コロンとした見た目が可愛い「ミニトマト」。サラダやお弁当に大活躍な、手軽に使える食材ですよね。爽やかな甘さが特徴のミニトマトですが、糖質やカロリーは高いのか、トマトとはどんな栄養素の違いがあるのか、食べ過ぎるとどうなるのか気になりますよね。そこで今回は
- ミニトマトを食べ過ぎると太る?
- ミニトマトを食べ過ぎると体に悪い?
- ミニトマトのメリット
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ミニトマトを食べ過ぎると太る?
ミニトマトだけだと分かりにくいため、トマトと比較してみましょう。
糖質・カロリー(100g当たり)
ミニトマト(小サイズ10個分) | トマト(中サイズ1/2個分) | |
エネルギー(カロリー) | 30kcal | 20kcal |
糖質 | 4.6g | 3.7g |
トマトに比べ、ミニトマトの方がカロリー、糖質ともに高いことが分かります。ミニトマト1個は約10gなので、1個当たりのカロリーは3kcal、糖質は0.5gです。トマトと比べるとカロリーや糖質が高いですが、お菓子と比べると、ミニトマトは低カロリー、低糖質です。ミニトマトの食べ過ぎで太ることはありません。
ミニトマトは、小腹がすいたとき、ダイエット中のおやつにおススメの食材です。
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ミニトマトを食べ過ぎると体に悪い?
ミニトマトを食べ過ぎてしまうと、内臓を冷やしてしまい代謝が悪くなったり、下痢になってしまう可能性があります。また、「柑皮症」と呼ばれる肌が黄色くなる症状が出ることもあります。身体に良い成分を多く含むミニトマトですが、食べ過ぎも身体の害になってしまいますから、1日15個までを目安に、何回かに分けて食べるようにしましょう。
ミニトマトのメリット
包丁いらずで、加熱調理せずにそのまま食べることができる、手軽さが魅力のミニトマトですが、栄養成分と効能にはどのようなものがあるのでしょうか?
見てみましょう。
カリウム:むくみ、高血圧予防
カリウムはミニトマト100g当たり、290mg含まれます。カリウムには利尿作用があり、体内の余分な水分や老廃物、ナトリウムを体外へ排出する働きがあるため、むくみの予防・解消、高血圧予防に役立ちます。
カリウムは水溶性であるため、茹でたり煮たりする水を使って加熱する調理で水に溶け出てしまいます。カリウムを無駄なく摂るためには、生のミニトマトを食べたり、スープにして汁ごと食べる食べ方がオススメです。
ビタミンC:美肌効果、 生活習慣病の予防
ビタミンCはミニトマト100g当たり、32mg含まれます。1日の摂取推奨量は100mgですから、小サイズ10個を食べるだけで1日に必要なビタミンC量の1/3を摂ることができます。
ビタミンCの働きは、以下の通りです。
ビタミンCは疲労、睡眠不足、風邪などのストレスによって、消費が激しくなりますから、意識して摂りましょう。
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βカロテン:皮膚や粘膜の健康維持、視力の維持、癌の予防
βカロテンはミニトマト100g当たり、960㎍含まれます。βカロテンは体内でビタミンAに変換されて、作用します。ビタミンAには皮膚や粘膜の健康を保つ働きや、暗いところでの視力を維持する働きがあります。皮膚や粘膜のバリアを高めることで、病原菌が入りにくくなります。
また、βカロテンは抗酸化作用があり、細胞を傷つけ癌を発症させる活性酸素の働きを抑えるため、癌の予防も期待できますよ。βカロテンは脂溶性のビタミンであるため、油と一緒に摂ると効率よく栄養を吸収できます。オリーブオイルを使ったトマトソースや、ドレッシングをかけて食べる食べ方がオススメです。
食物繊維:便秘予防・改善、血糖値上昇を防ぐ、生活習慣病の予防・改善
食物繊維はミニトマト100g当たり、1.4g含まれます。食物繊維の働きは、以下の通りです。
- 腸の蠕動運動を促し、腸の働きを良くすることで、便秘の予防や改善につながる
- 食物繊維は善玉菌のエサになり、善玉菌は免疫細胞を活性化させて、病原菌やウイルスから身体を守る
- 食物繊維には、血糖値の急激な上昇を抑える働き、血中コレステロール値を低下させる働きがあるため、生活習慣病の予防・改善が期待できる
リコピン:美肌効果、肥満予防、生活習慣病の予防・改善、血流を良くする
ミニトマトの赤い色の正体は、「リコピン」という成分です。リコピンはミニトマト100g当たり、8mg含まれます。可愛い名前のリコピンですが、強い抗酸化作用を持ち、なんとそのパワーはビタミンEの100倍以上と言われています。
〈リコピンの抗酸化作用〉
- 美肌効果
- ダイエットを助ける、肥満の予防効果
- 生活習慣病予防・改善効果
- 血流を良くする効果
リコピンは脂溶性であるため油と一緒に摂ると吸収率がアップします。また、玉ねぎやニンニクと一緒に食べることで、リコピンが吸収されやすい形に変化して、リコピンがより吸収されやすくなります。なので、玉ねぎやニンニク、オリーブオイルを使って作るトマトソースやミネストローネがオススメですよ。
リコピンを意識して摂りたいという方は、リコピンを通常より多く含むケチャップやトマトジュースを選ぶと良いでしょう。また、リコピンの吸収が良い時間帯は朝と言われていますので、時間がない時はサラダにミニトマトを加えても良いですし、トマトジュースを飲んでも良いでしょう。
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まとめ
今回はミニトマトの栄養と効能、食べ過ぎると太るのか、どのような影響があるのかについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- ミニトマトのカロリーと糖質は、トマトと比較すると高いが、食べ過ぎで太ることはない
- ミニトマトの食べ過ぎは内臓を冷やし、下痢になってしまうなど身体に影響が出るため、1日15個ほどを目安にする
- ミニトマトにはカリウム、ビタミンC、βカロテン、食物繊維、リコピンなどの栄養素が豊富に含まれていて、美容や健康に良い
見た目は可愛いですが、栄養がギュッと凝縮されていて様々なパワーを持っているミニトマト。美容や健康に良い成分を豊富に含みますから、他の食材と上手く組み合わせて、健康的な食生活にしましょう。
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