忙しい毎日であっても、少しは健康に良い食生活を過ごしたいと考える方は多いです。そこで近年需要が高まっているジャンルが「カット野菜」です。食材を洗う手間・切る手間がないため、簡単に野菜を食べることができます。
今回は、カット野菜の中でも人気の高い「千切りキャベツ」の栄養素について解説していきます。市販の千切りキャベツはとても薄くスライスされているため、包丁で切る千切りキャベツよりも食べやすいです。
しかし一方で、千切りキャベツは「栄養が少ない」、「体に悪い」という情報もあります。実際はどうなのでしょうか。そこで今回は、
- 千切りキャベツの栄養は?
- コンビニのキャベツは体に悪い?
- 千切りキャベツの活用方法
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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千切りキャベツの栄養は?
市販の千切りキャベツの栄養素はどうなのでしょうか。どれくらいメリットのある栄養素を摂取できるのか、健康効果はどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。
栄養価
千切りキャベツの具体的な栄養価は、100ℊあたりのカロリーが25kcal程度、炭水化物の量は100ℊあたりで5ℊ程度です。
具体的に含まれている栄養素は、ビタミンはビタミンkや葉酸、ビタミンCが多く含まれており、ミネラルは鉄や亜鉛、カリウムやカルシウムなどが含まれています。食物繊維もしっかりと含まれているため、食べるメリットは数々あります。
健康効果は?
千切りキャベツを食べることで得られる健康効果はたくさんあります。例えばカルシウムを例に挙げると、体の骨や歯を作る働きがあったり、骨粗しょう症のリスクを下げるといった効果が期待できます。
他にも、ビタミンCによるシミ・シワ予防による美容効果が得られる、疲労回復効果、腸内環境の改善など、千切りキャベツを食べることにより様々な健康効果を得ることができます。
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コンビニのキャベツは体に悪い?
コンビニやスーパーなどの千切りキャベツは体に悪い、という情報もありますが実際はどうなのでしょうか。製造過程による問題や、栄養損失などに焦点を当ててみていきましょう。
薬品の危険性は?
市販のカット野菜の多くは、工場でカットされた後に洗浄されて袋に入れられます。この「洗浄」の工程で薬品を使用していることから、消費者から不安の声が寄せられたということのようです。
収穫された生の野菜には様々な雑菌が付着していますから、安心して食べるためにはこの雑菌を殺す必要があります。そこで使用される薬品が「次亜塩素酸ナトリウム」です。プールの塩素や、漂白剤などでよく耳にする薬品ですね。
この次亜塩素酸ナトリウム、原液のままだととても危険な薬品という扱いなのですが、実は希釈して使用すると安全な食品添加物という扱いになります。
これは、次亜塩素酸ナトリウムがたんぱく質と反応すると食塩になる性質があることや、体内への残留性が低いからです。正しい濃度で使用することにより、人体への影響はないとされています。
生野菜と比べて栄養価は?
カット野菜は工場で洗浄されるため、栄養価が少ないから食べるメリットがないのでは?という意見もあります。確かに工場では野菜を洗浄しますが、ご家庭で作った際も水に浸したり、良く洗ったりするかと思います。
買った野菜を一つも洗わないで調理する方は中々少ないですよね。実際は工場で洗浄しても家庭で洗浄しても、それほど栄養素損失に変わりはないのです。
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千切りキャベツの活用方法
千切りキャベツはお皿に盛り付けてドレッシングをかけるだけで簡単に食べることができますが、少し手間をかければ主菜の材料にもなるのでおススメです。具体的なレシピについて紹介していきます。
とん平焼き
千切りキャベツが大活躍するメニューと言えば「とん平焼き」です。大阪発祥のB級グルメとして人気が高く、今や全国の鉄板焼き店で食べることができるほどです。
キャベツを切る手間がないため、豚肉とキャベツをサッと炒め、塩コショウを少々振って下味をつけ、卵で包むだけです。とても簡単に作れますから、ぜひ試してみてくださいね。
ポトフ
千切りキャベツは洋風の煮物やスープにも簡単にアレンジ可能です。少し時間がある方は、にんじんやジャガイモ、ウィンナーなどを入れて煮込む「ポトフ」などにアレンジしてみてはいかがでしょうか。
寒い時期や体が弱っている時に温かいスープを飲むと、ホッとリラックスできます。作り方もとても簡単ですから、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
今回は、千切りキャベツの安全性や栄養素について解説していきました。
この記事をまとめると
- 千切りキャベツにはビタミンやミネラルなどの栄養素がしっかりと含まれている。
- 洗浄する際は薬品を使用しているものの、国から許可された安全性の高い薬品のため心配はいらない。
- 栄養損失も家庭で作るものとそれほど変わらないため気にするほどではない。
いかがでしたか?カット野菜などは割高だと思うとどうしても購入し辛いものですよね。しかし忙しい毎日を送っていて食事に時間をかけられないという方は、健康のためにもこういった商品を利用してみても良いのではないでしょうか。
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