モンスターエナジーを飲みすぎるとどんな症状が?正しい飲み方は?

仕事やゲームなど、ここぞという時には集中力が必要です。そんな時に頼りになるのがモンスターエナジーを代表としたエナジードリンク。

しかし、慢性的にエナジードリンクを飲み続けてしまうと効果がないどころか、かえって体に悪影響を及ぼすことをご存じでしょうか。。

  • モンスターエナジーを飲み過ぎるとこんなリスクが
  • モンスターエナジーの飲み過ぎによる死亡例があるって本当?
  • 正しい飲み方や注意点を知っておこう

今回は、こちらについて詳しく解説します。

スポンサードリンク

モンスターエナジーを飲みすぎるとどんな症状が?

まずはモンスターエナジーに含まれる成分について見て行きましょう。なお、今回は基本となる緑色のモンスターエナジーを基軸としています。

モンスターエナジー(緑)355ml1本あたり

栄養成分 含有量
エネルギー 177kcal
たんぱく質 0g
脂質 0g
炭水化物 46g
食塩相当量 0.71g
ビタミンB2 2.4mg
ナ2.4mgイアシン 30mg
ビタミンB6 2.8g
ビタミンB12 3.6〜21μg
アルギニン 444mg
D-リボース 444mg
高麗人参 291mg
L-カルニチン 103mg
カフェイン 142mg

上記のように、モンスターエナジー1本には様々な成分が含まれています。モンスターエナジーのパッケージには「L-アルギニン+高麗人参」の表記があるように、いくつかの成分の含有量はかなりのもの。

含まれる成分を過剰摂取してしまうと、以下のようなリスクが生じることがあります。

不眠症に

モンスターエナジーに含まれる成分の一つであるカフェインは、短時間に過剰摂取すると健康を害する恐れがあります。

カフェインを摂取することで中枢神経系に刺激が加わり、頭をすっきりさせる覚醒作用が働きますがこの覚醒作用が頻繁に起きてしまうと結果として

  • 寝つきが悪くなる
  • 眠りが浅くなる

など、不眠症の発生に繋がってしまうリスクがあります。

血糖値が上がる

モンスターエナジーには多くの糖分やカフェインが含まれており、過剰摂取すると血糖値を高めるホルモン分泌が促されます。

その結果、過剰に摂取されたカフェインがインスリンの機能妨害に繋がり血糖値の上昇から最終的には糖尿病を発症するリスクが考えられます。

カフェイン中毒になる可能性が!

カフェインの過剰摂取が長期間継続すると、人間の体はカフェインが過剰摂取された状態が普通であると認識して、耐性ができてしまいます。

耐性ができるとカフェインによる覚醒作用を求めて更なる過剰摂取が続き、結果的にカフェイン中毒に陥る可能性があります。

心臓や肝臓への影響は?

短時間に大量のモンスターエナジーを摂取することは、血圧の急上昇や心臓の機能にも異常をきたす恐れがあります。

また、エナジードリンクと同時にアルコールを摂取すると吸収率が異常に高まってしまい、救急搬送されるといった事例も数多く存在するため絶対に止めましょう。

スポンサードリンク

モンスターエナジーの飲みすぎで死亡例が!?

アメリカで死亡例が

2011年、アメリカに住む14歳の少女がエナジードリンクに含まれる多量のカフェイン摂取が原因とみられる症状で死亡した事例があります。

少女は、死亡するまでの24時間以内に700mlのモンスターエナジーを2本摂取していました。なお、1.4リットルのモンスターエナジーに含まれるカフェイン量は約560mgとなっています。

モンスターエナジーの致死量はどれくらい?

モンスターエナジーの過剰摂取による致死量は、飲む人の年齢や性別、生活習慣などによって大きく変化しますが、おおよそフェイン総量5,000mgを極めて短時間に連続摂取することが致死量となります。

ただし、この致死量を製品に換算した場合約35本分となるため、現実的に短期間にこれだけのモンスターエナジーを摂取するのはかなり難しいでしょう。

スポンサードリンク

モンスターエナジーの正しい飲み方や注意点は?

一日何本まで?

WHO(世界保健機関)では、健康を害するリスクとなるカフェインの1日当たりの摂取量を400mgまでとしています。

製品355mlあたりカフェインが142mg含まれていることを考えるとどんなに多くても1日2本~3本までに抑える必要があります。

適量なら体にいい影響も!

モンスターエナジーに含まれるカフェインは、過剰摂取することで人体に悪影響を及ぼしてしまうものの、適量であれば眠気を防ぎ疲労感を解消させる効能もあります。

また、同じく含まれるアルギニンには筋肉増強や免疫機能の向上させる効果も期待できます。

子どもや妊婦は特に注意!

体が成長しきっていない子どもやお腹に赤ちゃんのいる妊婦さんは、モンスターエナジーの摂取には注意が必要です。特に妊娠中のカフェインの摂取は流産のリスクが高くなると言われています。

そのため、こどもや妊婦さんは1日当たりの摂取量をモンスターエナジー1本までと定めることが大切です。

スポンサードリンク

まとめ

 

この記事をまとめると

  • モンスターエナジーには多量のカフェインをはじめ様々な成分が含まれている
  • モンスターエナジーによるカフェインの過剰摂取は、睡眠障害や血糖値急上昇に繋がる恐れがある
  • 1日当たりの摂取限界量は355ml1本までとして、出来るだけ摂取の間隔を開けることが大切

いかがだったでしょうか。

コンビニなどで手軽に購入できてしまう分、飲み方や量に注意が必要なモンスターエナジー。用法用量をしっかり守って、上手にリフレッシュに活用しましょう。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

スポンサードリンク