鮮やかな紫色の花が美しく、リラックス効果のある香りを持つラベンダー。比較的育てやすいハーブと言われていますが、育てているうちに茶色く枯れてしまうことも少なくありません。茶色く変色してしまう原因は何でしょうか?この記事では、
目次
|
|
ラベンダーが茶色くなる原因
ラベンダーの原産地は地中海沿岸と言われています。原種はおよそ30種類、さらに数え切れないほどの変種や亜種などが存在します。ラベンダーは日当たりと水はけの良い場所を好み、高温多湿に弱いため、梅雨の時期や夏場は育てる場所に注意しなければなりません。ここでは、ラベンダーが茶色くなる原因について紹介していきます。
葉が蒸れてしまった
ラベンダーは乾燥気味の環境を好みます。そのため、土の表面が乾いたり、葉に元気がなくなってきた時に水やりを行います。鉢植えの場合、鉢穴から水が流れるくらいたっぷりと水を与えますが、葉にかからないよう注意が必要です。葉にかかると乾きにくく、蒸れて茶色くなる原因になります。また、剪定して風通しをよくしておくと葉が蒸れず、ラベンダーの負担が軽減されます。
水切れが原因の場合も
ラベンダーを植え付けて根が張るまでは水切れしないように注意しなければなりません。開花期間も同様です。乾燥気味を好むラベンダーですが、水切れすると葉が茶色くなる可能性があります。鉢で育てている場合、土の表面が白っぽく乾いていたり、葉が垂れ下がってしまっている時に水やりをします。花が咲いている間は普段より多めの水を必要とするので注意しましょう。水は鉢底から流れ出るくらいたっぷりと与えてOK。鉢受け皿に水が溜まったら根腐れの原因になってしまうので、必ず捨てるようにしましょう。地植えの場合も鉢植えと同様です。ラベンダーは乾燥気味の環境を好むので水やりはほとんど必要ありません。ただし、晴天や乾燥した日が2週間以上続いて土が白っぽくなっていたら水を与えるようにしましょう。
スポンサードリンク
ラベンダーを枯らさない方法
ラベンダーが枯れてしまう原因は様々ですが、まずは生育環境を整えることが重要です。急激な温度変化や日照、乾燥、水やりの仕方も生育に関係します。ここでは、ラベンダーが枯らさない方法について紹介いたします。
根腐れを防ぐ
ラベンダーは生長期に茎が混み合わないよう、剪定する必要があります。剪定することで根腐れを防ぐことができます。また、蒸れにも弱いので適度に剪定し、風通しを良くすることも忘れないようにしましょう。
日照不足・葉焼けを無くす
ラベンダーは日当たりの良い場所を好むので、日照不足になると花付きが悪くなってしまいます。反対に、直射日光に当たりすぎて葉焼けを起こしてしまう場合もあります。どのような生育環境が適しているのかをしっかり把握して、最適な日照環境で育てていきましょう。
スポンサードリンク
ラベンダーが枯れるNG行動2選
ラベンダーの花をたくさん咲かせたい、元気に育てたいという思いから肥料や水を与えすぎていませんか?与えすぎは植物の生育に逆効果となる場合もあります。ここでは、ラベンダーが枯れてしまう行動について紹介していきます。
肥料のやりすぎ
ラベンダーに肥料を与えすぎると肥料焼けを起こして枯れてしまうことがあります。葉が茶色く変色して行くのが肥料焼けの特徴です。また、肥料の濃度が濃すぎても水の吸収がうまくできなくなり枯れる原因になります。ラベンダーはあまり肥料を必要としません。肥料を与える場合は春と秋の2回程度に抑えるようにしましょう。
水のやりすぎ
水は1日1回同じ分量で、というわけではありません。気温や天候、湿度に合わせて1日に数回水やりをすることもあれば、1週間以上間隔を空ける必要がある場合もあります。水の与えすぎは枯らす原因となるので、土がしっかり乾いているのをチェックしてからたっぷりと与えるようにすると良いでしょう。
スポンサードリンク
ラベンダーのおすすめ品種2選
ラベンダーには数多くの種があります。そのうち、園芸で親しまれているおすすめ2種のラベンダーを紹介します。
マンステッド
マンステッドは高い人気のある品種で、とても濃い青紫色の花と樹形が特徴的です。花の香も良いことから、料理用のラベンダーとしても用いられます。
スイート・ロマンス
基本的に春化が必要なく、一般的な種よりも早くから開花し始める品種です。春化とは、植物が一定期間冬の低温状況を経験した上で花芽のの形成が始まる現象のこと。小ぶりで濃い花色が魅力的な品種です。
スポンサードリンク
まとめ
ラベンダーが茶色くなる原因や枯らさない方法について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- ラベンダーが茶色くなる原因は葉が蒸れたり、水切れ
- ラベンダーを枯らさないためには、剪定して根腐れを防いだり、日照不足や葉焼けをなくすようにする
- ラベンダーに肥料や水を与えすぎると枯れる原因になる
- ラベンダーのおすすめ品種はマンステッドとスイート・ロマンス
ラベンダーの色や香りは心や体に癒しを与えてくれます。生育環境や水やりを上手に行えば見事な花を咲かせてくれますよ。育てやすい品種もあるので、ラベンダーの栽培を始めてみてはいかがでしょうか。
スポンサードリンク