皆さんは「もってのほか」という食材をご存知ですか?一部地域の人しかヒットしないであろうこの食材は実は「菊」です。菊って食べることができるの?と思う人が大半だと思いますが、もってのほかはシャキシャキとした食感がとても心地よいとても食べやすい食材なんですよ!
今回の記事ではもってのほかとはどのような食材なのか、もってのほかの名前の由来、食べ方、栄養価について解説していきたいと思います。
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目次
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もってのほかとは?
食用菊の一種にもってのほかという名前の菊があります。名前にインパクトがあり、興味をひかれますね。どんな菊なのかみていきましょう。
名前の由来
もってのほかは、ピンクのかわいらしい見た目が特徴的です。もってのほかの正式名称は、延命楽(えんめいらく)といいます。もってのほかの名前の由来は、諸説ありますが1つ目は、「天皇家の御紋である菊を食べるなんてもってのほかだ」(あってはならないことだ)という説。
2つ目は、菊を食べるなんて「思っていたよりも美味しい」という説です。昔の人は、菊は由緒正しい花であるので食べるという発想がなかったところ、食べてみたら案外美味しかったのでしょうね。最初に食べた人は、どんな状況で食べたのか気になるところです。
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もってのほかは栄養価が高い?
もってのほかのような食用のキクには抗酸化作用を持つビタミンC、血行を良くするビタミンE、皮膚や粘膜を保護するビタミンB2などの優秀な栄養素が豊富に含まれています。
アンチエイジングに最適!?
先ほど説明したビタミンCとビタミンEには強い抗酸化作用があります。皆さんは抗酸化作用と聞いてピンときますか?抗酸化作用というのは、体の中に発生する理由がいな物質である活性酸素を無力化する働きのことを言います。
私たちの体は酸素を利用すると同時に活性酸素が常に体内で生じています。この活性酸素が厄介で、私たちの細胞を傷つけ被害をもたらす働きがあります。活性酸素は老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。簡単に言うと「活性酸素が増える=老化が促進する」といえます。
この活性酸素によって酸化を抑えることを抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。抗酸化とは体の中を錆びつかせない(酸化を抑えること)ことです。一般的に活性酸素は体内の酵素によって分解されていきますが、分解できる量が決まっており大抵は分解できずに体に残ってしまいます。抗酸化物質を積極的に摂取することで、活性酸素を分解する酵素の働きをサポートしてくれ酸化を抑えることができるのです。
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もってのほかの食べ方とは?
食用菊は、花の部分を食べます。ですが、花の中心部分は苦いので取りのぞきましょう。湯がいてもくたっとならず、シャキシャキしています。シャキシャキの食感を生かして、おひたしやあえものにするといいでしょう。食用菊だけよりも、葉物野菜と混ぜてあえるといいでしょう。葉物野菜の緑と、食用菊のピンクや黄色のコントラストが食卓の彩をよくします。
また、吸い物に入れると色が鮮やかなので、見ているだけで元気になるでしょう。天ぷらにしても、シャッキっとした食感が楽しめるでしょう。他の野菜と、同じようにいろいろな味付けや調理法を楽しんでみてください。
オススメの食べ方「ゴマ味噌和え」
もってのほかのすすめの食べ方である「ゴマ味噌和え」の作り方を以下に解説します。
<材料(2~3人分)>
- もってのほか:1パック
- お湯:適量
- お酢:大さじ1
<ゴマ味噌ダレの材料>
- 味噌:大さじ3
- 醤油:小さじ2
- ごま:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- すりごま:適量
<作り方手順>
- もってのほかの花びらの身をちぎって取る
- 鍋にお湯を沸かしてお酢を入れる
- お湯が沸騰したらもってのほかの花びらを入れる
- 箸で混ぜながらしんなりするまで茹でる
- 花びらを冷静にあげる
- 水気を絞って保存容器に入れる
- ボウルにゴマ味噌ダレの全て入れてよく混ぜる
- 食べる直前にゴマみそだれと和えて、好みですりごまをかけて完成
おすすめの食べ方「もってのほかジャム」
<材料>
- もってのほか:100g
- グラニュー糖:50g
- レモン汁:大さじ1
- 水:100㎖
<作り方手順>
- もってのほかの花びらをガクから外して水洗いする
- 鍋にお湯を沸かしもってのほかを入れて10秒ほど湯通しする
- 冷水にとってから、ざるにあげて水気を切る
- 鍋にもってのほかと砂糖と水を入れて弱火にかける
- 焦げないように混ぜながら20分ほど煮たらレモン汁を加える
- とろみがついてきたら火を止めて消毒したビンに詰めて完成
ジャムにすることでもってのほかの気になる渋さやえぐみがなくなるのでとてもおいしく食べることができます。菊の繊維も少しだけ残りますし、香りもとても良いので是非一度作ってみてはいかがでしょうか。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?もってのほかなどの食用の菊はなかなか日頃から手に入る食材ではありませんので、調理する機会は少ないかもしれませんが手に入る機会がありましたらぜひ手に取ってみてください!食用の菊はビタミンに優れた食材ですので、美肌やアンチエイジング効果を受け取りたい方はおすすめですよ!
この記事をまとめると
- 持ってのほかは食用の菊のこと
- 正式名称は延命楽という
- 抗酸化作用をもつビタミンCやビタミンEを豊富に含む
- おひたしにして胡麻味噌和えにしたり、ジャムを作るのがおすすめ!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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