MCTオイルとココナッツオイルの違いとは?どっちがおすすめ?

一昔前は、油というと不健康というようなイメージを持っていた方が多かったですが、近年では様々なオイルの健康効果が証明されています。

オリーブオイルやココナッツオイルなどのを中心に、様々なオイルをご家庭で使っているという方も多いですよね。そんなオイルの中でも、MCTオイルというものをみなさんはご存じでしょうか?

良質なオイルと評判で、ダイエットや健康な体作りのサポートをしてくれるということで人気のオイルです。そこで今回は、

  • MCTオイルとは?
  • ココナッツオイルとは?
  • それぞれの違い
  • どちらのオイルもおすすめ!

これらのテーマで紹介していきます。よく比較されがちなココナッツオイルについても紹介していきますから、最後までチェックしてみてくださいね。

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MCTオイルとは?

MCTオイルとはMedium Chain Triglyceride(ミディアム チェイン トリグリセリド)の略です。日本では中鎖脂肪酸と呼ばれており、様々な健康効果が期待できる良質なオイルです。

それではMCTオイルの特徴について詳しく見ていきましょう。

MCTオイルの特徴

MCTオイルやココナッツオイル、パーム精油などが中鎖脂肪酸に分類されます。以下でMCTオイルの特徴をまとめました。

  • 消化吸収が早く、効率的にエネルギーにかわる
  • 分解速度が速いため太りにくい
  • 疲れにくい体作りをサポートしてくれる

この他にも幅広い健康効果が期待されており、とても人気のオイルの一つです。

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ココナッツオイルとは?

よくMCTオイルと同じ扱いをされるココナッツオイルですが、実際の特徴はどのようなものがあるのでしょうか?

ココナッツオイルの特徴

ココナッツオイルは、乾燥させたココナッツの胚乳から抽出したオイルで、中鎖脂肪酸を多く含むことからよくMCTオイルと同じ扱いをされます。

しかしココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は60%程度で、残りの40%程度は長鎖脂肪酸というオイルで構成されています。ココナッツの甘い香りが特徴で、20℃以下になると固まります。

MCTオイルと違い長鎖脂肪酸も含まれていますから、食べ過ぎると肥満の原因となる場合もありますので注意が必要です。

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それぞれの違い

ここからはMCTオイルとココナッツオイルの味や成分、効果の違いなどについて紹介していきます。正しく知っておけば、うまく使い分けができますね。

味の違い

ココナッツオイルは独特の甘い香りと味が特徴のオイルです。それに比べてMCTオイルは無味無臭です。MCTオイルもココナッツ由来の物が多いですが、製造方法に違いがあるため味が違います。

MCTオイルはココナッツに含まれる中鎖脂肪酸の成分のみを抽出したオイルですので、ココナッツ特有の甘い香り成分などが含まれていませんので無味無臭という特徴を持っています。

成分の違い

ココナッツオイルは約60%の中鎖脂肪酸と40%の長鎖脂肪酸で構成されています。それに比べMCTオイルは100%中鎖脂肪酸で構成されています。

一般的に長鎖脂肪酸は体脂肪として吸収され、ゆっくりとエネルギーに変化しますから、過剰摂取は肥満の原因となります

その点MCTオイルは、100%中鎖脂肪酸で構成されていますから、ココナッツオイルの良いとこどりをしたようなオイルと言えるかもしれませんね。

効果の違い

MCTオイルは、約60%がカプリル酸と呼ばれる消化吸収が最も早い成分で構成されています。このカプリル酸は、ココナッツ1個から5%程度しか採れないとても貴重な成分です。

残りの40%の成分も、カプリン酸と呼ばれる比較的吸収の早い成分で構成されていますから、ココナッツオイルと比較するとダイエットにとてもおススメと言われています。

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どちらのオイルもおすすめ!

ここまで聞くと、ココナッツオイルはあまり良くないオイルのような印象を持ってしまいますが、実はココナッツオイルの成分もとても健康に良いのです。目的や食べ方によってそれぞれのメリットがありますので紹介していきます。

糖質制限中ならMCTオイル

MCTオイルは、糖質制限ダイエットをしている方にとって最適のオイルと言えるでしょう。

主成分の中鎖脂肪酸が体内で素早く吸収されますので、体内で脂肪として蓄積されにくいという特徴を持っています。糖質を制限し、脂質をエネルギーに変換することで痩せる体作りをする糖質制限ダイエットとの相性はとても良いです。

MCTオイルは下痢になりやすいので注意

MCTオイルは消化吸収が良いことから、小腸内の浸透圧が高まり、腸内の水分量が増えてしまい下痢や腹痛を起こしがちです。いくらダイエットや健康に良いからと言って、食べ過ぎてしまっては意味がありません。

1回大さじ1~2杯を目安に、適量を摂るようにしましょうね。

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普段使いならアンチエイジング効果が高いココナッツオイル

MCTオイルは摂り過ぎると逆にお腹を下しやすくなり、体が不調になる可能性もあります。普段使いをする場合はココナッツオイルがおススメですよ。

ココナッツオイルは抗菌・抗酸化効果、免疫力のアップといったアンチエイジング効果が期待でき、毎日の食事に適量使う分にはとても健康的です。

またこの他にも、アルツハイマー型認知症といった認知機能の改善が認められているなど多くのメリットがあるオイルですよ。

まとめ

今回は「MCTオイルとココナッツオイルの違いについて」紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • MCTオイルは100%中鎖脂肪酸で構成されており、糖質制限ダイエット中の方におススメ
  • ココナッツオイルはアンチエイジング効果が高いが摂りすぎると肥満の原因に
  • どちらのオイルも、毎日の食事で適量摂ることで高い健康効果が期待できる

それぞれ長所と短所がありますので、用法用量を守ることが大切だということがわかりましたね。MCTオイルは無味無臭ですから、毎日の色々なメニューに少しづつプラスしやすく、効率的に効果が発揮できそうですね♪

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