もやしの食べ過ぎは体に悪い?ダイエットor栄養失調どっち?メリットデメリット紹介

もやしって本当に使い勝手が良くて、さらにとても安いの家計を気にする主婦や食費を抑えたい一人暮らしの方の味方ですよね!しかもとてもヘルシーなのでダイエットに最適ともいわれています。今回の記事ではもやしはダイエットに使えるのか、食べ過ぎると体にどんな反応があるのかについて紹介していきたいと思います!

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もやしの栄養成分と摂取量目安

もやしの栄養成分

通常の緑豆もやし100gに含まれる主要な栄養素は以下の通りです。

  • エネルギー 14kcal
  • 水分 95.4g
  • たんぱく質 1.7g
  • カリウム 69mg
  • カルシウム 10mg
  • 葉酸 41μg
  • ビタミンC 8mg
  • 炭水化物 2.6g

※参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)

もやしは特に「葉酸」や「カリウム」が豊富ですね!

葉酸とは?
葉酸は妊活・妊娠中に必要な水溶性のビタミンB群の一つです。新しい赤血球を作り、妊娠初期の活発な細胞分裂時には、遺伝情報に関わるDNAの合成に必要不可欠な栄養素といわれています。ほかにも葉酸はアミノ酸、核酸の生成に関わる栄養素です。妊娠初期に葉酸の摂取量が不足すると、胎児の先天異常の発症リスクが高まることがわかっているため、妊娠の可能性がある女性は積極的に摂取することが推奨されています。葉酸を多く含む食べ物は、野菜ではえだまめ、モロヘイヤ、ほうれんそう、肉は鶏レバー、海藻では焼きのり、豆類ではきなこ、乾燥大豆、納豆などが特に葉酸を多く含む食べ物です。

カリウムって?
カリウムは、ナトリウムとともに、細胞の浸透圧(水分調節)を維持しているほか、酸素と二酸化炭素のバランスを整えたり、神経伝達の調節を行っています。そのほかにも心臓機能や筋肉の収縮をサポートしたり、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進して、血圧を下げる働きがあります。尿の排出を促して体温を下げる効果もあるので、夏バテ防止にも一役かってくれる成分なのです。ただし過剰摂取にも注意が必要で、カリウムは大部分が尿中に排泄されますが、腎不全などで腎機能が低下するとカリウムがうまく排泄されなくなり、高カリウム血症になります。高カリウム血症になると、筋収縮が調節できなくなり、四肢のしびれ、心電図異常などの症状が現れ、重篤な場合は心停止を起こすこともあります。

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1日あたりの摂取量目安

もやしには一日の摂取量目安というものがありませんが、もやしの持つ食物繊維の量で食べ過ぎにならない量を推定すると、食べ過ぎになってしまう量は一日「もやし6袋」です。でも一日かけてももやし6袋を食べる日はなかなかありませんよね。なので、もやしはあまり食べすぎを心配する必要性はまずないといえます。一方でもやしの食べ過ぎによって、他の料理が食べられなくなることによる「栄養失調」も問題視されているという情報がありました。これは毎日もやし2袋食べていた人が、もやしだけで満腹になってしまい他の食品をたべなかったことにより栄養が不足してしまったということです。これは極端な例ですが、もやし一日2袋以上食べるのも人によっては気を付けるべきかもしれませんね。

毎日もやしを食べるとダイエットになる?メリットとは

低カロリー

さきほど栄養価の表でお伝えしましたが、もやしは100gあたり14kcalしかありません。とてもヘルシーな食材ですので、食べ過ぎても肥満につながることはありませんね!

食物繊維

もやしには食物繊維が豊富です。もやし100gあたりの水溶性の食物繊維が0.1g、不溶性食物繊維は1.2g含まれています。水溶性食物繊維は、腸管内で腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整える働きがあります。 また、水に溶けやすく粘度を増す性質から消化管内をゆっくり移動するため、消化吸収を緩やかにする効果もあります。不溶性食物繊維は、便のかさをふやしてくれ、腸を刺激して排便を促してくれる効果があります。便秘予防に効果的です。

料理のかさ増しに向いている

もやしはその低いカロリーと、シャキシャキ感の良い食べ応えから、いろんな料理のかさ増しに使うことができます。炒め物やサラダ、和え物などにもやしをたして食べ応えをプラスしてあげると満腹感が増えて他の食材の食べ過ぎを防ぐことができますよ!

