社員は味の素を使わない？体に悪い？グルタミン酸ナトリウムとは？

世界中で使われる調味料として有名な「味の素」ですが、味の素を販売している味の素株式会社の社員は味の素を使わないというウワサを聞いたことはありませんか？体に悪いから？美味しくないから？本当に社員は使っていないのでしょうか？

味の素に関するウワサについて紹介をしていきます。

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味の素って何？

画像出典：味の素

味の素は世界中で使われている調味料ですが、味の素って一体何？と聞かれて答えることができますか？味の素とはどのような調味料なのでしょうか？

味の素とは

味の素は「うま味調味料」といわれる、料理のうま味をUPさせる調味料です。うま味は今でこそ世界共通の味として知られていますが、日本独特の味覚とされていました。

うま味は、主にアミノ酸の一種であるグルタミン酸やイノシン酸、ナトリウムなどのミネラルが結合した物資の総称であり、チーズや昆布、かつお節や煮干しなどにそれぞれの成分が含まれていることが知られています。

原料や製法

味の素の原料は、天然のさとうきびです。

作り方は以下の通りです。

1. さとうきびをしぼって糖蜜を作る
2. 糖蜜を発酵させる
3. 使いやすいようにグルタミン酸ナトリウムの粉状にする
4. 味の素の完成

簡単に説明をしましたが、天然の材料を使い丁寧に作られているのが味の素です。

用途は無限

味の素はうまみ調味料といわれています。

その用途に制限はなく、うまみを加えたいもの、うまみを増したいものに使用することが可能です。味噌汁に入れ、出汁のうまみを引き出したりお浸しなどにかけて味付け、卵かけご飯のコクを増すこともできます。

いつもの味がワンランクアップする隠し味として、味の素を使うことができます。

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社員は味の素を使わない？

味の素は料理を美味しくする隠し味とも言える存在ですが、味の素の社員は味の素を使わないというではないですか？噂ではありますが、なぜそのようなことをいわれてしまうのでしょうか？

ネット上では体に悪いと噂に

ネット上では味の素は体に悪いから使ってはいけないなどといわれています。

なぜそのように書かれてしまうのか？それはグルタミン酸ナトリウムの過剰が悪いといわれ、グルタミン酸ナトリウムを主成分とする味の素は過剰摂取をしてはいけない「味の素は体に悪い」という答えに繋がっています。

グルタミン酸ナトリウムとは

グルタミン酸ナトリウム、グルタミン酸はアミノ酸の一種で昆布のうまみ成分とされています。さとうきびから取れる糖蜜やでんぷんから発酵法で作られます。

グルタミン酸自体は水に溶けにくいものなので、使いやすくするためにナトリウムをつけて乾燥させたものがグルタミン酸ナトリウムです。

動物実験でグルタミン酸ナトリウムの摂取により、脳の損傷や目の神経細胞死による失明など神経に対する毒性があるといわれる報告があり、グルタミン酸の過剰摂取が危険であるといわれています。

味の素は健康への影響を否定

体に害のあるグルタミン酸ナトリウムが使われている「味の素」は危険なのでは？と思うはずです。

味の素にも「体に悪いのでは？」という質問が来ているようで、味の素は健康への害について否定をしています。

「味の素の成分はグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸、ナトリウムであり、自然の植物に含まれる物質であり、肝臓などで代謝されるから体内に蓄積されることはないので、長期間にわたり食べ続けても問題はない」

と紹介しています。

グルタミン酸ナトリウムは長期間の過剰摂取が問題であり、通常味の素を使うくらいでは問題起きないともいわれています。

出典：味の素Q＆A｜味の素

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安全で美味しい調味料

味の素が体に悪いということはなく、安全でおいしく摂取ができるうま味調味料になります。

妊婦や赤ちゃんでも食べられる

グルタミン酸ナトリウムが含まれていることで、使うのが怖いと思うかもしれません。

味の素が公式HPで回答しているように、体に害のあるもので味の素は作られていないので、妊婦はもちろんのこと、乳幼児が食べても問題がなく安全であることが確認されているので安心して食べましょう。

ちなみに、生まれて初めて赤ちゃんが口にする母乳（初乳）には、グルタミン酸がたくさん含まれています（牛乳の約10倍）。赤ちゃんはお母さんか「うま味」というプレゼントをもらって成長していくのです。

どれだけ食べても害はない

味の素など、グルタミン酸を含むうま味調味料は、国（厚生労働省）基準で使用量の制限が設けられていません。たくさん食べても問題はありません。

しかし、味の素では料理ごとにおいしく食べられる適量を紹介しています。多く使えばうま味が増すということではないようです。

おすすめレシピ

簡単に振りかけるだけで美味しい料理に変わります。使う量はあくまで目安なので、振り過ぎない程度に振って美味しく食べましょう。

• 味噌汁・スープ…3～4振（「うま味」で出汁感が増します）
• チャーハン・野菜炒め…4～5振（仕上げに振ることで、味にコクと深みが出る）
• 漬物・おひたし…1～2振（食べる直前にかけることでうま味が出て味に深みが出る）
• 冷ややっこ・納豆…1～2振（うま味が加わりさらに美味しく食べられる）

まとめ

味の素の効果と体に悪いという噂、美味しく食べるための使い方について紹介しました。

味の素はうま味成分により、料理をよりおいしくすることができます。いつもの料理がさらにおいしくなるので、味の素を上手に利用していきましょう。