「ミルキーはママの味」のキャッチフレーズでお馴染みの「ミルキー」ですが、誰でも一度は食べた事があるのではないでしょうか?子供の頃に食べていた記憶がありますが、ミルキーって何歳から食べる事ができるのでしょうか。そこで今回は
- ミルキーとは?
- ミルキーは何歳から食べさせられるのか
- ミルキーを子供に食べさせる危険性とは
- ミルキーの1日の適量はどの位なのか
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目次
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ミルキーとは
ここでは、ミルキーとはどんなキャンディなのか、「ママの味」とはどういう意味なのかをご紹介します。
長年愛されるキャンディ
「ミルキー」とは、株式会社不二家が1951年に発売を始めたキャンディのブランド名になります。北海道産の牛乳が使用されたミルク味のソフトキャンディです。
誰もが聞いた事のある「ミルキーはママの味」というキャッチフレーズと、パッケージにプリントされた「ペコちゃん」の可愛らしい絵が特徴です。
「ママの味」とはどういう意味?
馴染みのフレーズですが、「ママの味」とはどういう意味があるのか気になりますよね。ミルキーが「ママの味」と言われる理由は、不二家の初代社長である林右衛門の夢が原点だと言われています。
戦後間もないころ、林右衛門は水飴と練乳を結び付けた全く新しい美味しさと、豊富な栄養を含んだお菓子を低価格で作ろうと思いつきました。新製品の対象は幼児だったので、キャッチフレーズを「ママの味」にする構想が既に固まっていたのでしょう。
林右衛門が目指した「ママの味」とは、「母親の愛情を表すようなやわらかい味、母乳のなつかしさを感じさせるような味」だったのです。開発段階では「ジョッキー」という商品名でしたが、牛乳そのままの味を生かしたというイメージを壊さないように、1951年の完成時に発表された名前は「ミルキー」となりました。
ミルキーは何歳から食べさせられる?
ここでは、ミルキーは何歳から食べさせる事ができるのか紹介します。
なるべき大きくなってから
「ミルキーは何歳からなら食べても大丈夫」と言う基準はありません。しかし、アメリカの研究および追跡調査によると、砂糖の摂取量が多いと虫歯になるリスクが増加する事が立証されており、特に虫歯のリスクを高めるのは、歯に付きやすい粘々したお菓子だと言われています。
そのためミルキーは比較的、虫歯になるリスクが高いお菓子と言えます。歯は生えてから表面のエナメル質が完成するまでの時期が最も虫歯になりやすいと言われており、歯が生えてからエナメル質が完成するまでには2~4年かかります。
乳歯と永久歯の時期を考えると、未成年の時期はほぼ虫歯になりやすいと言えますが、この時期に全くお菓子を食べないというのも現実的ではありません。
乳歯が虫歯になると永久歯も虫歯になりやすい点と、乳歯は3歳ごろに生えそろう点から、厚生労働省はまずは3歳頃までの虫歯を回避する事を推奨しています。ミルキーもできるだけ大きくなってから食べさせる方が良さそうですね。
喉詰まり時の対処法を覚えておこう
もし、ミルキーを喉に詰まらせてしまった場合の対処法をご紹介します。まず119番で救急車を呼んでください。そしてできるだけ周囲の人を呼び、落ち着いて対処できるようにしましょう。
もし子供の意識が無ければ、電話先の救急隊員に支持を仰いで、気道確保や人工呼吸などの対応を行う必要があります。外出先でAEDがあれば手配し、心肺蘇生を開始してください。
意識がある場合は、異物の除去を行います。やみくもに口の中に指を突っ込んで異物を取ろうとすると、逆に奥に押し込んでしまう可能性もあるので無理に取ろうとするのは禁物です。
咳ができるなら、できるだけ咳をさせて異物を吐き出させます。もし途中で意識がなくなった場合には、すぐに心肺蘇生を行えるようにします。
1歳児以上の幼児であれば「ハイムリック法(腹部突き上げ法)」を行います。ハイムリック法を行った場合は内臓を損傷している場合もあるので、救急隊員に行った旨を伝えてください。
- 子供の背後から両腕をまわす
- みぞおち部分で両手を組み、握りこぶしをつくる
- 握りこぶしでみぞおち部分を上方に圧迫する
1歳未満の赤ちゃんの場合は「背部叩打法」を行います。
- 片腕の上に乳児をうつぶせに寝かせ、手のひらで顔を支える
- 頭部が低くなるような姿勢にし、背中の真ん中を強く叩く
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ミルキーを子供に食べさせる危険性
ここでは、ミルキーを子供に食べさせる際の危険性について紹介します。
小さい子は喉の詰まりに注意
ミルキーなどのソフトキャンディはその形状から、子供がしっかり舐める、あるいは噛む事ができるかを考慮する必要があります。上手に咀嚼するには奥歯の力が必要で、奥歯が物を噛むことができるようになるのは、一般に1歳8か月以降からと言われています。
さらに奥歯が生えそろうのは2歳6か月~3歳6か月頃です。3歳~6歳の幼児期後半にかけて、咀嚼能力は徐々に習熟していきます。厚生労働省の調査によると、子供の窒息事故が最も多い年齢層は1~4歳のまだ咀嚼能力が十分に備わっていない時期となります。
小さい子はミルキーを喉に詰まらしてしまわないよう、周りの大人が十分に注意する必要があります。
食べ過ぎは虫歯の危険性
先ほども紹介したように、未成年の時期は虫歯になりやすいのでミルキーを食べる際には虫歯に注意しましょう。
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ミルキーの適量は?
とても美味しいミルキーは、ついもう一つと手を伸ばしてしまいますが、ミルキーに適量はあるのでしょうか?ここでは、ミルキーの適量について紹介していきます。
一日数粒で抑えておこう
ミルキー1粒のカロリーは約15kcal。一般的なソフトキャンディのカロリーは20~30kcalですので、比較的低カロリーなお菓子です。1歳~1歳半までのおやつの理想のカロリーは100kcal。1歳半~2歳代は100~150kcal。3歳~5歳までは150~250kcalです。
ミルキーだけでは理想摂取カロリーを超える事はなさそうですが、おやつは栄養面のバランスも考えながら摂るべきですので、ミルキーも一日数個程度で抑えるのが良さそうです。
ミルキーの成分・カロリー
最後にミルキー1粒(標準3.6g)当たりのカロリーと成分をご紹介します。
- カロリー:15kcal
- タンパク質:0.1g
- 脂質:0.3g
- 炭水化物:2.9g
- 食塩相当量:0.016g
- カルシウム:4㎎
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まとめ
「ミルキーとは、ミルキーは何歳から食べさせられるのか、ミルキーを子供に食べさせる危険性とは、ミルキーの1日の適量はどの位なのか」これらのテーマについて紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- ミルキーの「ママの味」とは、「母親の愛情を表すようなやわらかい味、母乳のなつかしさを感じさせるような味」の事
- 虫歯や窒息のリスクから、できるだけ大きくなって食べさせるのが良い
- 理想のおやつの摂取カロリーからも、ミルキーは1日数個に抑えた方が良い
- ミルキーのカロリーは1粒15kcal
私たちが子供の頃から馴染みのある「ミルキー」が、これからも子供たちに愛されるお菓子であり続けて欲しいですね。
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