明太子の代用にたらこは使える?自家製明太子の作り方・保存方法

「たらこのパスタを作ろうと思ったら明太子しかなかった」とか、「明太マヨを作りたいけどたらこでできるかな?」というとき、似ているから代用できる気がしますよね。そこで今回は、

  • たらこは明太子の代わりになる?

  • 代用する時の注意することは?

  • 明太子は自宅でつくれる?

  • 手作りした場合の保存方法と消費期限は?

という内容をご紹介していきます。

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明太子の代用でたらこは使える?

明太子って?

明太子はスケトウダラの卵巣(卵を含む)を唐辛子などを用いた調味液で味付けした食品です。明太子と言えば博多の名産品で日本発祥のようなイメージを持つかもしれませんが、実はキムチやコチュジャンのように古くから朝鮮半島で食べられてきた加工食品です。

日本には江戸時代ごろに伝わったとされていて、明太子の名前の由来も朝鮮語でスケトウダラを意味する「ミョンテ(明太・明太魚)」に由来しています。

たらことの違い

たらこは明太子と同じくスケトウダラの卵巣(卵を含む)を塩漬けしたものです。たらこと明太子の違いは大きく3つあります。

  • 唐辛子を使っているかどうか
  • 生食と加熱用が区別されるかどうか
  • マダラなど他の魚の卵巣を使っていないかどうか

最も違うところは、たらこは調味料に唐辛子を使わないところです。そのため、明太子のような辛味が無く小さな子供でも食べることができます

また、たらこが生食用と加熱用で区別されるにに対し、明太子は全て生食ができるという点が異なります。ですから、明太子の代用でたらこを使うときは、生食用のものを使うように注意しましょう。

明太子はスケトウダラを用いたものでしか明太子と名乗ることができないとしっかり定義されていますが、たらこはそのような決まりが無く、マダラの卵巣(卵を含む)を使用されることもあるようです。

辛味や調味料を足せば代用可能!

たらこを明太子の代わりにする時は、明太子特有の辛味をプラスするとぐっと近い味にすることができます。明太子っぽさを再現するのにおススメの調味料は、

  • 一味唐辛子(または唐辛子パウダー)
  • 七味
  • ラー油
  • 豆板醤

唐辛子が使われている調味料を足すことがポイントです。マヨネーズと和えるときに少量足したり、クリームパスタにした後に上から振りかけるだけでもぐっと明太子の味を再現することができます。

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家で明太子を作る方法

レシピ

材料

明太子は家庭でも簡単に作ることができます。用意するものは、

  • スケトウダラの卵巣(生のタラの子)
  • 唐辛子パウダー
  • みりん
  • 砂糖
  • 昆布
  • 鰹節
  • 醤油

もしもスケトウダラの卵巣が手に入らなかった場合は、たらこでも作ることができます。その場合は、必ず生食用のたらこを用いるようにしましょう。たらこで明太子を作る場合、たらこはすでに塩漬けがされているので、塩や醤油を除いて作ります。

  • 生食用たらこ
  • 唐辛子パウダー
  • みりん
  • 砂糖
  • 昆布
  • かつお節

作り方

  1. スケトウダラの卵巣(卵)を一晩冷凍する(冷凍されている場合はそのまま使う)
  2. かつおと昆布の合わせ出汁をとり、粗熱をとる
  3. 出汁に塩、醤油、砂糖、みりん、酒、唐辛子パウダーを混ぜた調味液をつくる
  4. 調味液に凍ったままのスケトウダラの卵を漬け、1晩冷蔵庫で寝かせる

スケトウダラはアニサキスやリベリニアなどの寄生虫がいることがありますが、これらの寄生虫はマイナス20℃で24時間冷凍することで死滅します。そのため、手作りする時も念のため冷凍して殺菌してから作ると安心です。

ポイント

美味しい明太子を作る決め手は出汁にあります。昆布にそのまま明太子を巻き付ける作り方もありますが、昆布とかつお節の合わせ出汁でつくるとよりごはんに合う明太子になりますよ。美味しい出汁を取るコツは以下の4つです。

  • 水に昆布を20分浸しうまみを出す
  • 火にかけ、沸騰する直前で昆布を出す
  • かつお節を入れたら人混ぜし、火を止め、かつお節が全て沈むのを1~2分待つ
  • ザルで濾す

昆布のうま味を最大限に出し、ぬるぬるが出る前に取り出すことと、濾すときにキッチンペーパーは使わずザルで濾すことでうま味の凝縮した出汁になります。是非参考にしてみてくださいね。

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手作りの明太子の保存方法

レシピ

保存期間

手作りした明太子はあまり日持ちはしません。ですが、冷凍保存すると多少日持ちするようになります。

  • 冷蔵保存:2日くらい
  • 冷凍保存:3週間くらい

明太子は生ものですので、常温保存はしないように注意しましょう。たくさん作って食べきれないときは冷凍保存しておくと長持ちもしますし、一度冷凍したほうが着る時に皮が切りやすいのでおススメです。

冷凍した明太子を食べる時は、凍ったまま切ってから冷蔵庫に移し、ゆっくり解凍させましょう。

保存のポイント

明太子は乾燥すると皮が硬くなって美味しくなくなってしまいます。ですから、乾燥させないことが美味しく保存するコツです。明太子の冷蔵保存・冷凍保存のポイントは、

  • 一個ずつピッタリとラップをする
  • ジップロックなどの密閉できる袋に入れる
  • バラ子(明太子の皮を取り、粒だけにした状態)にして、ジップロックに平らに言冷凍する

バラ子にした場合は、平べったい状態にして冷凍すると、使いたい分だけパキッと折って使えるのでとても便利ですよ。

腐るとこうなる

明太子は唐辛子の赤い色が着色しているので、見た目だけで腐っているかどうかの判断が難しい食品です。明太子が腐っているか見分けるポイントは・・・

  • 酸っぱい臭いや魚の腐った臭いがする
  • ネバネバと糸を引く
  • ドロドロとしている
  • 表面が白い膜に覆われている

このような状態になっている場合は食中毒になる危険があるので絶対に食べないようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたか?たらこは明太子の代用品になるということが分かりましたね。ただ、いくつか注意点もありました。今回の内容をまとめると、

この記事をまとめると

  • たらこは生食用と加熱用がある

  • 明太子の代用には生食用のたらこを使う

  • たらこを明太子にアレンジすることも出来る

  • 手作り明太子は冷蔵で2日以内、冷凍で3週間以内に食べきる

という内容をご紹介してきました。意外と簡単に作れるので、手作り明太子にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?