ミロはそのまま食べても大丈夫?正しい使い方は?アレンジ法は?

子供のための栄養補給として知られていたミロ。昨今は特に大人のための栄養補給として人気が高まっている飲料です。実はこのミロ、そのまま食べても美味しく栄養を補給出来ることをご存知でしょうか?

  • ミロの特徴
  • 使用されている原材料や含まれる栄養素
  • ミロをそのまま食べる方法とアレンジレシピ

今回は、こちらについて詳しく解説します。

ミロってどんな飲み物?

ネスレから販売されている飲み物

ミロは世界最大級の飲料メーカーとして知られるネスレ社から発売されている製品で、日本では1973年から発売が開始されました。ミロが開発された背景は、1930年代に発生した世界恐慌の影響によって栄養が不足していた子供達のために考案されたという経緯があります。

また、日本においては1990年以降、テレビCMを打ち出したことがミロの認知度を更に高める結果に繋がりました。

粉末麦芽飲料

一見するとココアと区別が付きづらいミロですが、その特徴は粉末麦芽飲料であると言うことです。ミロは、タンパク質や鉄分などの栄養素を豊富に持つ大麦麦芽にココアや脱脂粉乳を始め様々な栄養素を加えて製造されています。

そのため、ミロに含まれる栄養素はココアとは比較にならないほど多いものとなっています。

人気過ぎて売り切れが多かった

ミロが日本で発売された当初は、「子供のための栄養補給」を目的としていました。しかし、2020年の7月にツイッターでとあるツイートがされたことによりミロはたちまち品薄となりました。

その内容は、「鉄分が平均の7分の1しかないと指摘されたがミロを飲んだことで鉄分が平均値になった」というもの。

このツイートにより、従来子供が飲むものとして認知されていたミロが子供を持たない家庭でも購入・消費されるようになり、一時は市場への供給がストップする事態に陥りました。(現在は解消済)

ネスレ日本によると、ツイッターで話題になる前と比較するとミロ自体の販売数は約3.5倍であり、ミロの購入率については子供を持たない家庭が約5倍にも増加しているとのことです。

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ミロの原材料・栄養成分は?

ミロに含まれる豊富な栄養素と飲むことで得られる健康効果について解説します。

原材料

ミロに含まれる原材料:混合大麦麦芽エキス、砂糖、ココアパウダー、脱脂粉乳、植物油脂、乳清カルシウム/リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ビタミンC、pH調整剤、ピロリン酸鉄、レシチン(大豆由来)、ナイアシン、ビタミンB 6、ビタミンB 2、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンD、ビタミンB12

大麦エキスやココアパウダーの他に様々な栄養素がプラスされていることが判ります。なお、リン酸カルシウム以降は食品添加物扱いとなっていることに注意が必要です。

食品添加物の見分け方は?
食品の裏面表示の「原材料欄」は使用している量の多いものから記載するルールとなっています。原材料と食品添加物は、その間を「/(スラッシュ)」で区切ったり、改行を行うことで明確に区分けするルールとなっています。

栄養成分

ミロスプーン1杯分(15g)に含まれる栄養成分は以下の通りです。

栄養成分 含有量
熱量 60kcal
たんぱく質 1.2g
脂質 1.6g
飽和脂肪酸 1.0g
炭水化物 10.7g
糖質 9.8g
糖類 6.5g
食物繊維 0.9g
食塩相当量 0.044g
カルシウム 225mg
3.2mg
ビタミンB2 0.3mg
ビタミンB6 0.4mg
ビタミンB12 0.64μg
ナイアシン 4.6mg
ビタミンC 15mg
ビタミンD 1.7μg

この中で特に豊富に含まれている栄養素は以下の3つです。

カルシウム

骨を丈夫にするために必要なカルシウム。ミロを1杯飲むだけで一日に必要なカルシウムの58%を摂取することが出来ます。

鉄分

特に女性にとって不足しがちな鉄分もミロには豊富に含まれています。ミロ1杯に含まれる鉄分は1日に必要な量の約47%です。

ビタミンD

カルシウムの吸収を助ける役目を持つビタミンDも、ミロには豊富。鉄分同様にミロ1杯で1日に必要な量の47%を摂取可能です。

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ミロはそのまま食べてもいいの?

食べても問題ない

ミロは加熱を行わないと食べられない食品ではないため、そのまま食べても問題なく栄養を摂取することが可能で、食中毒の恐れなどはありません。

しかし、気を付けたいのが分量を守ること。牛乳に溶かす際に使用する15gの用量をしっかりと守って食べないと、ついつい粉状のミロはついつい食べすぎてしまうでしょう。

ミロには栄養だけでなく砂糖も豊富に含まれているため、食べ過ぎは肥満や生活習慣病を発症するリスクが高まってしまいます。

通常の飲み方

一般的なミロの楽しみ方は、やはり牛乳に溶かして飲む方法です。

用意するもの:牛乳150ml、ミロ大さじ1杯

  1. 牛乳150mlをカップに移し電子レンジで温める
  2. ミロを加えて溶けるまでよく混ぜる

お手軽にミロの豊富な栄養素を摂取出来るため、忙しい朝にぴったりの方法ですね。

ミロクッキーが人気!?

引用:クックパッド

そのままでも美味しく食べられるミロは、スイーツに使用することも可能です。ボウルに薄力粉と砂糖、ミロを加えてよく混ぜ込んでからオーブンで加熱すれば栄養満点のクッキーにもなります。

牛乳が苦手な子供のおやつにも特にオススメのレシピとして、人気を博しています。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ミロはネスレ社から発売されている粉末麦芽飲料であり日本では1973年から発売されている
  • 2020年にツイッターによって鉄分が補給出来ることが認知されて一躍人気商品になった
  • ミロはそのまま食べることも出来るが、食べすぎには十分注意が必要
  • クッキー生地に練り込んで焼くことで、牛乳が苦手な子供もミロの豊富な栄養素を摂取出来る

いかがだったでしょうか。

栄養が豊富なミロの楽しみ方は人それぞれ。ミロの豊富な栄養素を効率的に摂取して、健康に過ごしましょう。くれぐれも食べすぎには注意してくださいね。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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