ダイエット効果が期待できると言われる「舞茸」。食べて痩せられると聞くと、ついつい安易に手を出してしまいがちですが、半端な知識のままでは、かえって体に害を及ぼしてしまうことを知っていますか?
そこで今回は、
- 舞茸で下痢・腹痛に…
- 舞茸を食べ過ぎるとどうなる?
- 舞茸の正しい食べ方
こちらについて紹介していきます。
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目次
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舞茸で下痢・腹痛に…
食事の中心を舞茸にする「舞茸ダイエット」は一時ブームとなりメディアでも取り上げられていました。ですが、そんな舞茸には実は下痢や腹痛の症状を引き起こす可能性があるんです。まずはその原因から解説していきます。
原因
舞茸を食べて下痢や腹痛になるのは、舞茸に含まれる食物繊維が原因です。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、舞茸にはどちらも豊富に含まれているという特徴があります。
食物繊維を過剰摂取することは、腸に刺激を与え過ぎてしまうことになり、胃腸障害の症状を引き起こします。
対処法
舞茸に含まれる2つの食物繊維は、過剰摂取しなければ問題はありません。 食物繊維は適量であれば害はなく、便秘の人などにはむしろ嬉しい効果があるのが特徴です。また、生の舞茸には有毒成分が含まれています。加熱せずに食べることは食中毒にも繋がりますので、必ず火を通して食べるようにしましょう。
不溶性食物繊維:腸を刺激し排便を促したり便の量を増やすなどの効果を持つ
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舞茸を食べ過ぎるとどうなる?
「ダイエット効果があるから」「体に良いから」と言って、舞茸を必要以上に摂取してしまうのはとても危険です。次は、舞茸の食べ過ぎによって起こる症状をさらに詳しく紹介していきます。
腎臓疾患
舞茸にはシアンという有害成分が含まれています。
もしきちんと加熱が甘かったり食べ過ぎてしまったら、このシアンによって中毒症状が起こり、吐き気をもよおします。
特に腎臓機能が低下していたり元々腎臓に障害を持っている人は、腎臓疾患を引き起こす可能性が考えられますので、注意が必要です。
口の中がイガイガする
さらに舞茸にはプロテアーゼという酵素が含まれています。
プロテアーゼには、体内のたんぱく質を分解する働きがあり、食べ過ぎや生焼けによって口内の粘膜を荒らしてしまいます。
それにより、口の中や喉がイガイガするという症状を引き起こします。
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舞茸の正しい食べ方
食べ過ぎはいくつかの危険性がある舞茸ですが、適量であれば嬉しい効果がたくさんあります。最後に適量や加熱の方法など、舞茸を安全に食べるための正しい食べ方について紹介していきます。
一日の適量は?
既述のように舞茸を食べる時は、腎臓機能の状態や体質に注意する必要があり人によって適量は前後します。
その上で、一日の適量は30~50g程度が目安だと覚えておきましょう。
舞茸は100gのパックで売られていることが多いので、半分だと少なく感じてしまうかもしれませんが、栄養を摂るには十分な量です。
適量を守って食べることによって、舞茸には次のような効果が期待できますよ。
- 中性脂肪を減らす
- 脂肪の吸収を抑制
- 血圧・血糖降下作用
- 脂肪や悪玉コレステロールを分解
- 整腸効果
- 糖質や脂質をエネルギーに変える
- 免疫力を上げる
- 高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防
加熱調理する
既述のように、舞茸を生や生焼けで食べるのは危険です。 加熱調理することで、有害成分も分解されますので、必ず中まできちんと火を通すようにしてください。
舞茸の加熱時間の目安
- 熱湯で茹でるなら:1〜2分
- 電子レンジなら:600Wで2分半以上
舞茸は電子レンジ加熱もOKですが、加熱ムラができる可能性があります。舞茸のサイズが大きい場合や、心配な人には熱湯での加熱をおすすめします。
また加熱のしすぎは、かえって舞茸の食感や栄養成分を減らすことになりますので、強火で素早く火を通すのがおすすめです。
生焼けの見分け方
舞茸にきちんと火が通っているかは、舞茸のカサの部分でで判断することができます。
しっかりと火が通った舞茸はかさの裏部分に水分がつきます。心配な人は必ず確認するようにしましょう。
食べ合わせに気を付ける
例え舞茸の適量を守ったとしても、栄養成分は他の食事でも必ず摂取しています。
舞茸には豊富な食物繊維が含まれていますので、同じく食物繊維が豊富な食材と合わせて食べ過ぎるのは避けるようにしましょう。
その一方で、舞茸には含まれる成分は、カルシウムやビタミンCを含む食品と食べ合わせることで、骨や歯を丈夫にする効果や美肌効果が期待できます。
まとめ
「舞茸で下痢・腹痛になる?食べ過ぎたら腎臓に悪いって本当?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 舞茸で下痢・腹痛になるのは食物繊維が原因
- 舞茸の食べ過ぎは腎臓にも悪い
- 舞茸は食べすぎや生焼けに注意すれば大丈夫
- 舞茸は一日の30〜50g程度にしておく
- 舞茸をしっかり加熱するなら熱湯で1分
私たちの体は、食事をすることで栄養を補うことがとても大切です。ですが、食べ過ぎはかえって悪影響を及ぼすのはどんな食材も同じです。せっかく栄養豊富な舞茸を食べるなら、適量や調理方法を守るようにしてくださいね。
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