大人の牛乳アレルギー症状|下痢の治し方・お腹ゴロゴロの対処法は?

乳アレルギーは、重篤な症状を引き起こす可能性が高いです。一般的には乳幼児などでよく見られますが、大人でも注意が必要です。今回は、大人の牛乳アレルギーについて紹介していきます。

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牛乳はアレルギー食品

アレルギー症状

牛乳は特定アレルゲン5品目の1つである、「乳(にゅう)」に分類されます。アレルギー反応は重篤な可能性が高いですから注意が必要です。

乳製品アレルギー

牛乳やヨーグルトも乳製品です。乳アレルギーの場合はこれらの食品を食べることはできません。担当医に相談することや成分表などを確認し、入念に食品を選ばなければなりません。

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牛乳アレルギーの主な症状

乳は特定アレルゲン5品目の中の1つで、特に重篤なアレルギー反応を起こす可能性が高いです。以下のような症状が見られた場合は、命の危険にかかわる可能性もあります。

できるだけ早めに、最寄りの医療機関に受診しましょう。

蕁麻疹・湿疹

皮膚の一部が蚊に刺されたように盛り上がり、赤みや痒みを伴うことが多いとされています。一般的には、数十分から数時間以内に消えるとされていますが、中には半日から1日続く場合もあります

蕁麻疹が皮膚に出たとしても命に関わることはありませんが、のどの粘膜に蕁麻疹が出た場合、腫れて気道が狭くなり、呼吸が苦しくなることがあります。小さなお子さんなどは命に関わることがあるため、注意が必要です

下痢

乳製品を摂取した後、下痢などのアレルギー反応を起こす場合もあります牛乳などに含まれる特定のタンパク質が原因で発症します。カゼインやβラクトグロブリンと呼ばれるタンパク質です。

一般的には乳幼児が発症することが多く、3歳以降に自然治癒することが多いアレルギー症状です。乳製品を摂るとお腹がごろごろするといった症状を感じた場合は、医療区間に相談するのも1つの方法です。

腹痛

アレルギー症状が重症の場合、強い腹痛や下痢などの症状が現れ、意識を失ってしまう場合もあります。命に関わることもあるため、できるだけ早く病院に行くことをおすすめします。

口腔アレルギー症候群

口腔アレルギー症候群とは、花粉症の方が特定の果物や野菜などを食べて口唇や舌、のどの奥にかゆみ、腫れ、ヒリヒリするなどのアレルギー反応を引き起こす病気です。

多くの場合、数分から1時間以内に発症すると言われています。牛乳・乳製品のアレルギーではなくても、果物入りの乳製品などを食べた場合に発症する可能性があるため、注意が必要です。

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牛乳アレルギーの人が食べられないもの


牛乳アレルギーの方は、牛乳だけを避ければよいわけではありません。気を付けるべき食品は多いですから、担当医に相談することや成分表などを確認し、入念に食品を選ばなければなりません。

ヨーグルトは食べられる?

乳アレルギーの方はヨーグルトも食べることはできません。ヨーグルトのたんぱく質も牛乳のたんぱく質も、元をたどれば材料は同じですよね。チーズや生クリーム、バターといった食品も食べることはできません。

食物アレルギーの対処法

食物アレルギーの症状が見られた場合はどのような対処法を摂ればよいのでしょうか。一般的な継続時間や収まるまでの時間、応急処置の方法などについて紹介していきます。

継続時間・治まる時間は?

薬を投薬後、少なくとも1時間は5分ごとの経過観察が必要と言われています。緊急時のマニュアルなどもありますから、インターネットなどで情報収集しておきましょう。

医療機関の資料や、市町村からの配布される母子手帳などでも食物アレルギーに関する情報は得られます。必ず目を通しておきましょう。

大人がなった時の応急処置

アレルギー反応を起こした場合は、投薬を行うか救急車を呼ぶかのどちらかです。緊急性に応じて5分以内に判断する必要があります

特定アレルゲンを知っておき、対象の食品を初めて食べさせる際は細心の注意を払う必要があります。食べさせる量や、医療機関が開いている平日の昼間に食べさせるといったタイミングも重要です。

検査で調べることも

医療機関で希望を出せば、血液検査で自身のアレルギー物質の検査を行うことができます中学生までは保険が適応されますので無料で受けられます

それ以降は調べる項目の数で料金が変わってきます。保険適用されますが、項目数に応じて4000~12000円程度が一般的です。

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牛乳でお腹がゴロゴロするのは乳糖不耐症かも

牛乳を飲むとお腹がごろごろするという方は、乳糖不耐症の可能性があります。日本人にはよく見られる症状です。どのような病気なのか紹介していきます。

乳糖不耐症とは?

乳糖不耐症とは、牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)の消化不良です。ラクトースを分解するために、ラクターゼという消化酵素が小腸内で分泌されます。このラクターゼの分泌不足により、お腹がごろごろしたり、下痢になったりという症状が見られます。

寝る前に牛乳は下痢しやすい?

就寝前や就寝後に牛乳を飲むと、腸内が刺激され便秘解消などに良いという意見もあります。しかし、体質が合わず下痢になってしまう方もいます。ご自身の体質や体調と相談しながら行う必要があります。

まとめ

今回は牛乳のアレルギー症状の対処法について紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 牛乳アレルギーは重篤な可能性が高い
  • アレルギー反応が見られた場合は直ちに医療機関へ受診

いかがでしたか?アレルギー反応は命を落とすこともあります。アレルギーに関する知識は持っておかなければなりません。

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