キャベツは千切りにしてサラダにしてもよし!角切りにして野菜炒めにしてもよし!と、万能な野菜の1つですよね。しかし、キャベツ一玉丸ごとは大きすぎて食べれない…。そう思う方も多いのではないでしょうか。
その結果、古いキャベツが冷蔵庫から出てくる…。なんてこともありますよね。
しかし、古いキャベツでも案外食べれないことはないから、食べちゃう方も少なくないかと思います。でも、古いキャベツを食べると腹痛を引き起こしてしまう可能性があるんですよ。そこで、今回の記事では「古いキャベツの腹痛の原因」について解説をします。
- 古いキャベツで腹痛が起きる原因
- キャベツを安全に食べる方法
- 腐ったキャベツの見分け方
- キャベツを日持ちさせる方法
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目次
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古いキャベツで腹痛が起きる原因
早速ですが、古いキャベツで腹痛が起きる原因について解説をします。この原因は大きく分けて2つあり「不溶性食物繊維が原因」「腐った部分が当たる」です。
不溶性食物繊維が原因
まず1つ目の原因は、キャベツに含まれている「不溶性食物繊維」によるものです。「不溶性食物繊維…?なんだそれ…?」という方に向けて簡単に不溶性食物繊維について解説をします。
まず、食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2つの種類があり、それぞれ体内での働きが異なります。
・不溶性食物繊維…保水性が高く、胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸の蠕動運動を活発にし、便通の改善に効果がある。
・水溶性食物繊維…粘着性が強く、胃腸内をゆっくりと移動するので、お腹がすきにくく、食べ過ぎを防ぐ。糖の吸収を抑えることで、急激な血糖値の上昇を防ぐ働きもする。
不溶性食物繊維は適量であれば、腸を刺激して便通改善に効果があります。しかし、 過剰に摂取してしまうと、ガスが溜まるので下痢や腹痛の原因に繋がります。
腐った部分が当たる
2つ目の原因は「キャベツの腐った部分が当たる」ということです。古いキャベツは、ところどころ色が変色していたり、腐っていたりします。そのため、気づかないうちに腐った部分を食べていた。ということもあり得ます。
もし、古いキャベツを食べる際は、必ず見た目を確認するようにしましょう。
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キャベツを安全に食べる方法
それでは続いて、キャベツを安全に食べる方法をご紹介します。ここでご紹介する内容は、今日から実践できる方法なので、ぜひ実践してみて下さい!
水にさらす
キャベツを使って料理をされる際は、必ず水にさらすようにしましょう。これは、加熱して調理するさいも、同様に水に一度さらした方がいいです。なぜなら、目には見えなくても細菌や土などの汚れがついている可能性があるからです。
また、キャベツの中心に近い芯からも細菌が検出される場合もあります。なので、キャベツを使った料理を作る際は、必ず水に一度さらすようにしましょう。
古いものは必ず加熱
「古いキャベツは生で食べれる?」このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。結論から申し上げると、古いキャベツを生で食べるのは避けておいたほうがいいです。古いキャベツは細菌が繁殖している可能性が高いく、食中毒を引き起こしてしまう可能性があります。
もし、古いキャベツを食べる際は、生食は避けて加熱処理して食べると安心ですよ。
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腐ったキャベツの見分け方
腐ったキャベツはどのような状態になるのか?について、腐ったキャベツの見た目の状態の変化をご紹介します。
葉が茶色くなる
キャベツが腐ると周りの葉から茶色に変色していきます。そして徐々に中心の芯の部分も変色して、最終的にはドロドロになってしまいます。
また、葉だけが変色している場合は、中心の芯に近い部分は食べれないことはないです。しかし、上記でもお伝えしたように「必ず火を通す」ようにしましょう。
黒ずんで汁が出る
キャベツの腐敗が進むと、黒ずんだ汁が出てきます。この状態になると完全に腐っています。食べるのは避けて、新聞紙などに包んで速やかに廃棄するようにしましょう。
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キャベツを日持ちさせる方法
「キャベツを日持ちさせるコツが知りたい!」そんな方にむけて、キャベツを日持ちさせる方法をご紹介します。
キャベツの芯を抜く
キャベツを一玉丸ごと買ってきた際は、キャベツの芯を抜いておくと日持ちしますよ。
実はキャベツは、収穫後も生きていて、芯の部分から栄養をもらって成長し続けます。キャベツは成長する時に葉の栄養が芯に吸い取られてしまい、鮮度が落ちやすくなるのです。なので、キャベツを丸ごと購入した際はまず、芯を抜いて野菜室に保存するようにしましょう。
具体的な保存方法についてご紹介します。
①芯を包丁でくり抜く
②芯をくり抜いた部分に濡らしたキッチンペーパーを詰める
③キャベツを新聞紙で包み、ポリ袋にいれて野菜室で保存
塩もみで水気を抜く
「一玉丸ごと保存できるスペースがない」そんな方は、キャベツをカットして塩もみして保存するのがオススメです。
具体的な保存方法についてご紹介します。
①キャベツを細かくカットして水にさらす
②水にさらしたキャベツを塩もみする
③密封のできる容器やジップロックに入れて野菜室で保存
塩もみして保存しておくことで、サラダや和え物にすぐに使うことができますよ!
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まとめ
今回の記事は「古いキャベツは腹痛の原因なのか?」について解説をしました。
最後にもう一度、本記事の要点を振り返っておきましょう。
この記事をまとめると
- 古いキャベツを食べると、腹痛を引き起こす可能性がある
- 古いキャベツを食べる際は、必ず火を通すようにしましょう
- キャベツの芯をくり抜いて保存すると日持ちする
いかがでしたでしょうか?古いキャベツを食べると、腹痛や下痢を引き起こしてしまう可能性があります。十分に気をつけましょう。