キャベツの黒い斑点の正体は?食べても大丈夫?鮮度が落ちている証拠って本当?

腐ったキャベツを食べるどんな症状が出る?見分け方や保存方法は?皆さんはキャベツを調理するときに、キャベツの「黒い斑点」が気になったことはありませんか?買ってきたばかりのキャベツにもよく見られるものですが、黒い斑点が一体何者なのか知っている人は少ないはず!そこで今回はキャベツの黒い斑点の正体について紹介していきます!

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キャベツはどんな食材?

キャベツを冷凍して変色しても食べられる?冷凍やけを防ぐ正しい保存方法とは?キャベツはアブラナ科アブラナ属の多年草で淡色野菜です。西ヨーロッパの海岸の崖の上が原産といわれています。日本では明治4年の北海道開拓使が栽培を始めました。現在は世界各地で栽培されています。キャベツは結球する品種とそうでない品種の約60種を超える品種があります。出荷時期により冬キャベツ(球が締まった平たい形)、夏秋キャベツ(高原キャベツ)、春キャベツ(新キャベツ)に分類され、一年中消費可能な食材です。

キャベツ1枚(95g)のカロリーと糖質は?

  • カロリー:19kcal
  • 糖質:2.9g
ちなみにキャベツ100g当たりだとカロリーは23kcalとなります。

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キャベツ1枚(95g)の栄養成分

栄養キャベツ1枚(95g)の栄養成分を以下の表にてまとめました。是非、チェックしてみてくださいね。

塩分 0g
たんぱく質 1.0g
脂質 0.2g
炭水化物 4.2g
食物繊維 1.4g
カリウム 160
カルシウム 34
マグネシウム 11
0.2
ビタミンA 3
ビタミンE 0.1
ビタミンK 62
ビタミンB2 0.02
葉酸 62
ビタミンC 33

キャベツは食物繊維がとても豊富な食品です。そのほかにもカリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルもバランスよく含まれているとても栄養価に優れた野菜ですね!

ミネラルとは?
ミネラルとは、生体を構成する主要4元素である酸素・炭素・水素・窒素以外の総称で「無機質」とも呼ばれます。私たちの体を構成する元素は、およそ95%を主要4元素が占めており、ミネラルは残りの5%ほどです。しかしこのわずかなミネラルは、骨や筋肉の元となったり、体の調子を整えたりといった重要な役割を果たしています。ミネラルは体内で作ることができないため食事などから摂取する必要があるとされており、糖質・脂質・たんぱく質・ビタミンと並んで五大栄養素の一つにも数えられています。ミネラルは不足すると欠乏症などの問題が生じますが、一方で過剰に摂取することによっても問題が起こると言われています。「必須ミネラル」:ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素※引用:トリムミズラボ

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キャベツの黒い斑点の正体は?

カビではないのでご安心を!

食材についている黒い点と言うと「黒カビ」を想像する方が多いのではないでしょうか?実は黒カビは食材であまり繁殖することはありません。キャベツの黒い斑点に関しても、基本的には黒カビではありませんのでご安心ください。

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ポリフェノールの酸化

引用:生活の知恵袋 ヨセミテ

キャベツの芯や切り口に現れる黒い斑点は「ポリフェノール」が原因と考えられます。この黒い点を「ごま症」といい、ポリフェノールの酸化によって黒くなると言われています。

ポリフェノールとは
ポリフェノールは、ほとんどの植物に存在する苦味や色素の成分で、自然界に5,000種類以上あると言われています。ポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があり、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立ちます。ポリフェノールの種類はアントシアニン、カテキン、カカオポリフェノール、ルチン、フェルラ酸、コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)、クルクミン、ショウガオールなどがあります。なぜ植物にポリフェノールがあるのかというと植物にとってのストレス対抗手段として、ポリフェノールがあるのです。紫外線、低栄養、塩、乾燥、これらすべてが植物のストレスになります。こうしたストレスに対抗するために、植物は大切なエネルギーを使って、ポリフェノールなどの物質をつくっているのです。引用:ネスレHP,健康長寿ネット

内部黒変症状

引用:キラっと ~すべての輝く女性を応援するメディア~

その他にもキャベツの葉をめくった時に中に黒い斑点ができている場合があります。 これは「内部黒変症状」と呼ばれます。

冬季に成長し、春先に収穫されるキャベツに起こりやすいとされており、温度の低下でキャベツ内部に入り込んだ水滴が凍ることで起こる冷凍焼けのような状態です。

キャベツの黒い点は食べてもOK?

食べてもOK!

good

上記の二つの原因によりキャベツは黒くなってしまいますが、キャベツの黒くなったところは問題なく食べることができます

黒い点々がない部分に比べると味は少しだけ落ちてしまうようですが、そもそも内部黒変症状の場合は購入するときに発見することは難しいので気にしなくても良いでしょう。

買った時に黒い点々がなくても自宅で保存する中でポリフェノールが酸化して黒くなる場合がありますので、気になる方は黒い部分だけ切り抜いて使っても良いと思います。

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こうなっていたらやめよう

ダメ

腐ったキャベツは以下のように変化します。

  • 茶色くなるor黒くなる
  • 芯が黒ずむ
  • 溶けて汁が出る
  • 異臭を放つ
  • ぬるぬるする

腐ったキャベツは葉が溶けます。その影響で全体的に柔らかくなりぬるぬるとした触感になるのですぐに分かります。このような状態に変化したキャベツは食べると健康を害する恐れがありますので、食べるのは諦めて廃棄しましょう。

とくに小さな子供や高齢の方、妊娠中のお母さんが腐ったものを食べてしまうと食中毒の症状がひどくなってしまうおそれもあります。免疫力が下がっている時期にはかならず料理に使う食品の鮮度をチェックして使うようにしましょう。

あまりにも症状が重い場合は医療機関に相談するのも手です。不安な時は主治医に電話してどのように対応をすればよいか相談しましょう。

 

キャベツが黒くならない保存方法とは?

では最後にキャベツの正しい保存方法を紹介します!

基本は冷蔵庫保存

冷蔵庫

キャベツは常温保存だと3〜4日しか持ちません。基本的には冷蔵庫の野菜室で保管するのが良いでしょう。野菜室だと2週間程度保存することができます!

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芯をくり抜いておく

引用:やまでら くみこ のレシピ

冷蔵庫でキャベツを保存する場合は芯をくり抜いて濡らしたティッシュペーパーやペーパータオルなどを詰めて新聞で巻く方法がおすすめです。

詳しくはこちらの記事で解説しているのでご覧ください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?キャベツの黒い点々の正体を知ることで、より安心して食べることができるようになりますね!

この記事をまとめると

  • キャベツの黒い点々は黒カビではなくポリフェノールの酸化冷凍焼けが原因!
  • キャベツの黒い点々は食べることが可能!
  • 明らかに腐ってるキャベツは食べない方が良い!

今回のように食材についての知識を幅広く紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、興味のある方は是非ご覧ください。

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