皆さんモロヘイヤはお好きですか?モロヘイヤは6月〜8月の夏の時期に旬を迎える野菜で、炒め物や和物にして食べられることが多いです。そんなモロヘイヤの特徴は、ネバネバとした独自な食感です。このネバネバがお好きなかたも多いかと思います。
しかし、モロヘイヤの中には、ネバネバしないものもあるようです。その理由は、モロヘイヤの鮮度が関係しているそうです。そこで今回の記事では、モロヘイヤがネバネバしないのはなぜなのか?に関連して下記の内容を解説します。
- モロヘイヤがネバネバしないのはなぜ?
- ネバネバしない理由は鮮度?
- 新鮮なモロヘイヤの特徴や見分け方
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目次
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モロヘイヤがネバネバしないのはなぜ?
モロヘイヤが持つ独特のネバネバ感がお好きな方は多いかと思います。しかし、中には全くネバネバしないモロヘイヤもあるようです。では、ネバネバしないモロヘイヤがあるのはなぜなのでしょうか?ここでは、モロヘイヤがネバネバしない理由について解説をします。
モロヘイヤのネバネバ成分とは?
モロヘイヤのネバネバ成分の正体は「ムチン」と呼ばれる成分で、オクラやナメコなどのネバネバ野菜に共通して含まれる成分です。
このネバネバの素であるムチンは、体にいい栄養素としても知られており、胃腸膜を保護し、食欲不振や胃もたれを予防したり、タンパク質の吸収をサポートする働きがあることがわかっています。
下処理が必要
モロヘイヤのネバネバ感を強くするためには、下処理が重要になります。この下処理を適切に行うことで、ネバネバ感を残すことができます。モロヘイヤの下処理をしたことがない方は、下記を参考にしてみてください。
①モロヘイヤの葉っぱの部分を水できれいに洗う
②茎を丁寧に切り取り、葉だけにする(天然のモロヘイヤの場合、若芽も取り除く)
③葉だけをボールに入れて丁寧に洗う
④鍋にモロヘイヤと塩を入れて、モロヘイヤが完全に浸る量の熱湯を注いで蓋をする
⑤(④)が2分程度経過したら、モロヘイヤを取り出して灰汁抜き絞りしたら下処理完了
粘り気を出すには叩き切りが必要
モロヘイヤは、叩き切りをすることでさらに粘り感を強くさせることができます。
これは、ネバネバの素である「ムチン」の細胞が壊れ、その反応でネバネバ感が強くなるからです。モロヘイヤを食べたことのある方ならお気づきかもしれませんが、モロヘイヤは噛めば噛むほどネバネバ感が強くなりますよね。これと同じ原理で、叩き切りをすることで粘り気を出すことができるのです。
【モロヘイヤの叩き切りやり方】
①モロヘイヤをまな板にのせて平にして細く千切りにする
②荒いみじん切り状にして、包丁で叩き細かいみじん切りにする
③粘り気を出すために包丁の腹で押し気味に伸ばし、叩くを繰り返す
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ネバネバしない理由は鮮度?
下処理をしっかりと行ってもネバネバしないモロヘイヤもあります。それは、モロヘイヤの鮮度が関係しているのです。ここでは、モロヘイヤがネバネバしない理由は鮮度にあるのか?について解説をします。
切ってもネバネバしないのは鮮度の問題?
モロヘイヤを切ってもネバネバしないのは鮮度の問題です。モロヘイヤは鮮度が命の食材で、鮮度が悪くなるにつれて葉っぱがしおれて、固くなってしまいます。
水分が飛んでいる場合がある
モロヘイヤは時間が経つにつれて水分が飛んでいきます。この水分はモロヘイヤのネバネバに大きく関係しており、水分が飛びすぎてしまうとパサパサになってネバネバ感がなくなってしまいます。スーパーでモロヘイヤを購入する際は、見た目がみずみずしくて濃い緑色のものを選ぶといいですよ。
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新鮮なモロヘイヤの特徴や見分け方
上記で、モロヘイヤは「鮮度が命」というお話しをしました。では、スーパーなどで購入する際は、どのようなポイントに気を付けてモロヘイヤを選べばいいのでしょうか?ここでは、新鮮なモロヘイヤの特徴や見分け方について解説をします。
色味を確認する
新鮮なモロヘイヤは、鮮やかな緑色をしています。中には、変色しているものもありますが、新鮮なモロヘイヤを選ぶ際は、できるだけきれいな緑色をしているものを選ぶようにしましょう。
しなびているのは鮮度が悪い
モロヘイヤの葉がしなびているのは鮮度が悪いので、避けるようにしましょう。反対に、みずみずしくきれいな緑色をしているモロヘイヤは鮮度がいいので、そのようなモロヘイヤを買うようにしましょう。
先までピンとしているものを選ぼう
新鮮なモロヘイヤは、葉が葉先までピンとしています。このようなモロヘイヤは鮮度がよく、とても美味しいですよ。
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まとめ
今回の記事では「モロヘイヤがネバネバしないのはなぜ?新鮮なものの選び方」について解説をしました。
最後にもう一度、本記事の要点を振り返っておきましょう。
この記事をまとめると
- モロヘイヤのネバネバの素は「ムチン」と呼ばれ、栄養価が非常に高い
- モロヘイヤの粘り気を強くするためには、適切な下処理と叩き切りが必要
- 鮮度の悪いモロヘイヤは、粘り気が弱く美味しくない
- モロヘイヤの鮮度を見極めるポイントは「色味、しなびていないか、先までピンとしているか」の3つ
いかがでしたでしょうか?モロヘイヤのネバネバがお好きな方は、ぜひ本記事を参考にしてモロヘイヤ料理を楽しんでくださいね!