レモングラスは、ハーブティーとして飲むことが多いハーブですが、妊娠中でも飲むことはできるのでしょうか?ハーブの中には妊婦さんが控えた方が良いものがあるので、うっかり飲んでしまった時は心配になりますよね。そこで今回は、
- レモングラスのハーブティーは妊婦さんOK?
- アレルギー症状 /
- 妊娠中に食べられるハーブとは?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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レモングラスってどんなハーブ?
英名 | Lemongrass |
別名・和名 | 檸檬草、檸檬茅 |
レモングラスはインドが原産で、イネ科だけあって稲のような葉をしています。レモングラスは数千年前から食用や薬用として用いられていたとされ、日本では1914年に温室栽培していたことが確認されています。
レモングラスの効果として特徴的なのは殺菌・抗菌効果です。風邪予防になったり腹痛予防・下痢にも効果的なハーブです。レモングラス香りは虫が嫌うので、虫除けとしても活用できます。
レモングラスの使い方
レモングラスティー
レモングラスティーは爽やかな香りと味わいが特徴のハーブティーです。ノンカフェインですっきりした味わいなので、つわり中にもオススメですが、レモングラスの摂り過ぎはあまり良くないので1日の目安量を超えないようにしましょう。寝る前に飲むと、リラックス効果が期待できますよ◎
飲み過ぎはよくないので、1日1杯に抑えるようにしましょう
トムヤムクン
トムヤムクンは海老で出汁をとったタイ料理です。ピリ辛味が美味しいスープですが、現地ではこれにレモングラスを入れる習慣があります。トムヤムクンは作るのが難しそう!と思うかもしれませんが、調味料と海老さえあれば簡単に本格的な味を作ることができますよ♩妊娠中の辛いものの食べ過ぎはNGですが、適度であればOKです◎
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レモングラスのハーブティーは妊娠中でも飲める?
レモングラスは色々な栄養素が含まれているハーブですが、実は『妊娠中にはあまり食べない方が良い』とされています。その理由は、レモングラスには“子宮収縮作用”があるためです。
レモングラスは料理のトッピングやハーブティーとして用いられることがほとんどなので、一度にたくさん食べるものではありません。体に影響が出るほど食べてしまうことはないかと思いますが、流産率の高い妊娠初期は特に控えた方が良いでしょう。
アレルギー成分も
レモングラスによるアレルギー症状は、飲む・食べる以外の使い方で発症します。アレルギーが出る可能性のある使い方と、その症状について見ていきましょう。
- アロマディフューザー
- アロマオイル
アレルギーになりやすいのは、アロマオイや精油としてレモングラスを使う場合です。症状には、咳やくしゃみ・鼻炎・痒みなどがあります。下記記事で詳しく紹介していますので、あわせてチェックしてみましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
レモングラスに含まれる主な6つの栄養素
レモングラスは「アジアの薬草」とも呼ばれ、インドや中国では薬としてかつてから利用されてきました。お湯を注いでハーブティーとして飲んだり、精油にしてアロマのように取り入れたりと活用の幅は広いのです。
そんなレモングラスには、このような栄養成分が含まれています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- 亜鉛:亜鉛は、酵素の材料だけではなく、タンパク質や核酸の代謝に大きく関わるミネラルです。細胞分裂に関わるため舌や髪の毛の維持に多く使われます。皮膚や粘膜の維持にも欠かせないため、不足しがちなミネラルの一つです。
- 銅:銅はヘモグロビンを合成する時に不可欠なミネラルです。抗酸化作用も強く、体内の老化の抑制の働きもあります。体内酵素の働きを維持し、骨の形成にも関わるミネラルです。体の代謝や血液生成に関わるため、体の不調解消効果が高いのが特徴です。
- マンガン:マンガンは、食事によって取り込んだ食べ物の炭水化物、脂質、タンパク質の代謝を助ける必須ミネラルです。加え
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
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妊娠中に食べられる・飲めるおすすめハーブ
レモングラスは妊娠中に控えた方が良いハーブですが、実は妊婦さんが食べない方が良いハーブは他にも多数存在しています。では、どのハーブなら安心して食べられるのでしょうか?妊娠中でも食べられるハーブには、下記のようなものがあります。
- ハイビスカス…ビタミンCたっぷりで鉄分の吸収率を高める
- エルダーフラワー…抗ウイルス効果・ストレス緩和効果がある
- ダンデライオン…むくみ解消効果
- ルイボス…抗酸化作用が強くアンチエイジング効果がある
- ローズヒップ…ビタミンCが豊富で美肌効果がある
妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ
妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。
妊娠中に積極的に摂りたい食材
妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!
- 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
- 鶏肉 …たんぱく質
- 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
- 青魚 …DHA・EPA
- 鮭 …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
- ぶり …鉄
- かつお…鉄
- 白身魚…たんぱく質
- 貝類 …鉄+亜鉛
- 桜エビ…カルシウム
- 卵 …たんぱく質
- ブロッコリー…葉酸+カリウム
- 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
- ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
- 納豆 …葉酸+ビタミンE
- 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
- いちご …葉酸
- アボカド …ビタミンE+カリウム
- トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
- グリーンアスパラガス …葉酸
- 枝豆 …葉酸
- そら豆 …葉酸
- トマト …カリウム
- もずく …ミネラル+食物繊維
- きのこ …食物繊維+ビタミンD
- 切り干し大根 …食物繊維
- もち麦 …食物繊維
妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!
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妊娠中に少量に控えたい食材
妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。
食中毒や感染症のリスクのあるもの
- お刺身
- 生卵
- ローストビーフ
- 生ハム
- ナチュラルチーズ
- 肉・魚のパテ
メチル水銀を含むもの
- 金目鯛:1回80gを週に1度まで
- メカジキ :1回80gを週に1度まで
- メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
- 本マグロ:1回80gを週に1度まで
- エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
- くじら:1回80gを週に1度まで
- きだい:1回80gを週に2度まで
- インドマグロ:1回80gを週に2度まで
- マカジキ:1回80gを週に2度まで
- くろむつ:1回80gを週に2度まで
ヨウ素・ヒ素を含む食べ物
- 昆布 :1日1回少量
- ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで
カフェインを含む飲み物
カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。
- コーヒー …約60mg
- 紅茶 …約30mg
- 緑茶 …約20mg
- ほうじ茶 …約20mg
- ウーロン茶 …約20mg
- ココア …約10mg
糖分を多く含むお菓子やジュース
糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。
ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)
“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。
- レバー
- うなぎ
- あなご
塩分を多く含む食べ物
妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。
妊娠中に食べてはいけない食べもの
- 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
- アルコール
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まとめ
この記事をまとめると
- レモングラスには色々な栄養が含まれているさっぱりとしたハーブ
- 妊娠初期にレモングラスを食べるのは控えた方が良いとされる!
- その理由は、子宮収縮作用があるため
レモングラスには子宮収縮作用があるため妊娠初期には控えた方が良いとされています。少量であればすぐに影響が出る可能性は少ないですが、妊娠中に食べられるハーブは他にもあるので別のもので代用しましょう。
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