みりんにカビ?白い塊や白く濁るのはなぜ?まだ使えるの?戻し方

日本人の料理で馴染み深い調味料の一つと言えば「みりん」です。煮物や炒め物、和え物など、様々な調理方法で使用できるため欠かせないですよね。今回は、「みりんの腐敗」について解説していきます。

みりんや醤油などの調味料って、常温保管しているご家庭が多いですよね。そんなにすぐに使い切る調味料でもありませんから、腐ったりしないのか確かに心配になってきます。みりんは腐らないのでしょうか?そこで今回は、

  • みりんってどんな調味料?
  • みりんの保存期間はどれくらい?
  • みりんに白い塊が!カビなの?

これらのテーマで「みりんの腐敗」について紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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みりんってどんな調味料?

そもそもみりんとはどのような調味料なのかご存じでしょうか?本みりんやみりん風調味料など、みりん一つとっても様々な商品が販売されていますよね。一体どういうことなのでしょうか?

みりんとは?

実はみりんとは「お酒」だったのです!

しょうちゅう(甲類または乙類)や40%程度のアルコールに蒸したもち米とうるち米こうじを混和し、40~60日間熟成させて糖化を行い、かすをしぼり取って得られる酒。

引用元:みりんってなに?どうして料理に必要なの?初心者にとって謎の調味料「みりん」を調べてみる | ストーリー | 味の素グループ (ajinomoto.co.jp)

ちなみにこの解説は「本みりん」の解説です。他にも「みりん風調味料」という商品も販売されていますよね?みりん風調味料は「お酒」ではありません。

みりん風調味料は、水飴やうま味調味料などの添加物を使用した本みりんの代用品で、アルコール度数が1%未満なのでお酒とは呼びません。そのため本みりんを使用する場合に行う「煮切り」は必要ありませんよ。

便利ではありますが、やはり美味しい料理を目指すのであれば、本みりんの方が味に深みが出て料理がおいしくなりますよ♪

使うとどうなるの?

みりんってどうして使うのか?しっかりと知ったうえで料理に使っているという方はあまりいません。

本みりんを料理に使うと、味に奥行きや深みが出るほか、「照り」や「つや」を与えるといった効果も期待できます。また、さばやサンマの照り焼きなどを作る際、素材の臭みを消したり、味をしみやすくするといった効果もあるようです。

他にも、食材の煮くずれを防いだり、素材の旨味を閉じ込めるといった効果もあるようですよ。みりん風調味料にはアルコールが含まれていないため、ここまでの効果は期待できません。

どんなメリットが有るの?

本来本みりんは、飲用されることが主流だったようです。現在でも、「本直し」や「柳蔭(やなぎかげ)」といった名前で販売されている場合もあるようですよ。

本みりんには豊富なアミノ酸やビタミンなどが含まれているため、これらの効果を期待して料理に使用したり、飲用する方法もあります。疲労回復効果や糖代謝をアップさせたり、総合的に体を健康に保つメリットがあります

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みりんの保存期間はどれくらい?

それではみりんの保存期間や正しい保存方法について解説していきます。多くの場合常温保管でしょうが、果たしてこの方法で間違いはないのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

保存期間の目安

みりんの保存期間の目安は、本みりん・みりん風調味料、どちらも開封後3か月程度と言われています。この期間中に使いきらない場合は、用量の少ないみりんに買い替えた方がよいでしょう。

正しい保存方法

みりんの保存方法は、本みりんとみりん風調味料で違います。

  • 本みりん・・・開封後はふたを閉めて冷暗所で保管
  • みりん風調味料・・・開封後はふたを閉めて冷蔵保管

本みりんには糖分が多く含まれているので、あまり低温で保存すると糖分が結晶化してしまいます。また、アルコール度数が高いため、常温保管でも保存性が高いという特徴があります。

一方のみりん風調味料は、アルコール度数が低いため、温度が高いと雑菌などが繁殖してしまいます。スペースを空けて冷蔵庫で保管するようにしましょう。

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みりんに白い塊が!カビなの?

先ほども少し紹介しましたが、みりんに「白い塊」がある場合があります。一見「カビが生えた!?」ともとれるのですが、実は違います。みりんの結晶化について詳しく見ていきましょう。

白いザラザラは糖分の結晶

実はみりんの容器に付着した「白い塊」は、糖分が結晶化したことが原因です。常温保管しておくと、水分とアルコール分が蒸発することによって蓋に結晶が付着することがあるようですよ。カビではないので安心してください。

ぬるま湯で温めると戻る

間違って本みりんを冷蔵保管してしまった!保存場所の気温が低すぎた!といった場合は、みりんの液体内でも結晶化がみられる場合もあります。はちみつなどと同様に、固まってしまいます。

固まってしまった場合は、ぬるま湯で温めるとまた元に戻りますから安心してください。

カビも生えるのでしっかり確認すること

本みりんはアルコールが多いから、カビが絶対に生えない!というわけではありません。糖分も含まれていますから、保存状態が悪ければカビが生える場合もあります。固まってしまった本みりんを再度液体に戻す場合は、必ず状態を確認してから行いましょう。

まとめ

今回は、みりんの保存方法や特徴について解説していきました。

この記事をまとめると

  • みりんには本みりんとみりん風調味料がある!
  • 本みりんは冷暗所保管、みりん風調味料は冷蔵保管!
  • 本みりんは保存場所の温度が低すぎると結晶化する!

いかがでしたか?みりんの保存方法や保存場所、みりんの効果などについて、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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