サラダとして生のままおいしく食べられるレタス。そのレタスの花言葉について、昔SNSで少しだけ盛り上がった話題がありました。ゴボウの花言葉は「私をいじめないで」。ピーマンの花言葉は「海の恵み」。ハイビスカスは「微妙な美しさ」・・・というように、面白い花言葉を紹介している中で、レタスの花言葉は「牛乳」と書かれていました。これは一体どういうことなのでしょうか。本当にレタスの花言葉は牛乳なのか・・・?そこで今回は、レタスの花から花ことばの真相までをまとめてみました。
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目次
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レタスの花ってどんなの?
レタスは基本的に2・3月に種まき、4月に植え付け、5・6月に収穫の流れと、8月に種まき、9月に植え付け、11・12月に収穫の流れがあります。春に蒔いた方のレタスは高温になると花芽ができ、日が長く当たるととう立ちします。とう立ちとは、植物が花を咲かせるために花芽のついた茎をのばした状態のこと、もしくは開花のことを指します。
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タンポポのような花が咲く
レタスの花はタンポポのような花です。黄色くて細い花弁が集まっていて、中心部は少しだけ色が濃くなっています。茎にはポコポコとした丸みがついています。
タンポポと同じキク科のため花の形が似ている
花を見ると、レタスがタンポポと同じキク科に分類されている理由が分かります。ちなみによく間違えられるキャベツはアブラナ科アブラナ属に分類されていて、花は菜の花にそっくりです。野菜の形はよく似ていますが、花を見るとまったくの別物だと分かりますね。
レタスの花言葉は牛乳?
では、レタスの花言葉が牛乳だと言うのは本当なのでしょうか?・・・結論、レタスの花言葉は牛乳ではありません。そもそも花言葉というのは、中東のほうの風習として「花や石に意味が付いている」というものがあり、それがイギリスやフランスで広まっていったものです。フランスのラトゥール夫人という方が花言葉をまとめた本を出版し日本にも広まったと考えられていて、現在の「花言葉」はそれがもとになっているのですが、その本にはレタスの花言葉は冷たい、と書かれているのです。
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「牛乳」ととらえているのは日本だけ
ではなぜレタスの花言葉が牛乳だと伝わったのでしょうか。実はこれはレタスの語源と深く関わりがあるのです。
レタスは切ると白い液体が出てくることから、牛乳を表すLacというラテン語から「レタス」という名前が付けられています。ちなみに和名「ちしゃ」も、「乳草」→「ちちくさ」→「ちさ(ちしゃ)」から来たと言われています。つまり、語源と花言葉が混同してしまった可能性があると言うことです。
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レタスの花の花言葉は?
ラトゥール夫人の本によると、レタスの本当の花言葉は「冷たい」ですが、これをきちんと日本語に適応させると、「冷たい人」「冷酷」という花言葉になります。
花言葉:「冷たい人」「冷酷」
レタスの花言葉がこのような言葉なのには意味があります。繰り返しになりますが、レタスの語源にもあるように、レタスからは白い牛乳のような液体が出ます。そこから発展して、「母乳ではなく牛乳(動物の乳)で赤ちゃんを育てるのは冷たい人」となり、「冷たい人」「冷酷」が花言葉となっているようです。
まとめ
今回はレタスの花から花ことばについてまとめてみました。昔つけられたものなので仕方のないことですが、牛乳→母乳じゃない→赤ちゃんにそんなものあげるなんて!→冷たい人だ!となるのもひどい話ですよね。もっと、レタスは水分が多い→ひんやり→冷たい!くらいのテンションのものが理由ならよかったですね。(笑) 花言葉には面白いものがたくさんあるので、由来から調べてみるのも楽しいかもしれません。
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