芽キャベツは紫色もある?栄養価に違いはある?特徴や調理の時の注意点

皆さんは芽キャベツという野菜をご存知ですか?芽キャベツはシチューなどの煮込み料理に使われるのが一般的な野菜ですが、あまり日本では親しみのない野菜でもありますよね。 

そんな謎の多い芽キャベツですが、キャベツとどう違うのか、栄養価はキャベツと比べてどうなのか、色の違うものがあるのかなどの疑問を解説していきます。

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芽キャベツとはどんな野菜?

芽キャベツは、通常のキャベツをミニチュアサイズにしたような小さなキャベツで、直径2.5cm〜3cmほどです。もともとはベルギーが原産の野菜で、日本には明治元年である1868年に伝わったと言われています。意外にもその歴史は長いのです。

芽キャベツは1つの株から50個〜60個の実を付けるので、1株育てるだけでもたくさん収穫することができます。このことからわかるように、名前はキャベツとありますが通常のキャベツとは全く違う性質を持った野菜なんです!葉はしっかりと包み重なるように付いており、ぎっしりと硬いのが特徴的です。アクもあるので下処理の段階で一度下茹でし、アク抜くをしておく方が良いでしょう。

芽キャベツの栄養

芽キャベツの栄養は通常のキャベツよりもギュッと凝縮されていて、ビタミンCは4倍、ビタミンB2は7倍、βカロテンが14倍も多く含まれています。食物繊維も豊富で、腸内環境をよくする効果もあります。それ以外にも、ビタミンUやカリウムなどが含まれ、栄養価の高い野菜です。

  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。

芽キャベツを食べる事で得られる効果・効能

芽キャベツに含まれるビタミンUには、抗潰瘍作用があり胃潰瘍を予防する効果があると言われています。また、カリウムには体内の余分な塩分を排出する利尿作用があるため、むくみの予防や解消に効果的です。それ以外にも様々な健康効果・美容効果を期待することができます。

  • 美肌効果 / アンチエイジング効果
  • 便秘解消・予防
  • 冷え性予防・改善
  • 免疫力アップ / 風邪予防

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紫色の芽キャベツもあるって本当?

芽キャベツには、緑色と栄養価も形もほとんど同じですが「紫色」の種類もあります。緑色の芽キャベツに比べて、味わいがマイルドでナッツのような香りがするというところが特徴で、料理の色鮮やかさをプラスするのに使われています。

紫色の芽キャベツには緑の芽キャベツには含まれていない「アントシアニン」というポリフェノールが豊富に含まれています。アントシアニンは目に良いと言われていますがそれだけでなく、アンチエイジング効果や、脳血管障害などの血管に関わる病気を防ぐ効果があるとして最近注目を集めています。

使うときの注意点

ただし紫色の芽キャベツを使う時は加熱しすぎないように注意が必要です。加熱しすぎてしまうと色は流れて出てしまうので、料理全体が紫色になってしまいます。

もし火を通すのであれば強火でサッと火を通すようにしてくださいキャベツは何枚もの葉が重なって作られていますが、茎の部分に十字の切り込みを入れることで、火の通りが良くなります。

紫色の芽キャベツの下茹でをしてアクを抜いてから使用するのがおすすめです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 芽キャベツはベルギーが原産の野菜で通常のキャベツとは栄養の形も異なる
  • 一つの株から50個以上の芽キャベツが採れる
  • キャベツの栄養は通常のキャベツよりも多い
  • 紫色の芽キャベツがありアントシアニンが豊富に含まれている
  • 紫芽キャベツは火を通すと料理全体が紫色になってしまうので注意しよう 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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