みかんは血糖値を下げる?糖尿病に良い?食べるタイミングはいつがいい?

「こたつでみかん」などで親しまれる冬の定番果物・みかん。美味しくてついつい食べ過ぎちゃった・・・なんて方も多いのではないでしょうか?みかんは冬の風邪予防や肌の乾燥防止・便秘改善効果などにもぴったりな果物で、箱買いしてるよ!なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回は、

  • みかんを食べると血糖値を下げて糖尿病の改善に期待ができる!?
  • みかんを食べるベストなタイミングとは?
  • みかんだけでない!血糖値を下げるフルーツをご紹介!
などを詳しく見ていきましょう。果物は糖分が高そう・・・と控えめな方も必見ですよ。

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みかんは血糖値を下げて糖尿病を改善できる?  

みかんに限らず果物の多くは殆ど水分でできていますが、豊富なビタミン類や繊維質なども含まれてもいるため上手に取り入れて欲しい食材です。

みかんの成分

果物は甘いことなどから高カロリーなイメージがありますが、

みかん1個あたり約45kcal
低カロリーです。

みかんに含まれる栄養素は、

  • ビタミンA 
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • ビタミンE 
  • カリウムなどのミネラル類
  • クエン酸
  • フラボノイド化合物などのポリフェノール類
  • 炭水化物
  • βカロテン、βクリプトキサンチン、ペクチンなど

が主に含まれています。特に注目すべきはビタミンCの含有量の多さで、

みかん3個分で、成人の1日あたりのビタミンC必要摂取量
を満たすことができます。 

みかんは血糖値を下げる?  

増加傾向にある「高血糖」は、現代人ならではの生活習慣の乱れ・ストレス・運動不足などが主な原因で引き起こされます。様々な研究から、

みかんに含まれるβクリプトキサンチン
インスリンの効果を良くし血糖値を下げる働きがあることがわかりました。

みかんで糖尿病を改善することも可能?

重度の高血糖で引き起こされる「糖尿病」は放っておくと重い病気や命に関わる場合があります。

実際に糖尿病患者にβクリプトキサンチンの含まれる食材を食べる調査を行ったところ、血糖値が下がったことがわかっています。

βクリプトキサンチンは柑橘類全般に含まれていますが、特にみかんに多く含まれる
ため上手に取り入れると良いでしょう。

1日何個まで?摂取量の目安

みかんには糖分も含まれているため、摂取量には気を付けなければなりません。

1日みかん3個程度
が糖分量・βクリプトキサンチンの摂取バランスが良いでしょう。

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みかんを食べるタイミングはいつがいい?

成人の場合1日3個程度のみかんを食べると良いことがわかりましたが、ここからはみかんを食べるベストなタイミングをお伝えしていきます。薄皮や筋には豊富な食物繊維が含まれているので、取り除かずに食べると良いですよ!

空腹時?  

空腹時にみかんを食べると、

みかんには疲労回復効果のあるクエン酸などが含まれているため、胃酸を増加させて胃の粘膜を刺激する
ことで、胃の不快感などが起こる場合があります。

特に胃痛がある時などは控えるようにしましょう。

食前?

近年「食べる順番」血糖値の上昇に影響することなどから、食物繊維を豊富に含む野菜類を先に摂取すると良いと言われています。

みかんなどの果物にも豊富な食物繊維が含まれているため食前に摂取することで、血糖値の上昇が穏やかになり糖化リスクが低くなる
ことがわかっています。

朝昼晩の食後にみかんを1つ食べる
ことでも効果的で、血糖値の上昇を抑えるだけでなく、吸収しにくいとされるビタミンCの吸収率も高まります

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みかん以外の血糖値を下げるフルーツは?  

ここからは、みかん以外に血糖値を下げる効果に期待できるフルーツを3つご紹介していきます。どのフルーツも身近にあるものなので、是非参考にされてくださいね。

りんご

りんごには豊富な食物繊維が含まれており、

  • コレステロールの吸収を抑制する
  • ブドウ糖の吸収を穏やかにする
  • 食後の血糖値の上昇が少なく、満腹感が続きやすい傾向がある

などが研究によってわかっており、血糖値を下げる効果に期待できます。 

バナナ  

バナナには豊富な食物繊維・ビタミン・ミネラル類などが含まれています。その中でも特に注目したい

カリウムには、血糖値を下げる効果
があることがわかっています。

甘味が特徴的なバナナですが食物繊維が豊富なので、糖質の消化・吸収速度が緩やかで血糖値の急激な上昇は起こりにくいのです。

ブルーベリー

ブルーベリーには、アントシアニンと呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれています。この

アントシアニンには、体内でインスリンの働きを良くする効果
があり、血糖値が上がりにくいことがわかっています。
食事の1~3時間前にブルーベリーを食べる
ことで、食事の際にはインスリン分泌が高まり、効果的に血糖値が上がりにくくすることができます。

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まとめ

この記事をまとめると

  • みかんは1個あたり約45kcalと低カロリー
  • みかん約3つ分で、成人1日に必要なビタミンCを摂取することができる
  • みかんに含まれるβクリプトキサンチンにはインスリンの効果を良くし血糖値を下げる働きがある
  • 柑橘類に多いβクリプトキサンチンは、特にみかんに多く含まれる
  • みかんには豊富な食物繊維が含まれているため食前に摂取することで、血糖値の上昇が穏やかになり糖化リスクが低くなる
  • みかん以外に、りんご・バナナ・ブルーベリーにも血糖値を下げる効果が期待できる

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