味噌は賞味期限切れ2ヶ月でも食べられる?保存方法や腐るとどうなる?

味噌の賞味期限について考えたことはありますか?味噌は長持ちする食品のイメージがあり、あまり賞味期限を気にしていない人も多いようです。もちろん味噌にも賞味期限があり、賞味期限が切れた味噌は使用する際は注意が必要になります。

  • 味噌の賞味期限
  • 味噌の正しい保存方法
  • 味噌が腐るとどうなるのか?

長持ちをイメージさせる味噌ですが、賞味期限や保存方法、腐った時はどうなるのかについて詳しく説明をしていきます。

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味噌の賞味期限

味噌は長持ちするイメージがある食品ですが、実際に味噌の賞味期限はどのくらいなのでしょうか?

賞味期限の目安

味噌は賞味期限の長い食品です。賞味期限の目安は味噌の種類によっても異なります。

  • 米味噌…甘口で3~6ヶ月、辛口で3~12ヶ月
  • 麦味噌…3~12ヶ月
  • 豆味噌…6~12ヶ月
  • 調合味噌(米・麦・豆を調合したもの)…3~12ヶ月

発酵と品質劣化

賞味期限が分かっても、味噌は劣化しているか確認することが難しいと思う人が多いです。

味噌は発酵食品であり、発酵とは大豆・米・麦・魚・肉などの原材料に含まれるたんぱく質やでんぷん質などの栄養素を最近や麹カビ、酵母菌などの微生物が分解し、うまみ成分などが生成された加工食品です。発酵=腐るということではありません

味噌は腐るということはありませんが、賞味期限が過ぎると品質劣化してしまいます。品質劣化は、その名の通り「品質が劣っていく」ことであり、味や香りが落ちてきて、加工味噌などの場合は腐ってしまいます。

長期保存には向いているといえる

昔ながらの製法をしていれば、味噌は腐るということはありません。風味が落ちてきたとしても食べられないことはないので、長期保存に向いた食品といえます。昔から味噌は保存食として重宝されてきた理由でもあります。

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味噌の保存方法

長期保存に向いていて、昔ながらの製造方法であれば何年置いても腐ることがない味噌ですが、保存方法によっては腐ってしまうこともあるようです。

保存方法がとても大切

味噌は長持ちしますがデリケートな食品でもあります。保存方法を間違ってしまうと、賞味期限前でも腐ってしまうこともあります。常温保存をする場合は開封未開封関係なく、冷暗所での保存をしましょう。

開封済みの味噌は味の変化がしやすいので、早く食べ切るか冷蔵庫や冷凍庫で保存することをおすすめします。

ラップを被せて酸化を防ぎ冷蔵保存

味噌を長期保存したい時は冷蔵保存がおすすめです。

冷蔵保存をする場合、空気に触れた部分が変色したり乾燥することがあるので、カップの場合はラップを被せて蓋をする、袋の場合は口をしっかり折ってクリップで止め、タッパーなどに出してラップを被せて蓋をするなどをして保存します。

だし入り味噌や減塩味噌などの加工味噌は、他の味噌よりも傷みやすいので、冷蔵庫での保存がおすすめです。

冷凍保存OK!塩分や糖分で凍らない

味噌を保存する場合、冷凍保存することもできます。

味噌は塩分濃度が高いので、家庭用の冷凍庫では凍ることはありません。やわらかいままで保存ができるので、解凍する必要がないので、簡単に味噌汁ができる味噌玉づくりなどにもおすすめです。

味噌は腐るとどうなる?

長期保存に向いていて、腐ることがほとんどない味噌ですが、加工味噌の場合は腐ってしまうことがあります。

賞味期限切れ2ヶ月は食べられる?

味噌の賞味期限は3~12ヶ月といわれています。

きちんと仕込まれた昔ながらの製法でできた味噌は、正しい保存方法をすれば何年置いても腐りません。色こそ変わってきますが、食べることができます。加工味噌(だし入り味噌や減塩味噌)の場合も未開封であれば、賞味期限後2ヶ月以上経過していても食べることが可能です。

開封してしまうと、カビが発生してしまうこともあるので注意をしましょう。

目に見えるカビに注意

保存方法を誤ってしまうと、カビが生えてしまうことがあります。

味噌にカビが生えてしまっても、表面にのみ発生するので、表面のカビを取り除けば味噌は食べることができます

カビの色によっては注意が必要なものがあり、白カビ・黒カビであれば問題はないですが、青カビの場合は注意が必要であり、毒性は低いですが食中毒を起こしてしまう可能性もあります。

青カビが生えている場合は、取り除いたうえでアルコールを吹き付けておくと、その後も味噌を食べることができます。

酸っぱい味に注意

味噌が腐った時は味噌に酸味が出てしまい酸っぱくなってしまいます。発酵が進んだだけであれば食べられますが、腐っている場合は食べられません

ぬめりがあり、異臭や納豆のような臭い、苦味もあるようであれば腐っているので食中毒を起こす細菌が繁殖している可能性があるので食べるのはやめましょう。

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まとめ

味噌は腐るのか?腐った時にはどのようになってしまうのか紹介しました。

この記事をまとめると

  • 味噌の賞味期限は種類によっても異なるが3~12ヶ月
  • 未開封なら冷暗所で保存、開封済であれば空気に触れないようにして冷蔵庫で保存
  • 冷凍庫で保存も可能
  • 味噌が腐るぬめりや酸っぱさ、納豆のような匂いなどが発生する

味噌は長期保存が可能な食品であり、加工味噌ではない限り腐ったりすることもありません。加工味噌は減塩・だし入りなどで腐りやすいため、しっかりと保存が必要です。味噌のような発酵食品は体にも良いので、日常的に摂るようにしていきましょう。