みりん風調味料は危険?体に悪い?食品添加物が多いって本当?

みりん風調味料は体に悪いと聞いたことはありませんか?実際みりん風調味料は本みりんとは異なり食品添加物が含まれているため体に悪いというイメージがあります。

今回の記事はみりん風調味料について詳しくご紹介しますね。

  • みりん風調味料ってどんな調味料?
  • みりん風調味料に含まれる添加物
  • 食品添加物で気を付けるべきものは?

みりん風調味料に使われている添加物を理解すれば必ずしも健康に悪い!というわけではないことが分かります。ただし私たちが普段食べている食品の中には体に悪影響を及ぼす可能性がある食品添加物が多く含まれているものも存在しているのが現状です。摂取するのに気を付けたい添加物についても説明しているので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。それでは詳しく説明します。

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みりん風調味料ってどんな調味料?

みりん風調味料とはその名の通り、みりんの味の寄せて作った甘味料のことです。主な原材料はグリシン、水あめ、ブドウ糖、コハク酸などで、それらをブレンドして作られています。本みりんに比べて甘味が強く、アルコールが1%以下と、ほとんど含まれていないのが特徴です。

みりん風調味料と本みりんの違い

普段あまり意識していない方もいるかと思いますが、みりんと言っても大きく分けて「みりん風調味料」と「本みりん」の2種類が存在します。

主な違いは以下の通りです。

【原材料】

みりん風調味料・・・ブドウ糖、水あめ、グルシン、コハク酸、醸造アルコール

本みりん・・・もち米、米麹、醸造アルコールまたは焼酎

【製造方法】

みりん風調味料・・・ブレンド

本みりん・・・糖化熟成

【アルコール度数】

みりん風調味料・・・1%未満

本みりん・・・12~14%程度

【主な特徴】

みりん風調味料・・・酒税がかからないため価格が安い。本みりんに比べて甘味が強い。アルコールがほとんど含まれていない。

本みりん・・・肉や魚の臭みを取り除く効果、煮崩れを防ぐ効果があり。上品、まろやかでコクのある風味が特徴。

また本来のみりんの仕様目的は①魚や肉の臭みを取り除く②煮崩れを防止するなど。これはアルコールによる効果ですが上述した通りみりん風調味料にはアルコールがほとんど含まれていないのでその効果は期待できません。

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みりん風調味料に含まれる添加物

主にみりん風調味料に含まれている添加物は以下の3点です。

タイトル

■グリシン

■水あめ・ブドウ糖

■コハク酸

それぞれの特徴、使用目的などご紹介します。

グリシン

食品を長持ちさせる効果がある。体内にも存在する成分で、血液中の酸素を運搬する機能、筋肉運動に必要な成分である。

水あめ・ブドウ糖

食品に甘みを加えるために使われる、人工甘味料の一種。体に悪影響はないと言われています。

コハク酸

コハク酸とはアミノ酸の一種で、食品にコクや旨味を与える働きがある。貝類のうまみ成分としても知られている。

どれも国が定めた基準以下なので心配しなくてOK

みりん風調味料に含まれている食品添加物はどれも国が定めている基準を守っているため、基本的に適量であれば安心して利用できます。食品添加物=体に悪いというイメージがありますが、きちんと適量を守っていれば問題ないでしょう。

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食品添加物で気を付けるべきものは?

本みりんに使用されている食品添加物は適量であれば体に悪影響ないとお伝えしましたが、中には摂取することに気を付けたい食品添加物があります。

主に気を付けたい食品添加物は2つ。

  • 亜硫酸Na
  • 臭素酸カリウム

です。

それぞれについて詳しく説明します。

亜硫酸ナトリウム

亜硫酸ナトリウムとは、食品の酸化防止や漂白目的で利用される食品添加物の一種です。よくワインやドライフルーツにも利用されており、摂取しすぎると頭痛や胃痛、肝臓にも悪影響があると言われています。またコンビニ弁当にもよく利用されているため、よく食べる方は成分表を確認して食べ過ぎには気を付けましょう。

臭素酸カリウム

臭素酸カリウムとはパンに良く含まれている食品添加物です。パンの膨らみや食感を良くする目的で利用されますが、発がん性があることが懸念されています。

茹でずに食べる麺

また加熱せずに食べられる生うどん、生ソバなどの麺類にも気を付けましょう。加熱しなくて良いということは細菌の繁殖を抑えるためにたくさんの食品添加物が加えられています。私たちの周りには時短に便利な食材で溢れていますが、便利な食品ほど体に悪い添加物が多く含まれていることが多い傾向にあります。是非この機会に食品添加物についてよく理解し、健康に良い美味しい食品を選んで食べてください。

まとめ

以上、みりん風調味料は危険?という疑問についてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • みりん風調味料にはブドウ糖、水あめ、グルシン、コハク酸などの食品添加物が含まれている
  • 本みりんとの主な違いは①原材料②製造方法③アルコール度数など
  • 使用されている食品添加物は国の基準を守っているため、必ずしも健康に悪いと言わけではない
  • 食品添加物で気を付けたいのは、亜硫酸ナトリウムや臭素酸カリウムなど
  • 基本的に便利(時短)な食品は、食品添加物が含まれていることも多いため、成分表を確認すると良い

みりん風調味料は体に悪いというイメージがありますが、適量を守れば安心して利用できます。ただし必ずしもすべての添加物が安心して摂取できるわけではないため、食べる時は気を付けましょう!

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