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もやしの食べ過ぎは体に悪い?デメリットとは

下痢・腹痛

下痢・腹痛

腹痛・下痢

もやしは食べ過ぎると下痢を引き起こすといわれています。その原因としてはもやしにふくまれる大量の水分と食物繊維です。水分のとりすぎは便を緩くしてしまう危険性があり、食物繊維も適量ならば腸内の環境を整えてくれるように働きますが、行き過ぎた多量の摂取は逆効果を引き起こします。

食物繊維はお腹に良いんじゃないの?
食物繊維には大きく分けて「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。水溶性食物繊維は糖やコレステロールの吸収を抑える効果や、便を柔らかくする効果が知られていますが、水溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、腸にある水分を集めすぎてしまい便を柔らかくし過ぎて下痢の原因になってしまうことがあるのです。一方で不溶性食物繊維には、便のかさを増し、腸を刺激することで排便を促進する効果があります。しかし、もともと便秘状態で腸の動きが低下している人が不溶性食物繊維をとりすぎてしまうと、大きくかさが増した便をうまく排出できず、便秘がひどくなってしまうことがあります。

食中毒の危険性も

もやしには雑菌が繁殖しやすい傾向にあります。それはもやしを育てる場所が、暗所で湿度の高い細菌たちも繁殖しやすい場所だからです。もちろん袋詰めする際に洗浄は行うものの、もやしの内部まで入り込んだ雑菌を取り除くことができません。過去に大腸菌O-157やサルモネラ菌などの危険な細菌が繁殖し、食中毒を引き起こした例があります。これら二つの細菌は特に力がつよく、摂取してしまうと体に大きな悪影響を与える危険性があるので細心の注意を払って料理に使いましょう。しっかり加熱調理をする意識を持っていれば、特に気にし過ぎる必要はありません。

大豆アレルギーに反応

あまりもやしとアレルギーが関係しているイメージがないと思いますが、もやしは「大豆アレルギー」を引き起こす可能性があります。もやしは大豆から生えた芽なので大豆の持つアレルギー原因物質を含むということなのです。もやしを食べて下痢をしたり、口や唇が痒くなる、腫れるなどの症状が出る場合は大豆アレルギーの影響かもしれないので、病院受診をお勧めします。

食物アレルギーとは?
食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれる「アレルゲン(アレルギーの原因となる物質。 ほとんどはたんぱく質)」に「免疫」機能が過剰に反応してしまい、体にさまざまな症状をおこすものです。人によってどの食品に反応しやすいかが異なり、特に幼少期は食物アレルギーが起きやすいといわれています。 「免疫」はもともと体に害となるものを排除する働きですが、それが過剰に反応してしまうと、逆に体の不調を引き起こしてしまうのです。

ちなみにアレルギーといえば、アナフィラキシーショックのイメージがありますが大豆アレルギーに関してはアナフィラキシーを起こすリスクはかなり低いようです。

アナフィラキシーとは?
食物アレルギーで起こる症状の中で最も重症なものがアナフィラキシーです。アレルギーの症状には皮膚や粘膜系、呼吸器系、循環器系、消化器系、神経系の症状があり、それぞれの臓器では軽いものから重いものまで様々な症状があります。アナフィラキシーとはこれらのうちで2つ以上の重い症状が同時に起こったものを指します。たとえば全身のじんましんとぜん鳴が起こったときや、繰り返し吐いて同時に動悸がするときなどがアナフィラキシーにあたります。さらに血圧が下がって、意識がもうろうとした症状もみられたときはアナフィラキシーショックといって、起こったらできるだけ早く適切な処置や治療をしないと生命に危険が生じます。アナフィラキシーショックのことを単に「アナフィラキシー」と省略して呼ぶこともあります。※引用:アレルギー支援ネットワークホームページより

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まとめ

この記事をまとめると

  • もやしは葉酸やカリウムが豊富な食品!
  • もやしは低カロリーでダイエットのお供にばっちり!
  • 食べ過ぎると体調不良を引き起こす可能性もあるので注意!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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