芽キャベツが大きくならない原因3つ!栽培・育て方のコツ|芽かき・葉かきは?

芽キャベツはコロコロとした見た目が可愛い野菜ですが、家庭栽培で育てることも可能です。しかし、育て方によってはなかなか大きくならないことも。そこで今回は、

  • 芽キャベツの栄養 / 効能
  • 芽キャベツが大きくならない原因は?
  • 育て方・栽培のコツ! 

これらのテーマについて紹介いたします。

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芽キャベツってどんな野菜?

読み方 めきゃべつ
旬の時期 11月中旬〜3月下旬
主な生産地 静岡県
種類 芽キャベツ

芽キャベツは、通常のキャベツをミニチュアサイズにしたような小さなキャベツで、直径2.5cm〜3cmほどです。

もともとはベルギーが原産の野菜で、日本には明治元年である1868年に伝わったと言われています。意外にもその歴史は長いのです。

芽キャベツは1つの株から50個〜60個の実を付けるので、1株育てるだけでもたくさん収穫することができます。

葉はしっかりと包み重なるように付いており、ぎっしりと硬いのが特徴的です。アクもあるので下処理の段階で一度下茹でし、アク抜くをしておく方が良いでしょう。

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栄養

芽キャベツの栄養は通常のキャベツよりもギュッと凝縮されていて、ビタミンCは4倍、ビタミンB2は7倍、βカロテンが14倍も多く含まれています。食物繊維も豊富で、腸内環境をよくする効果もあります。それ以外にも、ビタミンUやカリウムなどが含まれ、栄養価の高い野菜です。

  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。

効果・効能

芽キャベツに含まれるビタミンUには、抗潰瘍作用があり胃潰瘍を予防する効果があると言われています。また、カリウムには体内の余分な塩分を排出する利尿作用があるため、むくみの予防や解消に効果的です。それ以外にも様々な健康効果・美容効果を期待することができます。

  • 美肌効果 / アンチエイジング効果
  • 便秘解消・予防
  • 冷え性予防・改善
  • 免疫力アップ / 風邪予防

食べ過ぎは危険?

基本的には芽キャベツを食べても体に悪影響が生じる危険性はありません。食べ過ぎた場合であっても「胃もたれ」や「腹痛」などの、他の食品でも食べ過ぎると起こりうる症状が出るくらいでしょう。

ですが芽キャベツを食べる時に少し気をつけなければならないタイプの人というのがいます。それが「ワーファリン」という薬を飲んでいる人です。

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芽キャベツが大きくならない原因は?

芽キャベツは家庭菜園として育てることもできる野菜ですが、なかなか大きく育たないこともあります。芽キャベツが大きくならない原因として考えられる3つの原因について確認していきましょう。

日当たりが悪い

芽キャベツは葉が包み込むように何層にもなって成長するため、大きくならないことを”結球不足”と言います。その理由として考えられるのは日照不足です。日当たりはどの野菜にとっても大切なもので、球に太陽の光が当たることで成長していきます。

葉が生い茂っている場合は「葉かき」という作業が必要になり、それをすることで万遍なく光を届けることができます。葉かきについては後ほどご紹介いたします。

水・肥料不足

芽キャベツの成長に欠かせない要素の2つ目に「水と肥料」があります。芽キャベツは水と肥料をよく吸収する性質があるため、切らさないようにする必要があります。

注意

肥料をあげすぎると根腐れすることもあるので量には注意する!

風通しが悪い

3つ目は「風通し」です。葉っぱが生い茂っていると風通しが悪くなるので、葉っぱ同士が触れ合わない程度に葉かきをすることが大切です。

芽キャベツの育て方・栽培のコツ

芽キャベツを育てる上で大切となるコツをいくつかご紹介いたします。芽キャベツは栄養豊富な野菜なので、家庭で採れたら嬉しいですよね。栽培のコツを見ていきましょう!

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プランター栽培もOK!

芽キャベツはプランター栽培も可能な野菜なので、庭がなくてもベランダで栽培することができます。プランターで育てる場合は、深さが60cmほどある深型タイプを選びましょう。普通のサイズのプランターだと根を伸ばすことができず、大きく成長できません。また、株と株同士の間隔は30〜40cm必要になります。

種まき時期

芽キャベツの種まきに適した時期は7月中旬となっています。30〜40cmほど間隔をあけ、1箇所に2〜3粒ずつ植えていきます。発芽の適温は15〜25度とされており、発芽までの日数は2〜3日となっています。

芽かき・葉かき

芽キャベツが伸びると葉っぱがどんどん伸びてくるので、大きく成長させるために芽かきや葉かきが必要になります。10cm以上伸びてきた際に、それより下の芽を切ることで栄養をより多く届けることができます。

また、葉が生い茂るようになってきたら日の当たりと風通しをよくするために葉かきを行います。葉かきは葉っぱ同士が触れ合わない程度がベストです。

花は食べることができる?

芽キャベツは、菜の花のような小さく黄色い花を咲かせます。アブラナ科の植物によく見る花のタイプで、この花も食べることができるんです!食べ方としてはお浸しがオススメで、菜の花と同じように調理すればOKです。

収穫時期 

芽キャベツの種まきは7月ごろになりますが、収穫できるのは苗が育ってから90日後となっています。8〜9月に苗がよく育った場合、収穫時期は10〜11月となります。

まとめ

「芽キャベツが大きく育たない原因」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 芽キャベツが育たない原因は①日当たり ②風通しの悪さ ③水と肥料不足
  • 芽キャベツはプランター栽培も可能!60cmの深型タイプを選んで

芽キャベツは通常のキャベツよりも栄養成分をはるかに多く含んだ野菜です。小さくてコロコロとして可愛いので、自家栽培に挑戦してみませんか?日当たりがよければプランター栽培もできるので、お庭がなくても育てることができますよ!

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