めかぶの食べ過ぎは吐き気の原因に!? ヘルシー食品の正しい知識とは

めかぶは美容や健康に良い栄養素が豊富に含まれており、意識して食べている人も多いのではないでしょうか?そんな体に嬉しい効果があるめかぶですが食べ過ぎると体に悪影響を及ぼすことも。

今回はめかぶについてご紹介します!

  • めかぶを食べ過ぎると起きること
  • めかぶの食べ過ぎで異常が起きる原因
  • 正しいめかぶの食べ方

めかぶは適切な量を食べれば、体に嬉しい効果がたくさんあります!ぜひこの記事を参考にしてください。

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めかぶを食べ過ぎると起きること

そもそもめかぶとはどんな食品かご存じでしょうか?

めかぶとは?

めかぶはわかめの根元の部分に当たります。上部のひらひらしているのがわかめ、下部の生殖細胞が集まった部分がめかぶに分類されます。

ちなみにわかめは海藻ですので厳密にいえば根はないのですが、分かりやすく表現するためにわかめの根元がめかぶと表現されています。

めかぶの効能は便秘解消、高血圧予防、発毛、中性脂肪の低下、免疫力向上など体に嬉しい栄養がたくさんあります。

めかぶは体に嬉しい栄養が豊富に含まれていますが、食べ過ぎには注意が必要です。めかぶを食べ過ぎると

  • 下痢や便秘
  • 吐き気や胃もたれ
  • ホルモンの異常

などを引き起こす可能性があります。それぞれについて詳しく説明します。

下痢や便秘

めかぶには、ねばねばした性質を持っている水溶性食物繊維が豊富に含まれています。

2種類の食物繊維について

食物繊維には不溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類あります。

【水溶性食物繊維】

水に溶ける食物繊維。

吸着性があり、胃腸内をゆっくり移動するためお腹がすきにくく食べ過ぎを防止する。

その吸着性により、小腸で胆汁酸やコレステロールを吸着させ体外に排出するため、コレステロールを低下させる効果があります。

【不溶性食物繊維】

水に溶けない食物繊維。

水に溶けずに、水分を吸収して膨らむため、便の量を増やし腸の働きを促します。

食物繊維は体内で消化しにくく適量であれば、便秘解消が期待できますが、食べ過ぎると消化不良を起こし下痢や便秘を引き起こす可能性があります。食物繊維を普段からあまりとっていない方や消化器官が弱い方は特に影響を受けやすいので、食べるときは少量から食べるのが良いでしょう。

吐き気や胃もたれ

食物繊維の摂りすぎは下痢や便秘以外にも、吐き気や胃もたれを引き起こす可能性があります。水溶性食物繊維の性質は「ねばねば」です。ねばねばしている食品は胃の中をゆっくり移動するため、一度にたくさんの量を食べると胃の中の食べ物が急増し、吐き気や胃もたれを引き起こす可能性があります。

ホルモンの異常

一番気を付けたいのが、めかぶの摂りすぎによるホルモンの異常=甲状腺の機能低下です。めかぶにはヨウ素という成分が豊富に含まれており、過剰摂取すると甲状腺ホルモンを乱す原因となります。甲状腺とはのどぼとけの下にある臓器で甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺の機能が低下すると甲状腺ホルモンが乱れ、バセドウ病や橋本病などを引き起こす可能性があります。

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めかぶの食べ過ぎで異常が起きる原因

めかぶの食べ過ぎで気を付けたいのは

  • 食物繊維
  • ヨウ素

です。

詳しく説明します。

食物繊維

めかぶには100gあたり3.4gの食物繊維が含まれています。他の食品と比較しても食物繊維が多い食品に分類されるため、めかぶが大好物であっても一度にたくさん食べると、下痢・便秘・吐き気・胃もたれを引き起こす可能性があるため適量を守りましょう。

ヨウ素

ヨウ素はミネラルの一種で、体になくてはならない成分です。ですがヨウ素は甲状腺ホルモンの主原料でもあり、食品から過剰に摂取すると甲状腺ホルモンが作られなくなり、甲状腺機能を低下させる原因となります。甲状腺機能が低下すると、バセドウ病や橋本病になる可能性が高くなります。バセドウ病や橋本病の主な症状は、疲れやすい、筋力の低下、甲状腺が腫れる、寒気などがあります。

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正しいめかぶの食べ方

めかぶを食べるときは適量を守りましょう。最後に正しいめかぶの食べ方をご説明します。

乾燥したまま食べない

まれに乾燥めかぶが売られていますが、めかぶは乾燥したまま食べないようにしましょう。その理由は膨張率にあります。一見乾燥した状態だと少ない量のめかぶでも、体内で水分を吸収すると大きく膨張します。飲み込む前に膨張した場合は「窒息」、胃を通り過ぎ腸に到達した時に膨張していた場合は「腸閉塞」、最悪の場合は内臓破裂で命の危険性があるので注意してください。

一日に食べるのは市販の1パック分まで

めかぶを毎日食べる場合は市販の1パックまでです。だいたいグラムにすると40~50g程度です。ただし海藻が大好きで昆布やわかめも食べる場合はヨウ素の過剰摂取につながるため、食べる量を調整するようにしましょう。

まとめ

めかぶは体にいいからと言って食べ過ぎ厳禁です!

この記事をまとめると

  • めかぶの食べ過ぎは下痢・腹痛・吐き気・胃もたれ・ホルモンの異常を引き起こす可能性あり
  • 体の異常はめかぶに含まれる食物繊維や要素が原因
  • めかぶを食べるときは1日1パック(40~50g)にして、生のまま食べるのはNG

めかぶが正しく食べれば、便秘解消、高血圧予防、発毛、中性脂肪の低下、免疫力向上など体に嬉しい効果がたくさんです!ぜひ美味しくめかぶを食べてください!