6〜8月頃に旬を迎えるモロヘイヤ。粘り気のある食感が特徴的で、納豆やオクラなどのネバネバ食材と混ぜて食べるとすごく美味しいですよね。
そんなモロヘイヤですが、「毒があるから危険!」という話しを聞いたことがある方も少なくないかと思います。実は、モロヘイヤのある部分には毒性のある成分が含まれているそうです。そこで今回の記事では、モロヘイヤのどの部分に毒が含まれているのか?に関連して下記の内容を解説します!
- モロヘイヤには毒があるの?
- 毒のあるモロヘイヤを食べるとどうなるの?
- 赤い茎は注意?
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目次
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モロヘイヤには毒があるの?
モロヘイヤは、スーパーや八百屋さんで普通に並んでいる野菜の1つですよね。そのため、毒が含まれているなんて考えられないかと思います。しかし、モロヘイヤには「ストロファンチジン」と呼ばれる毒性のある成分が含まれています。
「え?ならモロヘイヤは食べないほうがいいの?」本記事をご覧になられている方は、そのように思われるかもしれませんね。しかし、一般的にスーパーや八百屋さんで販売されているモロヘイヤには毒がないと言われています。ここでは、モロヘイヤに含まれる毒性のある成分「ストロファンチジン」について詳しく解説をします。
どこに毒があるの?
モロヘイヤに含まれる「ストロファンチジン」と呼ばれる毒性のある成分は、モロヘイヤの「成熟した種子、成熟中の種子、成熟種子の莢、若菜」に含まれると言われています。実際に、農林水産省はモロヘイヤに含まれる、ストロファンチジンについて下記のような回答をしています。
モロヘイヤの強心配糖体は、成熟した種子に最も多く含まれるほか、成熟中の種子、成熟種子の莢(さや)、発芽からしばらくまでの若葉などにも含まれます。しかしながら、収穫期の葉、茎、根の各部位並びに蕾(つぼみ)発生期の葉、茎、根、蕾の各部位には含まれず、野菜としてのモロヘイヤ、モロヘイヤ健康食品、モロヘイヤ茶などからも検出されないことが報告されていす。(引用元:農林水産省)
ストロファンチジンとは?
ストロファンチジンとは、モロヘイヤの種子に多く含まれる「毒性のある成分」になります。ストロファンチジンを誤って食べてしまうと、めまいや嘔吐などの中毒症状を引き起こしてしまいます。
また、ストロファンチジンの成分は、人間の身体だけではなく、動物の身体にも害があることがわかっており、長崎県では、実のついたモロヘイヤを食べた牛が死亡するという事例も報告されているようです。
スーパーに売られているのは大丈夫?
ストロファンチジンは、モロヘイヤの種子や若菜に多く含まれます。そのため、収穫時期のモロヘイヤの葉や茎であれは問題なく食べることができます。また、スーパーや八百屋では、収穫期のモロヘイヤが販売されているので、安心して食べることができますよ。
家庭菜園のモロヘイヤは注意!
家庭菜園などでモロヘイヤを栽培して収穫される場合は、収穫時期には十分に注意が必要です。また収穫する際は、種子や莢が混入しないように注意してくださいね。
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毒のあるモロヘイヤを食べるとどうなるの?
上記では、モロヘイヤには毒性のある成分が含まれている。とお伝えをしました。では、もし誤って毒のあるモロヘイヤを食べてしまうとどうなるのでしょうか?結論から申し上げると「めまい、動悸、吐き気」などの中毒症状を引き起こしてしまいます。
ここでは、毒のあるモロヘイヤを食べるとどうなるのか?について詳しく解説をします。
めまい
モロヘイヤに含まれる毒を食べると、立ち上がれなくなったり、血圧が急激に低下します。モロヘイヤを食べた後に、めまいやふらつきを感じたらすぐに医療機関を受診するようにしてくださいね。
動悸
モロヘイヤを食べた後に、胸がドクンドクンと心臓の拍動が伝わってくるような動悸を感じたら、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。胸の動悸は、モロヘイヤの毒による中毒症状の1つとしてよくある症状のようです。
吐き気
モロヘイヤの毒を食べると、嘔吐や吐き気の症状が出る場合があります。モロヘイヤの毒を食べると身体は、毒素を出そうと吐き気を感じます。吐き気を感じたら、無理に止めずに毒素を出し切るようにしましょう。
また、あまりも酷い症状が出る場合は、医療機関を受診するようにしましょう。
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赤い茎は注意?
モロヘイヤは、一般的に葉の部分を食べるイメージがあるかと思います。しかし、モロヘイヤの茎の部分は葉の部分と同様に美味しく頂けるんですよ。ただ、モロヘイヤの茎の部分が赤くなっていたら注意が必要です。ここでは、モロヘイヤの茎が赤くなる理由について解説をします。
モロヘイヤの茎が赤くなる理由
モロヘイヤの茎が赤くなる理由の1つとして「肥料切れ」があります。これは特に、家庭菜園でモロヘイヤを栽培されている方は注意が必要です。モロヘイヤを家庭菜園で栽培する場合は、定期的に肥料を与えるようにしましょう。
赤い茎は避けて食べよう
モロヘイヤの赤い茎の部分は食べれないことはありません。しかし、赤い茎の部分は固く食べにくいので、できるだけ避けて食べるのがオススメです。
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まとめ
今回の記事では「モロヘイヤの毒性はどこにあるの?口にするとどんな症状が出るの?」について解説をしました。
最後にもう一度、本記事の要点を振り返っておきましょう。
この記事をまとめると
- モロヘイヤの種子や若菜には「ストロファンチジン」と呼ばれる毒性のある成分が含まれる
- ストロファンチジンを食べることで「めまい、動悸、吐き気」などの症状を引き起こす可能性がある
- モロヘイヤの赤い茎は、固く食べにくいので、避けるようにしましょう