古くは日本書紀の時代から重宝されていた、今では料理やお菓子作りにも使えてそのまま食べてもおいしい水飴。「水飴」というと、賞味期限が早いイメージも浅いイメージもなく、一体どのくらい日持ちするのか検討とつきませんという人が多いかと思います。一体水飴に賞味期限というものはあるのでしょうか?また、水飴に賞味期限があるとしたら一体どのくらいなのでしょうか?そして、「腐ってしまった水飴」をみたことがあるという方は少ないかと思いますし、「水飴が腐ってしまった」という話も聞いたことがある方は少ないかと思いますが、水飴は一体、腐ってしまった場合はどうなってしまうのでしょうか?今回は、
- 水飴の賞味期限
- 水飴は腐るとどうなるの?
- 水飴は冷凍保存できるの?
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目次
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水飴の賞味期限・日持ちはどれくらい?
「水飴の賞味期限はどのくらいなの?」と聞かれて、すぐに答えることができる方は少ないかと思います。おそらくほとんどの人は、「水飴の賞味期限」について考えたこともないでしょう。お砂糖などの調味料は、腐らないと言われているため賞味期限は書いていませんが、水飴はそうではありません。水あめの原料は穀物や芋類などに含まれるでん粉です。そのため水飴は粘性があるのが特徴です。水飴は製法によって、「麦芽水飴」・「酸水飴」・「酵素水飴」の3種類に分けられます。水飴というと無色透明なイメージが強いですが、原料や製法によっては、無色透明ではなく、褐色に色づいている水飴もあるようです。水飴は、料理に使うとその料理にコクや光沢を与えてくれて、口当たり良く仕上げてくれます。その商品にもよりますが、製造から約一年ほどが水飴の賞味期限の平均と言われています。
未開封
未開封の場合は、上記の通り、商品にもよりますが、大体製造から1年ほどが賞味期限の平均であると言われています。
開封後
水飴を開封した場合、開封してしまうと水分や異物などが混入してしまう恐れがありますので、未開封の場合に比べると傷んでしまうスピードが早くなることが考えられます。そのためなるべく早めに召し上がるようにしましょう。
賞味期限切れはいつまで食べられる?
水飴をたくさん買っても、普段はあまり使わないという場合には、いざ買っておいた水飴を使おうと思ったときには、すでに賞味期限が過ぎていた!なんてこともあり得るでしょう。「賞味期限が切れていたからと言って、すぐに捨てるのはもったいない。なんとか食べれないのか。」などと思うかもしれません。そんなときには、まずはその水飴の状態をきちんとみてみましょう。異変がないかを確認する必要があります。そした、なにか少しでも異変があった場合には、絶対にその水飴は口にしないようにしましょう。
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水飴は腐るとどうなる?
それでは一体、水飴は腐った場合にはどうなってしまうのでしょうか?以下に記載させていただきますので、賞味期限切れの水飴を食べようか捨てようか悩んでいるという方は、ぜひ読んで参考にしてみてください。
変色する
水飴は、腐ると変色してしまうとも言われています。
カビが生える
水飴が腐ってしまった場合には、カビが生えてしまう・異臭がする・舐めてみると酸っぱい味がするなどの異変が起こる可能性があります。その他にも、上記に記載した通り、水飴の色に変化がみられるなどの特徴がありますが、普段の水飴と比べて明らかに状態が違うような場合には、たとえ賞味期限内であっても、その水飴は食べずに捨てることをおすすめします。
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水飴の保存方法
それではここからは、「水飴の保存方法」についてご紹介させていただきます。
常温保存
市販の水飴には実は保存料などが入っていないことがほとんどですが、常温で保存することは可能です水飴を常温で保存する場合は、直射日光や高温多湿は避け、涼しい場所で保管するようにしましょう。
冷蔵庫は固くなる?
水飴には、冷たくなると粘度が増して硬くなってしまうという特徴があります。そのため、冷蔵庫で保存した水飴は、使用する前にぬるま湯や湯煎で温めてから使うと良いでしょう。固くなってしまった水飴は、お料理で使う際も使いにくいのですが、こうすることによって柔らかくなって使いやすくなります。しかし、水飴の商品によっては、開封後要冷蔵と表示されているものもあるようなので、水飴を購入したらそこをまずは確認してみてください。また、開封後の水飴を冷蔵保存する際は、容器の蓋や口に水分や汚れがつかないよう注意して、清潔な状態で保存するようにしましょう。
冷凍できる?
水飴は不純物が少ないため、実は冷凍保存をしようとしても、凝固点降下が生じて凍りにくいです。もともと基本は常温保存が望ましい食品となるため、水飴は冷凍保存には向いていない食品だと言えるでしょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 水飴の賞味期限は、未開封であれば製造から約一年ほどが水飴の賞味期限の平均と言われている。
- 水飴は腐ってしまうと変色したりカビが生えたりしてしまう。
- 水飴は冷凍保存には向かない。