むかごという食べ物を知っていますか？自然薯などの仲間ですが、その特徴や保存方法などに着目しました。今回は、
- むかごとはどんな食べ物？
- 日持ちと保存方法
- 腐るとどうなる？
こちらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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むかごとは？
むかごとは、ある植物の脇芽が養分を蓄えて膨らんだものです。その植物は自然薯(じねんじょ)などのヤマイモ属で、秋頃に大きくなり収穫が可能になります。
むかごには酵素が豊富に含まれており、消化を助ける働きがある他、強精作用があると言われる「アルギニン」も豊富に含まれているため、精力をつけたい時にはもってこいの食材として昔から知られていました。また、むかごに含まれる粘り気には新陳代謝や細胞の増殖機能を促進する作用があります。
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むかごの栄養と効果
栄養
むかごの主成分は糖質で、ビタミンB１やパントテン酸を多く含みます。ミネラルではカリウムや食物繊維をも豊富です。
- ビタミンB1：ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- パントテン酸：パントテン酸は、人間の体内で副腎皮質ホルモンの合成に関わります。コエンザイムAと呼ばれる体内の炭水化物、たんぱく質、脂質全ての代謝に関わるパーツの一部として使用されます。ストレス耐性の効果も上げるビタミンです。
- カリウム：カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
効果･効能
むかごはカリウムを含んでいることから、体の水分バランスを調整してくれます。パントテン酸は代謝をサポートし生命維持に欠かせない副腎皮質ホルモンの合成にもかかわっています。
- 高血圧予防・改善
- 便秘の予防・改善
- 疲労回復
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むかごの日持ちはどれくらい？
むかごの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…乾燥状態:約半年 / 茹でた後:2〜3日
- 冷蔵保存…2〜3日(※茹でたむかご)
- 冷凍保存…約１ヶ月(※茹でたむかご)
むかごは乾燥状態であれば長持ちしますが、茹でた後は3日を目安に消費しましょう。また、茹でてから冷凍しておくと調理時間の時短になって便利です。1ヶ月ほど日持ちします。
腐るとどうなる？
むかごは腐るとどうなるのでしょうか？腐ったむかごの特徴・まだ食べられるむかごの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
乾燥むかごはほとんど腐ることがありませんので、こちらでは「茹でたむかご」や「水煮むかご」が腐った時の状態について解説しています◎
- 表面がぬるぬるし滑り気がある
- 腐敗臭がする
- 白っぽい汁が出ている
むかごは加熱してもゴロゴロして硬さのある豆ですが、傷んでくると 表面がぬるぬるして滑り気 が出ていきます。 白っぽい色の汁が出てきたり、 酷い場合には腐った臭いを発します。
乾燥むかごにこのような状態が現れることはなく、水煮缶や家庭で茹でたむかごに見られる状態です。
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むかごの保存方法は？
むかごの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。ここでは【茹でたむかご】の保存方法と期間と解説しています。
常温保存
茹でたむかごの常温保存はNGです。乾燥状態であれば常温で保存することができます。
冷蔵保存
茹でたむかごは、冷蔵保存で２〜３日日持ちします。タッパーなどの容器に入れて、なるべく早めに消費しましょう。
- 乾燥しないようにラップや蓋をする
- 水気をしっかり切る
冷凍保存
むかごは茹でてから冷凍することで約３ヶ月日持ちします。使う時は自然解凍し、そのまま料理に入れてOKです。
- 乾燥しないようラップに包む
- 密閉袋に入れて冷凍庫へ入れる
まとめ
この記事をまとめると
- むかごの日持ち日数は、常温:茹でたむかごはNG!
- 冷蔵:2〜3日 / 冷凍:約1ヶ月
- むかごは乾燥状態であれば日持ちするが、茹でた後は2〜3日で消費を！
むかごはなかなか食べる機会の少ないものですが、栄養価が高く冷凍すれば1ヶ月ほど日持ちします。チャンスがあれば是非お試しください♩
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