mctオイルの危険性とは?下痢や腹痛・胸やけを引きこ起こす?

皆さん!ダイエットやエネルギー補給に効果的とされているMCTオイルをご存知ですか?MCTオイルは一般的なオイルと異なり、消化・吸収に優れており、様々な良い影響を体にもたらしてくれます。

そんなMCTオイルですが、実は飲み過ぎると危険なんですよ。MCTオイルを飲み過ぎて、ひどい下痢を引き起こした、という報告は多々あります。

そこで今回の記事では、MCTオイルの危険性に関連して、飲み過ぎることによるリスクや適切な摂取量について解説をします!

  • MCTオイルは体に良い?
  • MCTオイルの危険性は?
  • 1日の摂取量や使い方は?

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MCTオイルは体に良い?

最近ではMCTオイルをスーパーなどで、見かける機会も増えたのではないでしょうか。MCTオイルのパッケージを見ると「ダイエットにオススメ」「エネルギー補給にオススメ」そのように書かれています。しかし、それらの効果は本当なのでしょうか?

ここでは、MCTオイルは本当に体にいいのか?について解説をします。

MCTオイルとは?

MCTオイルは、ココナッツやパームに含まれる「中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglcerides)」だけを抽出して作られた中鎖脂肪酸100%の油です。

油には「短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸」3つの種類の油に分類されます。その中でも中鎖脂肪酸、つまりMCTオイルが1番吸収が速く、長鎖脂肪酸に比べておおよそ「4倍の吸収スピード」を持つと言われています。

ダイエットに効果的

MCTオイルを語られるうえで、よく言われるのが「ダイエット効果」です。実はMCTオイルには、本当にダイエット効果があるんですよ!

実際に、日進オイリオ株式会社研究所で行われた研究では「MCTオイルが体脂肪蓄積抑制に有効である」と発表されています。

最近, 中鎖脂肪酸トリアシルグリセロール (MCT) および中・長鎖トリアシルグリセロール (MLCT) の体脂肪蓄積抑制効果がヒトの長期摂取試験で示された。このMLCTは, 中鎖脂肪酸が比較的少量であるが体脂肪蓄積抑制に有効であり, 汎用食用油として有用である。(引用元:cinii論文)

また他にも、MCTオイルを摂取することで、空腹感を感じにくくさせる効果もあるそうです。それらの理由から、MCTオイルはダイエットに効果的であると言われています。

脳機能の改善にも効果的

MCTオイルは脳機能の改善にも効果的であると言われいます。これは、MCTオイルが「ケトン体」という第二のエネルギー源を作る際に、使われることが関連しています。

一般的に、人間の体は糖質をエネルギー源として動きますが、糖質が枯渇すると体内の脂肪を使って「ケトン体」を作り、エネルギー源にします。このケトン体は脳のエネルギー源にもなり、脳機能を向上させるとも言われています。

そのため近年では、認知症の改善としても「MCTオイル」の摂取が注目されています。

エネルギー補給にも優秀

MCTオイルは、エネルギー補給にも優秀といわれています。なぜなら、MCTオイルは直接肝臓に運ばれてエネルギーに変換されるので、摂取後すぐにエネルギーに変換することができるからです。

そのため、アスリートのエネルギー源の確保や経口摂取不良の高齢者に対しても、MCTオイルは活用されています。

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MCTオイルの危険性は?

上記では、MCTオイルの効果についてお伝えをしましたが、MCTオイルには危険性は一切にないのでしょうか?結論から申し上げると、MCTオイルには飲み過ぎによる危険性があります。

ここでは、MCTオイルの危険性について解説をします。

下痢になりやすい

MCTオイルは消化・吸収が速いことがメリットの1つですが、慣れないうちは下痢や腹痛の原因になる可能性があります。

胸やけや腹痛を起こすことも

MCTオイルに限った話しではありませんが、油を摂取しすぎてしまうと、胸焼けや腹痛の原因になります。特に脂っこい食べ物で、胸焼けやを引き起こしやすい方は注意が必要です。

飲み過ぎには注意が必要

MCTオイルは、飲み過ぎには注意が必要です。実際にMCTオイルを飲みすぎて、ひどい下痢を引き起こしたという報告は多々あります。一度のにたくさんの量を飲むのは危険です。やめておきましょう。

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1日の摂取量や使い方は?

では、MCTオイルは1日にどのくらいの量を飲むのが適正なのでしょうか?1日の摂取量について解説をします。

1日の摂取量

MCTオイルの1日の推奨摂取量は「15〜30g」です。また、一度で推奨摂取量を飲むと飲み過ぎで下痢を引き起こす可能性があります。なので、一度に3〜5g程度を数回にわけて摂取をするようにしましょう。

最初は少な目から

MCTオイルは慣れないうちは、少量であっても下痢になる場合があります。なので、初めて飲まれる方は「1〜3g程度」の量から少しずつ摂取するようにしましょう。

食事の際にかけて使うのがおすすめ

MCTオイルは、そのままサラダやお肉にかけて食べるのがオススです。

また、MCTオイルは「加熱NG」な油です。なぜなら、MCTオイルは一般的な油と比べて発煙点が低く、加熱するとすぐに煙になってしまうからです。MCTオイルを摂取する際は、そのままお料理にかけて食べるようにしましょう。

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まとめ

今回の記事では「MCTオイルの危険性」について解説をしました。

最後にもう一度、本記事の要点を振り返っておきましょう。

この記事をまとめると

  • MCTオイルはダイエット効果やエネルギー補給に有効である
  • MCTオイルの飲み過ぎは危険
  • MCTオイルは1日「15〜30g」を目安に、少しずつ摂取しましょう

いかがでしたでしょうか?MCTオイルは体にとてもいい油ですが、過剰摂取は危険が伴います。本記事でご紹介をした、1日の摂取量を参考にMCTオイルを摂取してみてください!