
下痢・腹痛
現代の食生活では食物繊維が不足しがちと言われています。しかし、だからといって食物繊維の過剰摂取は下痢や腹痛の原因となり、栄養素の吸収を妨げるおそれがあります。そのため、いくら健康に良いからといって、蒸し大豆の過剰摂取はやめましょう。
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効果的な蒸大豆の食べ方
それでは一体、蒸し大豆の効果的な食べ方はどんなものがあるのでしょうか?1日の摂取目安量と併せてご紹介させていただきます。
1日の摂取量はどれくらいがいい?
蒸し大豆は1日に100g以上食べることが理想と言われています。
いつ食べるのがいい?
1回約25グラムほどを朝・昼・晩の3回の食事に取り入れてみるとよいでしょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 大豆を柔らかくするためにお湯の中で大豆をグツグツと煮てしまうと、大豆本来が持っている旨みがお湯の中にどんどん溶け出してしまって、茹で上がる頃にはすっかり大豆の旨みが溶け出してしまう。しかし、蒸し大豆の蒸すという調理法は、加熱するだけで煮るわけではないので、大豆の旨みが流れ出すのを最小限に抑えることができるのでよいと言われている。
- 蒸し大豆には食物繊維が豊富に含まれているため、食べすぎると食物繊維の過剰摂取となり、下痢や腹痛の原因となってしまう。
- まずは1回約25グラムほどを朝・昼・晩の3回の食事に取り入れてみるとよい。