インカのひとみと聞いて、じゃがいもの品種だと分る人はまだ少ないのではないでしょうか。話題になった事のあるインカの目覚めに似た名前なので関連性的にはじゃがいもの希少品種なのかとは思いますが、では、どんなじゃがいもなのでしょう。そこで今回は、
- インカのひとみとはどんなじゃがいも？
- インカのひとみの日持ちと保存方法は？
- インカのひとみの美味しい食べ方は？
これらについて詳しく解説して参ります。
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目次
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インカのひとみとはどんなじゃがいも？
インカのひとみはインカの目覚めの自然受粉種子の中から選抜された品種のことで、新品種に分類されているじゃがいもの一つです。男爵いもやメークインなどの一般的なじゃがいもとは見た目やサイズ感もちょっと変わっています。流通が少ないため、通信販売での購入が主流です。ここでは、じゃがいもとしての特徴や味の違いなどについて、また、旬の時期や生産地などもご紹介します。
特徴
インカのひとみの特徴は、サイズは一般的なじゃがいもとしては小さく、形はやや楕円形ですがメークインほど平たくはなく、長さも少なく卵型に近い形が特徴的です。表皮の色が淡い赤色しており芽の周囲が黄色っぽくまだらな感じの色合いをしています。
果肉部分は黄色い色をしており肉質はやや粘り気があります。加熱調理するとより色が濃くなり栗やサツマイモのような色合いになります。
どんな味？まずい？美味しい？
味はインカのめざめによく似ており、甘さに特徴があるおいしいじゃがいもでとても美味しいです。栗やナッツなどと似た味がします。さらにはさつまいもにも似た感じの味がするとの声もあるほどで、甘さ具合には他のじゃがいもとは一味違った特徴があります。男爵いもとはちがい煮崩れしにくい食感に分類されます。口当たりもホクホク系とは違い滑らかです。
旬の時期
旬の時期は3月から4月とされています。北海道が産地として一番多い出荷量ですので北海道を基準にした場合の内容です。その他のエリアでは少し収穫時期に違いがありますので、北海道以外の産地のものをご希望の場合は収穫時期のチェックが必要です。
生産地
生産地は主に北海道で生産されているものが多く、その他にも一部で鹿児島や長崎、茨城といったじゃがいもの生産地でもごく少量ですが生産されています。
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インカのひとみの日持ちと保存方法
インカのひとみもジャガイモなので、基本的に保存方法はじゃがいもと一緒です。これまでわかっている内容では少し目が出るスピードが他のじゃがいもより気持ち早いと言う事です。じゃがいもは生きている植物なのですが、保存方法としては暗く風通しの良い場所に置いておくのが長期保存するには適しています。高温多湿な場所でなければ、冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。
ただし光に影響を受けますので光を遮断することが必要です。また、保存場所が明るいと、芽の部分や緑色になった表皮の部分に有毒な物質のソラニンが増えやすくなるので気をつけましょう。夏場は気象条件からも冷蔵庫の野菜室に入れる方が長持ちします。
日持ち
常温保存の場合3ヶ月から4ヶ月と比較的長く保存が可能です。とはいえ温度管理には注意をはらい、20度以上になると芽が出やすくなりますので、夏場などは風通しの良い冷暗所もしくは冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。
保存方法
ご家庭の場合であれば個別に新聞紙で包み冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。この状態で2から3か月は保存できます。インカのひとみは低温で保存することでショ糖が増え甘みが増すのえだと言われています。これはデンプンの一部が糖化によりブドウ糖と果糖に変わることで起きる変化のためなのですが、2°cから4°c付近の低温で保存することでその効果が得られます。
ただしあくまで期間は目安ですので果肉が柔らかくなったりぶよぶよになった場合は傷んでいる場合がありますので、定期的にチェックして、傷んでしまう前に消費するようにしましょう。
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インカのひとみの美味しい食べ方
インカのひとみはインカのめざめから波及した新種のジャガイモですが、まだまだ希少価値が高く市販されていることも稀です。実際に調理したことがある方も少ないと思います。それでは調べてわかった美味しい食べ方をご紹介します。
肉じゃが
インカのひとみはインカのめざめ男爵芋のホクホクした感じとは少し食感がちがい、滑らかで煮崩れしにくく熟成させたものは栗やさつまいものように甘みが強いため、醤油などとの愛称も良く通常通りに作った肉じゃがも、しっとりしたなめらかな口当たりと栗やナッツ類に似た甘みが市販のじゃがいもで作った肉じゃがと一味違って美味しくなります。
ポテトサラダ
ポテトサラダは口当たりが滑らかで、ホクホクとしたじゃがいもとは違った食感が魅力です。ここでもナッツのような甘みが普段食べているポテトサラダとは一味違うアクセントになって、独特な甘さが特徴のポテトサラダが出来上がります。
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まとめ
ご紹介したインカのひとみの内容をまとめると以下の通りです。
この記事をまとめると
- インカのひとみとは生産量の少ないインカの目覚め品種改良からできた新品種の希少なじゃがいも。
- インカのひとみの日持ちは一般的じゃがいも気持ち早く冷蔵野菜室での保存がオススメ。
- インカのひとみの美味しい食べ方は栗やナッツ類、サツマイモの様な甘みはあるものの通常のじゃがいも料理で大丈夫。
まだまだ一般では見かけることの少ないインカのひとみは、スーパーなどで見かけた場合は即買いをお勧めしたいほど貴重なじゃがいもです。じゃがいもの品種としてはキタコガネ、ホッカイコガネ、ニシユタカ、デジマ、トヨシロなどといったあまり聞きなれない品種の中で、インカのひとみは比較的新しい品種です。
もし店頭で見かけるようなことがあれば是非手に入れていただき、インカのひとみを使用した料理を新たなレパートリーとして加えてみてはいかがでしょう。いつものジャガイモとは一味違うおいしさに皆驚くこと請け合いです。
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