マコモダケが黒い時って食べられる?どうして黒くなるの?特徴や食べ方を解説

皆さんはマコモダケという食材をご存知ですか?スーパーでもたまにしか見かけることのない珍しい食材ですが、味にくせがなくアク抜きの必要もないとても使いやすい食材なんです。どんな料理にも合わせることができて、幅広く使うことができるのもメリットのひとつです。

今回の記事ではマコモダケとはどのような食材なのか、マコモダケの味、食べ方、黒い部分の正体などを解説していきたいと思います。

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マコモダケとはどんな食材?

マコモダケとはまこもの根元にできる肥大した茎の部分を指します。このまこもという植物は、イネ科マコモ属の多年草で別名を「ハナガスミ」と呼ばれたりもします。東アジアや東南アジアに広く分布し日本でも河川や湖沼の水辺に群生していることが多いです。

マコモは巨大なイネのような見た目をしており、なんと2m~2.5mにもなります。中国をはじめとしてベトナムやタイ、ラオス、カンボジアなどの東南アジアでは古くから食用や薬用として親しまれてきました。

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栽培をしようとする動きもある

マコモダケは食感がとても良くクセのない食材なので、食用に栽培するように国で動いていると言われています。全国に雑草として生えているものですが、食用として使うことができれば、野菜が少ない時期の食糧難を解消するための素晴らしい食材になってくれることが期待されています。

ただし収穫時期が非常に短い!

ただし栽培するにしても、マコモダケの収穫時期というのは非常に短い所がネックと言われています。ほとんどの場合9月の中旬~11月くらいの約一か月の間しか収穫することができないので、美味しく食べられる旬の時期は9月下旬~10月中旬頃までと言えます。

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マコモダケが黒くなっているときは食べられる?

状態の良いマコモダケは断面が白く黄色い模様が入っているのですが、少し収穫が遅れてしまうとマコモダケの中で「黒穂菌」が熟成してしまい、黒い斑点ができてきます。なのでマコモダケを切った時に黒い斑点がある場合は、少し成熟しすぎたマコモダケであるということです。ちなみに少し味が落ちてしまうだけで、黒い斑点があっても問題なく食べることができます。

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マコモダケはとても低カロリーの食材

マコモダケは炭水化物や脂質などのエネルギーとなる栄養成分が少ないので、とてもカロリーが抑えられているヘルシーな食材といえます。

その代わりにマコモダケには食物繊維が豊富に含まれており、特に不溶性食物繊維がたっぷり含まれています。不溶性食物繊維は胃と腸に入ると水を吸収して膨らみ、消化器官の動きを活発にしてくれるので便秘の改善に効果的といわれています。

骨粗鬆症に効果的!?

最近の研究でマコモダケに含まれる独特の成分が骨粗鬆症の予防効果神経細胞の調節作用高い抗酸化作用があるということが判明しました。今後マコモダケの効果が実証されていくにつれて、市場にマコモダケが沢山販売されるようになるかもしれませんね!

抗酸化ってどういうこと?
私たちの体は酸素を利用すると同時に「活性酸素」というものが常に体内で生じています。この活性酸素が厄介で、私たちの細胞を傷つけ被害をもたらす働きがあります。活性酸素は老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。

 

活性酸素は年齢とともに増えるとも言われていますが、ストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒、紫外線なども活性酸素が増える原因です。活性酸素を増やす因子は身の回りにたくさん存在しています。この活性酸素によって酸化を抑えることを抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。

 

一般的に活性酸素は体内の酵素によって分解されていきますが、分解できる量が決まっており大抵は分解できずに体に残ってしまいます。抗酸化物質を積極的に摂取することで、活性酸素を分解する酵素の働きをサポートしてくれ酸化を抑えることができるのです

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マコモダケの食べ方

マコモダケはクセがほとんどなく柔らかいタケノコのような歯触りが特徴です。口に入れるとほのかな甘みを感じることができて、スイートコーンのような味をもっています。加熱しすぎると柔らかくなりすぎて歯ごたえがなくなってしまうので注意しましょう。

マコモダケを食べる時は葉の部分をはがして、その中にある膨らんだ白い部分を食べます。ピーラーなどで軽く表面を剥くだけでよいでしょう。

素焼きがベスト!

マコモダケは素焼きが一番おいしいといわれています!素焼きにすることでマコモダケのもつ甘味と食感をダイレクトに感じることができるのでとっても美味しいんですよ!さっと素焼きにして塩や醤油、お好きなお味噌などをつけて食べれば酒のつまみにも最適です。

炒め物もGOOD

中国料理なのではマコモダケを良く使いますが、その際に炒め物にマコモダケを入れることが多いです。適度に火が通ったマコモダケは筍のようなふわっとしたコリコリ感が特徴で、しっかり存在感を感じることができます。細かく切って餃子やハンバーグなどのひき肉料理に混ぜても食感が活きてとても美味しいのです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?マコモダケはあまりスーパーなどに並ぶことはありませんが、実は身近にある植物だということがわかりましたね!もし食べる機会がありましたら是非マコモダケ料理にチャレンジしてみてください!たけのこの煮物やスイートコーンが好きな人はマコモダケの美味しさにハマってしまうかもしれませんよ!

この記事をまとめると

  • マコモダケは東アジアでよく食べられている食材
  • クセのない味わいでどんな料理にも合わせることが出来る
  • 日本では近くの河川などに雑草として生えていることが多い
  • 収穫時期がとても短いのでスーパーなどに販売されていることは稀
  • 素焼きにしたり炒めものに入れるのがおすすめ!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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