体長が50cm以上にも及ぶロブスターは、食べ応え十分な海の幸です。スーパーなどであまり見かけることが無い分、ロブスターに対しての知識が余りない人も多いのではないでしょうか?
- ロブスターは生でも食べられるの?
- ロブスターが刺身で食べられない理由
- ロブスターの旬について知る
- ロブスターの調理方法
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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ロブスターは生食可能?
基本的に加熱
大きなハサミを持つことで知られるロブスターは、別名オマール海老の名称で呼ばれることもあります。
ロブスターを食べる際は、普通のエビと同様の調理方法を用いられる場合が多いです。
具体的な調理方法は以下の4つです。
ボイルする
ロブスターは大きさによって一度に茹でることの出来る数が変化します。そのため、自分で好みの大きさを選んで購入出来るお店を見つけると良いでしょう。
大きな鍋にたっぷりのお湯にロブスターを投入し12分〜15分ボイルすれば出来上がりです。茹ですぎるとロブスターの身がパサパサになってしまうため注意しましょう。
蒸す
ボイルするよりも味わいが増す食べ方として知られるのがロブスターを蒸して食べる方法です。鍋にロブスターを入れたら蓋をして約15分間蒸し上げることで、ボイルするより深い味わいが得られます。
グリルする
レストランなどで提供されるロブスターメニューの代表格であるグリル。ロブスターの殻を縦半分に割ったら、バターやマヨネーズソースをたっぷり塗ってからグリルで加熱するだけで食欲をそそる仕上がりになります。
直火焼き
フライパンでしっかり焦げ目がつくまでロブスターの半身を加熱する調理方法です。あらかじめフライパンにバターやガーリックなどを溶かしておくとロブスターに味が染み込みやすくなりますよ。
お店によっては生食もある
ロブスターは基本的に加熱調理後に提供されるケースがほとんどですが、東京都内などの数少ないレストランではロブスターの活け造りを堪能することができます。
ロブスターは特に鮮度の落ちやすい食材であるため、料理を提供するお店側としては取り扱いに細心の注意を払う必要があります。
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ロブスターが刺身で食べられない理由
寄生虫のリスク
ロブスターが原則として刺身として食べることが無い理由の一つが、寄生虫のリスクがあげられます。ロブスターは淡水で生きる生物ですが、淡水には顎口虫(がっこうちゅう)や横川吸虫(よこがわきゅうちゅう)といった寄生虫が棲息しています。
ロブスターを刺身で食べることは生きたままの寄生虫が人間の体に入るリスクに繋がり、場合によっては眼や脳といった重要な器官へ侵入することも。
もしも寄生虫による症状が発生した場合は、病院にて摘出してもらう必要があります。
生で食べる習慣が無い
もともと海外では、ロブスターに限らず生き物を生きた状態で調理する習慣はありません。また、スイスでは動物保護の観点から生きたままの海老をそのまま茹でることを非人道的行為として法律で禁止されているなどの文化的な考えの違いも挙げられます。
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ロブスターの旬の時期
年に二回旬の時期がある
アメリカで漁獲されるロブスターは、毎年2回旬の季節があるのが特徴です。具体的には、4月〜6月、12月〜1月がそれぞれ脂の乗ったロブスターが食べられる季節として知られています。
地域ごとで旬の時期が違う
またロブスターは漁獲される地域によっても旬の時期が異なるという特徴を持っています。
上記に記載したアメリカの他、ヨーロッパで漁獲されるロブスターは6月が特に旬の時期であると言われています。
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ロブスターの調理方法
ロブスターを美味しく食べるには、事前の下処理が欠かせません。ここでは調理器具別のロブスターのさばき方を解説します。
ロブスターの下処理
キッチンバサミを使用したロブスターのさばき方
- 手で腕の部分を胴体から外す
- 胴としっぽをひねりながら外す
- 腹の真ん中からハサミを縦に入れる
- 背中の部分にもハサミを縦に入れ、しっぽの先までカットする
- 胴と頭にも真ん中にハサミを縦に入れてカットする
- 胴を裏返して深くハサミを入れ、背中側もカットする
- はさみの部分はキッチンバサミの柄を使用して潰し割る
包丁を使用したロブスターのさばき方
- ロブスターを頭からしっぽの先までピンと伸ばす
- 背中からしっぽにかけて縦にまっすぐ包丁を入れて、尾までカットする
- まな板ごとロブスターを180℃回転させる
- 頭までカットすることでハーフカットが出来上がります
- はさみの部分はひねるように腕を胴体から取り外す
- はさみの幅が広い部分に包丁を入れて真ん中まで割ることで食べやすくなります
ガーリックバター焼き
うまく下処理を終えてハーフカット状態になったロブスターに薄力粉を振ったら、熱したフライパンにバターを溶かしロブスターを投入しましょう。
ロブスターに焼き目が付いたらニンニクの他、お好きな調味料を振りかけてオーブントースターで約5分間加熱します。
にんにくの匂いが香ばしい、ガーリックバター焼きはパーティー料理にも最適な一品です。
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まとめ
この記事をまとめると
- ロブスターは基本的には「蒸す」「焼く」などの加熱料理が基本となる食材
- ロブスターを生で食べない理由は、淡水魚であるロブスターには寄生虫のリスクがあるため
- ロブスターの旬は、地域によって様々だがアメリカでは4月~6月、12月~1月が特に脂がのって美味しい季節である
- ロブスターは包丁やキッチンバサミを使用することで簡単に下処理が行える
いかがだったでしょうか。
見た目も豪華なロブスターは、パーティー料理に特に最適な食材です。
値段も伊勢海老と比較するとわずか1/3程度に抑えられるため、プリプリとした海老を満喫したいときには、是非一度試してみてくださいね。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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